こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事は動画の原稿です。
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【指導者必見】コート図をうまく書き、わかりやすい説明をするコツ
こんにちは、三原です。
いつもありがとうございます。
今回のテーマは 「コート図の書き方」 についてです。
バスケットボールのプレイを図で説明するコツを紹介します。
特にこの内容は、
- 指導者になったばかりの方
- 競技経験がなく、これからバスケットを学びたい方
こういった方々に向けたものです。
コート図を書くメリット
まず、コート図を書くことで得られる 2つのメリット についてお話しします。
① 分かりやすい説明ができる
子どもたちに 口頭だけ で説明するのと、 図を描いて説明する のでは、分かりやすさが全く違います。
例えば、体育館にホワイトボードがあるとします。
次のプレイを説明するとき、 図があるとビジュアルで伝わりやすい ですね。
また、試合中はデモンストレーションができません。
試合中のタイムアウトで、作戦ボードを使って図を描くことは 必須のスキル です。
だからこそ、 「素早く」「的確に」コート図を書く力 が大事になります。
② 頭の整理ができる
意外に思うかもしれませんが、コート図を書くことで 自分自身の頭の中が整理できます。
例えば、「このプレイがうまくいかないのは、どこが問題なのか?」を考えるとき、図に書くと 自分が理解できていない部分が浮き彫り になります。
「ディフェンスがここにいたら、このプレイは使えないな…」
「じゃあ、そのときのオプションは?」
こんなふうに考えることができるわけですね。
わたしも A4の紙を毎日持ち歩き、気になったプレイを手書きでまとめる 習慣を続けています。
この 「書く習慣」 を持つことで、プレイの理解が深まり、より良い指導ができるようになります。
コート図の基本の書き方
では、具体的に 「どうやってコート図を描けばいいのか?」 を説明していきます。
① コートの基本を描く
まず、 エンドラインを引く ことから始めましょう。
次に、 制限区域(ペイントエリア) を描きます。
この エンドライン+制限区域だけ でも、図としては十分です。
あまり細かく描きすぎると、時間がかかってしまうので注意しましょう。
② オフェンスとボールマンの表現
- オフェンスの選手 は 数字(1,2,3,4,5) で表す
- ボールを持っている選手 は 丸で囲む
③ ディフェンスの表現
- ディフェンスの選手 は 「×1」「×2」 などで表す
- ただし、基本的には ディフェンスは省略する方がわかりやすい
例えば、バックドアのプレイを説明する際には、 あえてディフェンスを描く ことで、動きが伝わりやすくなります。
④ パス・ドリブル・カットの描き方
- パス は 点線(……) で表す
- ドリブル は 波線(~~) で表す
- カット(ボールを持たない選手の動き) は 実線(——) で表す
⑤ スクリーンの描き方
- スクリーンをかける選手 は T字マーク(⊤) で表す
こうすることで、視覚的に プレイの流れ が分かりやすくなります。
図をシンプルに描くコツ
- 「1プレイ=1コマ」 に分けて描く
- アクションごとに区切る ことで、選手も理解しやすい
例えば、 「UCLAカット→ピック&ロール」 のような流れのプレイを説明する場合、1つのコート図に 全部詰め込まない ことが大事です。
- UCLAカットの場面 を 1コマ目 に描く
- ピック&ロールの場面 を 2コマ目 に描く
こうすると、プレイの流れが整理され、 「この次は何をすればいいのか?」 が分かりやすくなります。
図を描くときのちょっとした注意点
① 図の向きを統一する
コートの向きは 「エンドラインを上にする」 のが世界基準です。
日本では 「エンドラインを下にする」 書き方もありますが、できれば 世界基準に合わせる ことをオススメします。
② 練習後に振り返る習慣をつける
指導者は、 プレイを見て「これは良いな」と思ったら、すぐに図に残す習慣をつける ことが大切です。
これを続けることで、プレイの引き出しが増え、説明がスムーズになります。
まとめ
今日は 「コート図の書き方」 について解説しました。
- コート図を書くと、分かりやすい説明ができる!
- 自分の頭の整理にもなる!
- 「パス・ドリブル・カット・スクリーン」の表現方法を統一する!
- 「1プレイ=1コマ」にして整理する!
- 世界基準の図の向きを意識する!
こういったことを意識して、ぜひ コート図を活用した指導 を実践してみてください!
これからも一緒に、より良い指導を目指してがんばりましょう。
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