YouTube原稿

【指導者必見】コート図をうまく書き、わかりやすい説明をするコツ【バスケの大学・三原学】

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事は動画の原稿です。

※動画はこちら

 

【指導者必見】コート図をうまく書き、わかりやすい説明をするコツ

こんにちは、三原です。
いつもありがとうございます。

今回のテーマは 「コート図の書き方」 についてです。
バスケットボールのプレイを図で説明するコツを紹介します。

特にこの内容は、

  • 指導者になったばかりの方
  • 競技経験がなく、これからバスケットを学びたい方

こういった方々に向けたものです。

コート図を書くメリット

まず、コート図を書くことで得られる 2つのメリット についてお話しします。

① 分かりやすい説明ができる

子どもたちに 口頭だけ で説明するのと、 図を描いて説明する のでは、分かりやすさが全く違います。

例えば、体育館にホワイトボードがあるとします。
次のプレイを説明するとき、 図があるとビジュアルで伝わりやすい ですね。

また、試合中はデモンストレーションができません。
試合中のタイムアウトで、作戦ボードを使って図を描くことは 必須のスキル です。

だからこそ、 「素早く」「的確に」コート図を書く力 が大事になります。

② 頭の整理ができる

意外に思うかもしれませんが、コート図を書くことで 自分自身の頭の中が整理できます。

例えば、「このプレイがうまくいかないのは、どこが問題なのか?」を考えるとき、図に書くと 自分が理解できていない部分が浮き彫り になります。

「ディフェンスがここにいたら、このプレイは使えないな…」
「じゃあ、そのときのオプションは?」

こんなふうに考えることができるわけですね。

わたしも A4の紙を毎日持ち歩き、気になったプレイを手書きでまとめる 習慣を続けています。

この 「書く習慣」 を持つことで、プレイの理解が深まり、より良い指導ができるようになります。

コート図の基本の書き方

では、具体的に 「どうやってコート図を描けばいいのか?」 を説明していきます。

① コートの基本を描く

まず、 エンドラインを引く ことから始めましょう。
次に、 制限区域(ペイントエリア) を描きます。

この エンドライン+制限区域だけ でも、図としては十分です。
あまり細かく描きすぎると、時間がかかってしまうので注意しましょう。

② オフェンスとボールマンの表現

  • オフェンスの選手数字(1,2,3,4,5) で表す
  • ボールを持っている選手丸で囲む

③ ディフェンスの表現

  • ディフェンスの選手「×1」「×2」 などで表す
  • ただし、基本的には ディフェンスは省略する方がわかりやすい

例えば、バックドアのプレイを説明する際には、 あえてディフェンスを描く ことで、動きが伝わりやすくなります。

④ パス・ドリブル・カットの描き方

  • パス点線(……) で表す
  • ドリブル波線(~~) で表す
  • カット(ボールを持たない選手の動き)実線(——) で表す

⑤ スクリーンの描き方

  • スクリーンをかける選手T字マーク(⊤) で表す

こうすることで、視覚的に プレイの流れ が分かりやすくなります。

図をシンプルに描くコツ

  • 「1プレイ=1コマ」 に分けて描く
  • アクションごとに区切る ことで、選手も理解しやすい

例えば、 「UCLAカット→ピック&ロール」 のような流れのプレイを説明する場合、1つのコート図に 全部詰め込まない ことが大事です。

  • UCLAカットの場面1コマ目 に描く
  • ピック&ロールの場面2コマ目 に描く

こうすると、プレイの流れが整理され、 「この次は何をすればいいのか?」 が分かりやすくなります。

図を描くときのちょっとした注意点

① 図の向きを統一する

コートの向きは 「エンドラインを上にする」 のが世界基準です。
日本では 「エンドラインを下にする」 書き方もありますが、できれば 世界基準に合わせる ことをオススメします。

② 練習後に振り返る習慣をつける

指導者は、 プレイを見て「これは良いな」と思ったら、すぐに図に残す習慣をつける ことが大切です。

これを続けることで、プレイの引き出しが増え、説明がスムーズになります。

まとめ

今日は 「コート図の書き方」 について解説しました。

  • コート図を書くと、分かりやすい説明ができる!
  • 自分の頭の整理にもなる!
  • 「パス・ドリブル・カット・スクリーン」の表現方法を統一する!
  • 「1プレイ=1コマ」にして整理する!
  • 世界基準の図の向きを意識する!

こういったことを意識して、ぜひ コート図を活用した指導 を実践してみてください!

これからも一緒に、より良い指導を目指してがんばりましょう。

まとめのショート動画

 

最後にお知らせ

ありがとうございました。

バスケの大学では、指導者の悩み解決になるお話を無料メルマガで発信しています。

最初の1通目でプレゼント動画もありますので、ぜひこれを機にメルマガの登録をよろしくお願いします。

無料メルマガ講座はこちら

 

YouTube「バスケの大学」では、ラジオだけでは伝わらない図などを使った戦術解説をしています。

週に1~2本の放送をアップしているので、ぜひこちらもチェックしてください。

最後に、バスケの大学「研究室」では現在進行形で手掛けている最新のチーム作りについて、ほぼ毎日三原が記事を投稿しています。

  • ここでしか書けない話を共有したり
  • メンバーさん全員の質問に真剣に答えたり
  • 月に1回のオンライン勉強をやったり

しています。もし興味のある方は案内ページを一度のぞいてみてください。

バスケの大学「研究室」 ご案内 こんにちは、三原です。 いつも「バスケの大学」をありがとうございます。 バスケの大学には「研究室」というコミュニティ...

最後までブログをお読みくださり、感謝しています。

ありがとうございます。

三原学でした。それでは、また。

追記

アマゾンの電子書籍(kindle)で本をたくさん出しています。

わたしの作品一覧はこちらです

ちなみに、アマゾンアンリミテッドの方はすべて無料で読めます。

あと、アマゾンといえば、耳で聞くオーディブルもおすすめです。

無料キャンペーン中にダウンロードした本は、ずっと聞き続けられるので、お試しすることをおすすめします

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
バスケの大学メルマガ

記事を最後までお読みくださり、感謝しています!

このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。

そんなあなたはぜひ「バスケの大学メルマガ」をのぞいてみてください。

同じように指導に悩み、解決してきたわたしが、チームづくりのノウハウをお伝えします。

最初の1通目で「練習メニューの作り方」という特典動画もプレゼントしてます。

無料でメルマガ講座を購読する!

 

チームづくりのコツを無料で学べる!
詳細はコチラ
チームづくりのコツを無料で学べる!
詳細はコチラ