戦術は相手に合わせてつくるもの
こんにちは、三原です。今日はゾーンディフェンスについてのお話しです。
ゾーンディフェンスにはいくつかの型がありますが、結論から言えば「コーチの数だけゾーンディフェンスがある」と言えます。つまり、答えは一つではなく、チームの特徴や相手の強み・弱みによって最適解が変わってくるということです。
たとえば「2-3ゾーン」と「3-2ゾーン」。これらは対照的な特徴を持っています。
-
2-3ゾーン:インサイドに強く、ウイングに弱い
-
3-2ゾーン:ウイングに強く、インサイドに弱い
この特徴を理解するだけでも、「どのゾーンを選ぶべきか」は相手のオフェンスに応じて決めるべきだとわかるはずです。
「ウイングにパスが出たら、逆になる」
これはゾーンディフェンスの一つの原則です。2-3ゾーンでウイングにボールが出たら、3-2のような配置になり、3-2ゾーンでも同様にウイングにパスが出たら2-3のように形が変わる。つまり、プレー中にゾーンが動的に変化していくんですね。
この変化を理解していないと、いくら最初のフォーメーションが完璧でも守りきれません。ですから、図で確認しながら、誰がボールマンにつくのか、誰がカバーに入るのかという動きの整理が必要です。
守り方に正解はない
あるシチュエーションで「この選手がボールに出るべきか?」と迷ったとき、実はどれも正解です。例えば、ハイポストにパスが入った時にどう守るか。これは、
-
ガードがプレッシャーをかける
-
下の選手が上がる
-
誰も行かずに打たせる
この3つすべてに意味があります。相手のシュート力、自チームの脚力、リバウンド力など、総合的に考えて「うちのチームならこう守る」という方針を持つことが大事です。
戦術は“つくるもの”
ゾーンディフェンスは教科書通りにやるものではありません。相手がシュートのうまいチームなのか、ドライブが得意なチームなのか。それによって配置も、動きも、意識も変わります。
そして何よりも「コーチ自身がつくるもの」です。自分の哲学や経験をもとに、「うちのチームならこう戦う」という戦術を自分で考える。これは指導者として非常に面白く、やりがいのあるところでもあります。
あなたのチームの強みと、相手の弱み。それをしっかり見極めて、オリジナルの戦術をつくっていきましょう。
最後にお知らせ
ありがとうございました。
バスケの大学では、指導者の悩み解決になるお話を無料メルマガで発信しています。
最初の1通目でプレゼント動画もありますので、ぜひこれを機にメルマガの登録をよろしくお願いします。
YouTube「バスケの大学」では、ラジオだけでは伝わらない図などを使った戦術解説をしています。
週に1~2本の放送をアップしているので、ぜひこちらもチェックしてください。
最後に、バスケの大学「研究室」では現在進行形で手掛けている最新のチーム作りについて、ほぼ毎日三原が記事を投稿しています。
- ここでしか書けない話を共有したり
- メンバーさん全員の質問に真剣に答えたり
- 月に1回のオンライン勉強をやったり
しています。もし興味のある方は案内ページを一度のぞいてみてください。

最後までブログをお読みくださり、感謝しています。
ありがとうございます。
三原学でした。それでは、また。
追記
アマゾンの電子書籍(kindle)で本をたくさん出しています。
ちなみに、アマゾンアンリミテッドの方はすべて無料で読めます。
あと、アマゾンといえば、耳で聞くオーディブルもおすすめです。
無料キャンペーン中にダウンロードした本は、ずっと聞き続けられるので、お試しすることをおすすめします
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。
そんなあなたはぜひ「バスケの大学メルマガ」をのぞいてみてください。
同じように指導に悩み、解決してきたわたしが、チームづくりのノウハウをお伝えします。
最初の1通目で「練習メニューの作り方」という特典動画もプレゼントしてます。