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日本代表の試合から学ぶ、あなたのチームに生かせる視点

日本代表の試合から学ぶ、あなたのチームに生かせる視点

こんにちは、三原です。いつも読んでいただき、ありがとうございます。

今日は、有明で行われた日本代表の強化試合を観戦して感じたことをシェアします。コーチとしてあなたがチームを指導するときに、きっとヒントになるはずです。ラジオ感覚で、最後までお付き合いください。


日本代表の結果を振り返る

女子代表はデンマークと2試合戦い、1戦目は65対65の同点、2戦目は89対55の快勝でした。一方、男子代表はオランダに70対78で敗れました。

この数字だけでも、勝敗の理由がなんとなく見えてきます。それは「シュートの確率」です。

女子の1戦目は3ポイント成功率26%で引き分け、2戦目は45%と爆発して快勝。男子は28%で、30%を下回り敗戦しました。

あなたのチームでも、小学生でも中学生でも、「決めるべきシュートが決まらなければ勝てない」というのは、どのレベルでも変わらない真理です。


安定して勝つなら、3ポイント頼みは難しい

ここで、私のコーチとしての実感もお伝えします。それは「3ポイントに頼るチームは安定して勝てない」ということです。

よく「ゴール下で2点を60%決めるのと、外から3ポイントを40%決めるのと、どちらが再現性が高いですか?」という話をします。私は迷わず、ゴール下で2点を積み重ねる方がいいと思っています。

特に、平均的な体格や技術のチームの場合、毎試合3ポイントを40%決め続けるのは現実的ではありません。むしろ、ゴール下での確率の高いシュートにこだわる方が、勝てる可能性がぐっと高まります。

もちろん「うちは背が低いから」とおっしゃる方も多いのですが、実際は相手との身長差なんて、数センチ程度のことが多いんですよね。そこは工夫次第でカバーできるはずです。

だからこそ、あなたのチームでも「3ポイントは控えめに、ゴール下にボールを運ぶ工夫」をしてみてください。これが、安定して勝つための第一歩です。


ディフェンスに力を入れる

そしてもう1つ大切な視点。それは「負けないためのディフェンスに力を入れる」ということです。

試合後のメディアはどうしても「3ポイントが不発だった」「後半に失速した」といったオフェンスの結果ばかりに注目します。でも、コーチの立場から見れば、ディフェンスがどれだけ機能していたか、が勝敗に大きく影響します。

失点を減らせば減らすほど、勝つ確率は上がる。これは当たり前のことですが、つい見落とされがちです。

あなたのチームでも、まずは「どう攻めるか」以上に「どう守って負けないか」を考えてみてください。失点を減らせるだけで、チームは必ず強くなります。


日本代表がやっているバスケットが悪い、という話ではありません。代表は、世界で戦うために「高さの不利をスピードや3ポイントでカバーする」戦術を選んでいます。それはそれで正しい選択です。

でも、あなたが指導しているのは日本代表ではなく、ジュニアや学生のチームです。限られた練習時間と選手の技術を考えたとき、同じやり方をそのまま真似しても、勝てないことが多いのです。

だからこそ、あなたのチームの現実に合ったスタイルを選びましょう。ゴール下での高確率シュートを積み重ねる堅実なオフェンスと、失点を減らすディフェンス。この2つの視点は、どのレベルのチームにも必要だと思います。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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