こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください
スポーツの魅力、種目別に考えてみた
こんにちは、三原です。
今日はちょっと変わった切り口で、各スポーツの良いところについてまとめてみようと思います。
バスケットボールの指導者の方が多く読んでくださっていると思いますが、他の競技をされている方もいらっしゃると思うので、思いつくままにいろんなスポーツについて語ってみたいと思います。
私なりの視点で、各スポーツの魅力を探っていきましょう。
サッカー:誰でもできる難しさ
まず最初はサッカーです。
サッカーの魅力って何でしょうか。
私が考えるのは、「誰でもできる」というところと、「ルールが非常に難しい」というところの2点です。
誰でもできるというのは、特別な用具が必要ないということ。
ボール1個あれば、サッカーゴールがなくても、「ここからここまでがゴールね」と線を引けば、どこかの広場ですぐにできます。
バスケットボールだとリングが必要だし、野球だとバットやグローブなど色々必要になります。
でも、サッカーはボール1個でできる。
これが世界中に普及している最大の理由だと思います。
一方で、ルールが非常に難しい。
これが面白いんです。
だって、手を使っちゃいけないんですよ。
人間の作業のほとんどは手でやるはずなのに、その手を使っちゃいけない。
足だけでボールを転がしてください、って。
この難しさが魅力なんです。
ラグビー:完全分業と全員主役
次はラグビーです。
ラグビーは「紳士のスポーツ」と言われますよね。
ノーサイド、試合が終わったら敵味方関係なしみんな友達、フェアプレイの精神。
これらはよく言われることですが、私なりにもう1つ付け加えるとすれば、「完全分業性」と「全員主役」というところがすごく魅力だと思います。
バスケットボールと比べると、バスケはポジションがあってないようなものというところがありますよね。
全員が同じような動きをする。
でも、ラグビーの場合は完全に分かれています。
スクラムを組む人、ボールを飛ばす人、ボールを持って走る人。
はっきり分かれているんです。
そんな中で、お互いがお互いの仕事を信頼して、みんなで繋いだ結果、トライにつなげる。
この分業性と、お互いの尊重のバランスが素晴らしいんです。
これがラグビーの精神、相手を尊重し、仲間を讃えるというところにつながっているんじゃないでしょうか。
ここでちょっと面白い話があります。
バスケットボールやサッカーでは得点王っていますよね。
でも、ラグビーでは「トライ王」っていないんです。
昔聞いた話ですが、ラグビーではトライ王という概念がないそうなんです。
なぜかというと、得点を取った人が偉いとか、チームに貢献したという考え方ではなくて、全員が繋いで、たまたま最後にボールを地面につけた人がそういう役割だっただけで、別にその人の力ではないから、トライ王は必要ないという考え方があるそうなんです。
これを聞いたとき、なるほど、そういう価値観のスポーツなんだなと思って、改めてラグビーの魅力を感じました。
野球:人が得点になる唯一のスポーツ
さて、次は野球です。
野球は他のスポーツと明らかに違うところが1点あります。
それは「人が得点になる」というところです。
バスケットボールだったらボールがリングを通過したら得点です。
サッカーもボールがゴールを超えたら得点。
ラグビーもそうですね。
ほとんどの競技は、ボールがどこかの場所についたとか、どこかの場所を通過したら得点なんです。
でも、野球は違う。
人がホームベースを踏んだら得点なんです。
人なんですよ。
だから、人を返していく。
1塁、2塁と、その選手を人を返していくという気持ち。
それから人を繋いでいく。
「人」というキーワードが、ものすごく野球の場合はあるんです。
バレーボール:絶対に1人ではできない
バレーボール、私は体育の教員なので授業でよく行う競技なんですが、バスケットボールにはない素敵なルールがあるんです。
それは、1人の人がずっとボールを持ってちゃいけないというルールです。
普通、3回でボールを相手コートに返しますよね。
最初サーブカットして、2段目でボールを上げて、3打目で打つ。
この3回を同じ人が連続で触っちゃいけないんです。
つまり、ルール上、ワンマンチームというのが成り立たないような設計になっているんです。
ここがバレーボールの素晴らしいところ。
絶対に全員でやらなきゃいけない。
そしてもう1つ、バレーボールの素晴らしいところがあります。
それは「チャレンジ精神」です。
バレーボールは、ボールが床についたら相手の得点になります。
だから、とにかく見送ってボールが落ちちゃうよりは、まずは手を出していく。
とにかくボールに触りに行く。
これがすごく大事なんです。
時折、明らかに間に合わないボールにもスライディングしていくのを見ますよね。
あの精神が素晴らしいんです。
とにかく見送るぐらいだったら手を出そう。
チャレンジしよう。
これが仲間をどんどん元気づけるんです。
結果的に相手に得点が入ったかもしれないけど、手を出しに行くその姿勢はいいよね、って。
そんな持っていき方がしやすいんです。
バスケットボール:人を助ける習慣が身につく
最後に、私の専門であるバスケットボールです。
バスケットボールの魅力は、やっぱり1番は「人を助ける」というところにあるのかなと思います。
ポジションがあるようでない、コート内の人数が少ないということを考えると、人のために動く、人の危ないところを助けるということがすごく大事になってくるんです。
カバーディフェンスだとか、オフェンスで言うとスクリーンだとか。
こういう人のために動くというところがすごく大事なんです。
人のために動く、その気づき、感性。
そういったものが大事だし、日頃のコミュニケーション、そういったことが大事なんです。
人のために助ける、人を助けるために動くというところが、実は社会に出てすごく生きやすいんです。
日頃から、そういう習慣を身につけて、コートの中でそういう習慣化がされた人間は、社会で役立つんです。
バスケットボールは、一瞬の状況判断がそのまま現れる習慣のスポーツと言われています。
そういった心の、危ないところを助ける、困っている人を助けるという習慣が身につきやすい。
それが実社会で生きやすい。
そんなスポーツなのかなという風に思います。
いかがでしたでしょうか。
あなたが思うスポーツ、特にバスケットボールの魅力、そんなのがあったら是非教えてください。
スポーツには、それぞれに素晴らしい魅力があります。
でも、共通しているのは「人」というキーワードではないでしょうか。
人と人とのつながり、協力、信頼。
これらはどのスポーツにも共通する魅力だと思います。
そして、それは実社会でも大切なこと。
だからこそ、スポーツは素晴らしいんです。
今日はちょっと変わった切り口でしたが、少しでも面白かったなと思ってもらえたら嬉しいです。
それでは、また明日の放送でお会いしましょう。
ありがとうございました。
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