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最悪なチームルールとは?【バスケの大学・三原学】

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

※音声で聞きたい方はこちら

最悪なチームルールとは?【バスケの大学・三原学】

こんにちは、三原です。

今日は「最悪なチームルールとは?」というテーマで話していきます。

結論から言うと、「何も決めないこと」が最悪なルールです。

ルールが曖昧なままだと、指導者も選手も迷い、プレーの質が下がるからです。

では、詳しく見ていきましょう。


ルールがないチームは混乱する

例えば、バスケの試合中に「ドライブに対してどこから合わせに行くか?」という問題が出たとします。

ある選手はトップの位置から合わせようとし、別の選手は45度の位置から合わせようとする。

結果、動きがバラバラになり、ディフェンスにとっては守りやすい状況になってしまう。

どっちの方法が正しいかはチームの戦術によるので、一概に「これが正解」とは言えません。

しかし、チームとしてルールが決まっていないのが最悪の状態です。

なぜなら、選手は判断に迷い、プレーの精度が落ちるからです。


どんなルールでも「徹底」することが大事

「どっちでもいいから、徹底すること」

これは名著『マネジメント』を書いたピーター・ドラッカーも言っていたことです。

どんなに間違ったルールでも、決めないよりはマシ。

なぜなら、決めなければ選手は自由に動いてしまい、組織としての力が発揮できなくなるからです。

例えば、

  • 「ドライブには45度から合わせる」と決めたなら、それを全員が守る。
  • 「オフボールスクリーンの優先度を高める」と決めたなら、それを実行する。

ルールの中身よりも、徹底することが強いチームを作る鍵になります。


遅刻のルールも同じ

バスケのプレーに限らず、生活面でのルールも同じです。

例えば、遅刻について。

  • 「遅刻は絶対に許さない」
  • 「遅刻は多少はOK。来ることが大事」

どっちの方針でも構いません。

でも、「ある時は厳しく、ある時はゆるい」ではダメです。

その場の雰囲気で対応が変わると、選手はストレスを感じ、チームの信頼関係が崩れます。


曖昧なルールがストレスを生む

「自由にやれ」と言われても、選手は何をすればいいかわからないことがあります。

特に初心者や経験の浅い選手は、

  • 「この場面ではどう動けばいいんだろう?」
  • 「ミスしたら怒られるかな?」

と不安になり、自信を持ってプレーできません。

だからこそ、ルールは明確にしておくべきなんです。


ルールは変えてもいい

「最初に決めたルールが絶対」と思う必要はありません。

実際にやってみて、「このルールは合わないな」と思えば、途中で修正すればOKです。

  • 「今まで45度から合わせていたけど、トップの方がいいかも」
  • 「このルール、選手に合ってないから変更しよう」

こんなふうに柔軟に変えていくのは問題ありません。

ただし、変える時は「今日からこのルールにします」と明確に宣言すること。

曖昧なまま、なんとなく変えるのが一番ダメです。


まとめ

最悪なチームルールとは、「何も決めないこと」

ルールの内容よりも、「チームとして統一すること」が大事です。

そして、必要なら修正すればいい。

でも、「何が正解かわからない状態」が選手にとって一番ストレスになります。

あなたのチームはどうでしょうか?

曖昧なルールがあるなら、今日からでも見直してみてください。

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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