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保護者会の役員はやるべきか? 24-10-12 #391

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

こんにちは、三原です。

今日は「保護者会の役員はやるべきか?」というテーマで、もう少し詳しくお話ししたいと思います。

これは最近YouTubeのコメント欄でいただいた質問への回答になります。高校生の娘を持つ保護者の方からの質問で、部活動の保護者会で役員を引き受けるべきかどうか悩んでいるとのことでした。

役員を引き受けることのメリット

まず、役員を引き受けることのメリットについて考えてみましょう。

  1. 子供の成長を間近で見られる

役員として関わることで、普段よりも多くの機会に子供の活動を見ることができます。試合では応援席の最前列で観戦できるかもしれませんし、練習の様子を見る機会も増えるでしょう。

これは単なる spectator(観客)としてではなく、チームの一員として子供の成長を見守れるということです。その感動は何物にも代えがたいものがあります。

  1. 子供との会話が増える

部活動に関わることで、自然と子供との会話の機会が増えます。「今日の練習はどうだった?」「次の試合はいつ?」といった会話から、徐々に深い話にもつながっていくかもしれません。

思春期の子供とのコミュニケーションに悩む親も多いですが、共通の話題があることで会話のきっかけが作りやすくなります。

  1. 保護者同士のつながりが広がる

同じ年頃の子供を持つ親同士で交流できるのは、とても貴重な機会です。子育ての悩みを共有したり、進路の情報交換をしたりと、得られるものは多いはずです。

中には生涯の友人ができることだってあるかもしれません。社会人になってからは新しい友人を作る機会が減りますから、こういった出会いは大切にしたいものです。

  1. 学校や先生との関係が深まる

役員として活動することで、必然的に学校や先生方との接点が増えます。子供の様子をより詳しく知ることができますし、何か問題が起きた時にもスムーズに対応できるようになるでしょう。

デメリットとその対処法

もちろん、デメリットもあります。主なものとしては以下が挙げられるでしょう。

  1. 時間的な負担

仕事や家事との両立が難しくなる可能性があります。これに関しては、無理のない範囲で引き受けることが大切です。また、家族の協力を得ることも重要です。

  1. 子供が嫌がる可能性

思春期の子供の中には、親が学校に来ることを嫌がる子もいます。これに関しては、事前に子供の気持ちを確認し、理解を得ることが大切です。

  1. 他の保護者との人間関係

価値観の違いなどから、他の保護者との関係に悩むこともあるかもしれません。しかし、これも貴重な社会経験だと考えれば、プラスに捉えることができるはずです。

特別扱いへの期待は禁物

ここで強調しておきたいのが、役員を引き受けたからといって、その子供が特別扱いされることはほとんどないということです。

少なくとも私の20年以上の指導経験の中では、役員の子供だからといって試合に長く出したり、スタメンにしたりということは一度もありません。

むしろ、そういった特別扱いへの期待を持つことは、子供のためにもなりませんし、チームの雰囲気を悪くする可能性もあります。

子供の自主性を尊重する

部活動の主役はあくまでも子供たちです。親が前面に出すぎると、子供の自主性や主体性が損なわれてしまう可能性があります。

役員として関わる際も、「子供がやる」「親は応援」という基本スタンスは崩さないことが大切です。

親自身が楽しむ気持ちを忘れずに

最後に、親自身が楽しむ気持ちを忘れないでほしいと思います。

部活動は子供だけのものではありません。親子でこの貴重な時間を楽しむことで、かけがえのない思い出になるはずです。

「子供のため」という義務感だけでなく、自分自身の人生を豊かにする機会だと捉えてみてはどうでしょうか。

まとめ

以上、保護者会の役員を引き受けることについて考えてみました。

メリット・デメリットはありますが、個人的には無理のない範囲で積極的に引き受けてみることをおすすめします。

ただし、以下の点には注意が必要です:

  1. 子供の気持ちを尊重する
  2. 特別扱いを期待しない
  3. 自分自身も楽しむ
  4. 他の保護者との協調性を保つ
  5. 仕事や家庭とのバランスを取る

これらに気をつけながら、自分なりの関わり方を見つけていくことが大切です。

子供の高校生活はあっという間です。この貴重な時期に、親子でかけがえのない経験をしてほしいと思います。

最後に、こういった悩みを持つ保護者の方は多いと思います。周りの人と話し合ったり、経験者の意見を聞いたりしながら、自分に合った方法を見つけていってください。

そして何より、子供たちの成長を楽しんでください。きっとそれが、子供たちの大きな励みになるはずです。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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