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最重要なポストディフェンス「インサイドヘルプ」

最重要なポストディフェンス「インサイドヘルプ」

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

今日のテーマはディフェンスの要「ポスト潰し」=インサイドヘルプについて。

U12女子チームを指導されている方からご質問をいただきました。

「うちはサイズが小さめで、大きい子にポストで得点されてしまう。どう対応したらいいでしょうか?」

多くのチームが同じ悩みを持っていますよね。今日はここを徹底的に整理します。


インサイドをやられる=ディフェンス崩壊

まず大前提。
ペイントでやられる=ディフェンスの崩壊と考えてください。

インサイドで簡単に点を取られている状況は、外のシュート以上に致命的。
だからこそ「ここは絶対に守るんだ」という意識を、選手にしっかり植えつける必要があります。

つまり、ポストを潰すことは最重要課題です。


基本の形:フルフロントで守る

ビッグマンにボールを入れさせないこと。
そのためにまずやるのがフルフロントです。

  • ディフェンスはオフェンスのつもりで前に立つ

  • ハンズアップでボールをもらう体勢を取る

  • 相手の腰にかぶさるイメージでポジションを取る

こうすると裏パスのリスクが出ますが、そこをチームで助け合うんです。

  • ボールマンには強烈なプレッシャー

  • 裏のディフェンスは**ミロルライン(ゴールとゴールを結ぶ真ん中の線)**まで寄る

  • トップの選手も高さを下げて常にボールをにらむ

この協力関係があるから、フルフロントが成立します。

合言葉を作ってもいいですね。
「フロント!フロント!」と声を掛け合えば、ボールマンのプレッシャーも自然に強まります。


ボールが入ってしまったら?

完璧でも、時には入ってしまう。
その時に大事なのは即座に寄ることです。

  • ボールサイドのディフェンスは一歩下がって「触れる距離」まで寄る

  • 体の向きは外側を意識しつつ、ボールとマークマン両方を視野に入れる

  • パスが返ったらクローズアウトで対応

つまり、外より中を優先するという考え方です。

ヘルプサイドはすでに寄っているので、簡単には攻め込まれません。


カットやスクリーンへの対応

オフェンスは守りづらくするためにカッティングやスクリーンを使います。
ここでディフェンスが広がってしまうと、またインサイドでやられる。

だから基本のポジションを崩さず、スイッチで対応するのがおすすめです。

  • 1番がカットしたら2番が捕まえる

  • 逆も同じ

  • 3と4も入れ替われば素直にスイッチ

ポジションを優先することが、インサイドを守る最短ルートです。


まとめ:「1つのボールを5人で守る」

U12女子でそのまま実行するのは難しいかもしれません。
でも大切なのは「やり方」よりも「あり方」。

  • 1つのボールを5人で守る

  • インサイドをやられるのは崩壊だという意識

この考え方さえチームで共有できれば、確実にディフェンスは変わります。

ぜひ練習に取り入れてみてください。

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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