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【バスケ戦術】5アウトオフェンス 5つのメリットとデメリット 25-1-7 #467

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

 

5アウトオフェンスのメリットとデメリット


こんにちは、三原です

今日のテーマは「5アウトオフェンス」について。

最近、この戦術がバスケ界で大流行していますね。

でも、なぜこんなに注目されているのでしょうか?

この記事では、5アウトオフェンスのメリットとデメリットをそれぞれ5つずつ、分かりやすく解説していきます。


1. 5アウトオフェンスとは?

5アウトオフェンスとは、全ての選手がスリーポイントラインの外に広がり、スペースを最大限に使った攻撃スタイルのこと。

ポストに選手を置かず、全員がアウトサイドに広がるため、動きの自由度が高いのが特徴です。

最近ではNBAやBリーグだけでなく、小学生のミニバスでも採用されるほど。

時代を象徴する戦術と言えるでしょう。


2. メリット:5つのポイント

(1) スペースを確保

スリーポイントライン外に広がることで、インサイドのスペースが空きます。
ドリブルの切り込みがしやすく、シュートチャンスも増大!

(2) 多様性が高い

パス&カット、ピック&ロール、スクリーンなど、さまざまな戦術を組み合わせやすい。
初心者からプロまで幅広いレベルで使えます。

(3) ミスマッチを活用

相手の守備が背の高い選手に依存している場合、その選手を外に引き出して有利に。
逆に自分たちの強みも活かしやすい。

(4) シュートチャンスが均等

全員がアウトサイドで動くため、誰にでもシュート機会が生まれます。
育成面でも非常に効果的!

(5) 選手の動きを促進

ペイントエリアが空いているため、カッティングやダイブが活発化。
動きの中で攻める楽しさがあります。


3. デメリット:5つの課題

(1) シュート力が必須

アウトサイドシュートが決まらないとディフェンスに下がられ、攻撃が機能しません。
全員がスリーポイントを狙えるチームでなければ成立が難しい。

(2) リバウンドが取りづらい

選手全員が外にいるため、シュート後のリバウンドが不利に。
積極的な練習が必要です。

(3) ディフェンスのプレッシャーに弱い

外回りに依存するため、パスミスやインターセプトが命取りに。
プレッシャーをかけられるとミスが増えがち。

(4) ポストプレイが減る

ゴール下の高さを活かした戦術が使いづらい。
ビッグマンの特性を活かしきれない場合も。

(5) 体力消耗が激しい

全員が動き続ける戦術のため、スタミナの消耗が激しいです。
選手層の厚さが必要かもしれません。


4. 現代バスケにおける5アウトの意義

これまでのバスケットボールは、ゴール下の「高さ」が重視されていました。

しかし、時代とともにスリーポイントシュートの価値が高まり、スペースを活かした戦術が主流に。

5アウトはその最前線にあると言えます。


5. 総評:5アウトオフェンスは進化の象徴

5アウトオフェンスには明確なメリットと課題があります。

ただし、その自由度と戦術の幅広さは現代バスケに欠かせないもの。

初心者には基礎的な動きの練習として、上級者には高度な戦術として活用できる、万能なスタイルです。

ぜひ、あなたのチームでも取り入れてみてはいかがでしょうか?

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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