こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
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声が出せるようになる練習方法とは?
こんにちは、三原です。
質問者さんからのご相談
「U15の指導をしています。声が大切なのは分かっていて、特にディフェンスでは重要だと考えています。でも、生徒たちは全く声を出しません。指導としては、
- 声が必要な理由を説明する
- 声を出すべき時に出していなければ練習を止めて説明する
- 自分自身も大きな声を出して見本を示す
ということを行っています。一時的には声が出ますが、すぐに元に戻ってしまいます。どうすれば習慣化できるでしょうか?」
このようなご相談をいただきました。
今日のテーマは 「声が出せるようになる練習法」 です。
「うちのチーム、全然声が出ないんです……」
こんな悩みを抱えている指導者の方、多いですよね。
実際、わたしも何度も相談を受けています。
声が出るかどうかは、技術じゃありません。
これは 「環境」 と 「習慣」 の問題です。
そこで今日は、 「環境と仕組みを変えて習慣化せよ」 という結論に基づいて、 声が出るチームになるための具体的な方法をお伝えします。
1. なぜ声が出ないのか?
まず、 「なぜ声が出ないのか?」 を考えましょう。
・恥ずかしいから? ・声を出す必要性を感じていないから? ・そもそもチームの雰囲気が静かすぎるから?
実は、ほとんどのケースで 「環境」 に原因があります。
例えば、ライブ会場を思い浮かべてください。
ライブが始まる前、会場には 大きなBGM が流れていますよね? あれは、観客が周りを気にせず 大きな声を出せる環境 を作るためです。
バスケットボールのコートも同じです。 「声を出せ!」と指導しても、 声を出しやすい環境 でなければ習慣にはなりません。
2. 環境を変えよう
では、どうやって環境を変えればいいのか?
① 最初に「声を出していい」雰囲気を作る
練習の最初に「シーン」と静まり返った状態が続くと、声を出しづらくなります。
最初のウォーミングアップで 「鬼ごっこ」 をやってみましょう。
鬼ごっこをやると、自然と 「ワーッ!」 という声が出ます。
これだけで、その後の練習で 「声を出してもいいんだ」 という空気が作れます。
② BGMを流す
ライブ会場と同じように、 BGMを流す ことで、自然と声が出しやすくなります。
「シーン」とした環境だと、声を出すのがためらわれます。 でも、音楽が流れていれば、声を出しても違和感がありません。
BGMをかけるのは、意外と効果がありますよ!
3. 仕組みを変えよう
① 声を出さないとできない練習をする
例えば、 「パスの時にキャッチボイスを必ず出す」 というルールを作る。
・パスをもらう時に「ナイス!」 ・ディフェンスの時に「ヘルプ!」 ・リバウンドの時に「オレ!」
こういう 「声を出さないと練習が成立しない」 仕組みを作ることが大事です。
② 声を出したら褒める
声を出した選手に 「いいね!」 と言う。
声が出ていることを 「当たり前」ではなく「価値あること」 だと認識させましょう。
逆に、 「声を出していないことを指摘する」 だけでは効果がありません。
大事なのは、 「声が出ることのメリットを感じさせる」 ことです。
例えば、 「声を出したことで成功したプレー」 をみんなでフィードバックするのもいいですね。
4. 声が出る習慣を作る
環境と仕組みを変えても、 「一時的に声が出る」 だけでは意味がありません。
「声を出すことが当たり前」 になるように、 習慣化 しましょう。
① 毎回、ウォーミングアップで鬼ごっこをする
鬼ごっこをやることで、 「声を出すモードに入る」 ことができます。
② キャッチボイス、ディフェンスボイスをルール化する
毎回の練習で 「声を出さないとできない」 仕組みを続けることが大事です。
③ 声が出る雰囲気を作る
練習が張り詰めた雰囲気になると、声は出にくくなります。
④ 声が出るチームをモデルにする
強いチームは 必ず 声が出ています。
試合動画を見せるなどして、「声を出すことがどれだけ大切か」を伝えましょう。
5. まとめ
「声を出せ!」ではなく、「声が出る環境と仕組みを作る」
- 環境を変える
→ 練習の最初に 鬼ごっこ をする。BGMを流す。 - 仕組みを変える
→ 「声を出さないとできない練習」 を作る。声を出したら必ず褒める。 - 習慣化する
→ 毎回、鬼ごっこやキャッチボイスを ルールにする。
こうすることで、 「声が出るチーム」 に変わります。
声は技術ではなく 「環境と習慣の問題」 です。
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