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【オフェンス技術】4つのアドバンテージを知っていますか? 25-1-6 #466

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

 

【オフェンス技術】4つのアドバンテージを知っていますか?

こんにちは、三原です

今日は、バスケットボールにおける「4つのアドバンテージ」について解説します。

試合で得点を重ねるために、どんな状況で攻め、どんな時に待つべきかを判断する力が重要です。その指針となるのが以下の4つのアドバンテージです。

  1. ディスアドバンテージ(完全に不利な状況)
  2. イーブン(互角の状況)
  3. スモールアドバンテージ(小さな有利)
  4. ビッグアドバンテージ(大きな有利)

これらを理解することで、選手が自主的に判断し、効率的に得点を狙えるようになります。それでは、詳しく見ていきましょう!


1. ディスアドバンテージを理解する

まずは「ディスアドバンテージ」。これは相手が圧倒的に有利な状況です。
例えば、ドリブルが止まってしまい、ディフェンスに密着されている時やダブルチームに捕まった場合などが典型例です。

この状況での鉄則は「攻めないこと」。
無理にシュートを狙うとターンオーバーや失点につながるリスクが高まります。冷静にボールをキープし、安全な味方にパスを出すのが最善策です。


2. イーブンの状況では様子を見る

次は「イーブン」。これはオフェンスとディフェンスが互角の状況を指します。
1対1の状況が典型的で、どちらにも有利・不利がない状態です。

イーブンの場面では、ミスマッチ(体格差やスピード差)がない限り、無理に仕掛けるのは危険です。
判断ミスによるターンオーバーを避けるためにも、チームとして有利な状況を作る準備に時間を使いましょう。


3. スモールアドバンテージを活用する

「スモールアドバンテージ」とは、相手ディフェンスが少し崩れた状態のことです。
例えば、シュートフェイクでディフェンスが浮き上がった瞬間や、短いクローズアウトが生じた場合です。

この状況では、小さなズレを最大限活用して攻めるのがポイント。
シュートフェイクからのドライブや素早い方向転換で、相手のバランスを崩しましょう。細かいズレをついていくことで、得点チャンスを広げることができます。


4. ビッグアドバンテージを狙う

最後に「ビッグアドバンテージ」。これはディフェンスが大きく崩れ、オフェンスが圧倒的に有利な状況です。
ペイントエリアに侵入できたり、ディフェンスのローテーションが追いつかず長いクローズアウトを強いられている時がこれに該当します。

ビッグアドバンテージを作ることがオフェンス戦術の究極の目標です。
スクリーンやパス回しで相手のディフェンスを収縮させ、大きなズレを生み出しましょう。ノーマークの味方にパスをつなぐことで、確実な得点が期待できます。


信号で判断しよう!赤・黄・青の基準

これらのアドバンテージは交通信号に例えると分かりやすいです:

  • 赤信号:ディスアドバンテージ(絶対に攻めない)
  • 黄色信号:イーブン(様子を見る)
  • 青信号:スモール&ビッグアドバンテージ(積極的に攻める)

この「信号の基準」を意識するだけで、選手たちの判断力が向上し、オフェンスがスムーズに展開されます。


おわりに

いかがでしたか?
「4つのアドバンテージ」を理解し、それぞれの状況に応じた判断を磨いていくことで、効率的なオフェンスが可能になります。

ぜひ、今日の内容を練習や試合で実践してみてください!

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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