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人間性は勝敗に関係あるのか? 25-1-26 #484【バスケの大学ラジオ】

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

※音声で聞きたい方はこちら

人間性は勝敗に関係あるのか?

こんにちは、三原です。

今日のテーマは「人間性と勝敗は関係あるのか?」です。

この話、結構デリケートですよね。

勝利至上主義の中で「人間性って本当に必要なの?」と感じている方も多いのではないでしょうか?

私の答えはこうです。

「接戦では人間性が勝敗を分ける。」

勝つための技術や身体能力が大事なのは間違いありません。

でも、特に接戦では、それだけじゃ足りない場面があるんです。

今日はそんな話を深掘りしていきます!


質問:「学校休んでも全国大会に行ける?」

先日、YouTubeでこんなコメントをいただきました。

「うちの高校では、試合に出る子が部活が休みの日に学校を簡単に休みます。

それで全国大会を目指しています。

これって正しいんでしょうか?」

おそらく保護者の方の声ですよね。

真面目に頑張るお子さんがいる一方で、そうじゃない選手が全国で活躍している現状に違和感を感じたんだと思います。

これに対する私の答えはこうです。

「うまければ全国大会に行けます。人間性は関係ない場合もあります。」

残念ですが、スポーツってそういう現実もあるんですよね。

特にバスケは身体能力と技術が突出していれば、チームを勝たせることができてしまう。

学校を休もうが、態度が悪かろうが、試合で結果さえ出せば許されてしまうことも多いんです。


接戦では人間性が勝負を決める

ただ、すべてがそうではありません。

特に接戦では、人間性が試合を左右する場面が多々あります。

例えば、試合の終盤。

体力も集中力も削られる中で、最後まで粘れる選手がいますよね。

その「粘り強さ」って、どこから来るんでしょう?

答えは簡単。

日々の地道な習慣が、土壇場で力を発揮させるんです。

  • 体育館のゴミを拾う
  • 靴を揃える
  • しっかり挨拶する

これ、一見バスケとは関係ないように見えますが、実は大きな違いを生みます。

ゴール下のリバウンド争いや、苦しい場面での全力疾走。

こういう細かいプレイに強い選手は、日常の「地道な努力」を怠らない選手なんです。


勝利だけを目指す先にあるもの

「でも、勝てればいいじゃん」という意見もわかります。

勝利が全て、という考え方も否定しません。

ただ、その勝利を手にするために「人間性」を犠牲にした場合、その後どうなるでしょう?

競技を引退してユニフォームを脱いだ後、スポーツで磨かれた身体能力はほとんど役に立ちません。

社会で必要なのは、地道な努力を続ける力や、他人との信頼関係を築く能力です。

もし、バスケしか知らないまま大人になったら…。

そこに待つのは挫折や孤独かもしれません。

だからこそ、選手としての成長だけでなく、人間としての成長も大事なんです。


スポーツの本当の価値は「保証のない努力」

ここで少し考えてほしいのが、スポーツの本当の価値です。

私はこう思います。

「保証のない努力」こそスポーツの本当の価値。

努力したからといって、必ず試合に勝てるわけではありません。

頑張ったからといって、結果が出る保証はどこにもない。

でも、それでも努力する。

その過程で得られる「粘り強さ」や「メンタルの強さ」が、本当の宝物だと思うんです。

だからこそ、勝つためだけのスポーツではなく、「努力する過程」を大事にした指導が必要だと考えています。

 


まとめ:人間性は勝利以上の価値がある

今日のテーマ「人間性と勝敗は関係あるのか?」について、私の考えをもう一度整理します。

  1. 圧倒的な実力があれば、人間性は無視されることもある。
  2. でも接戦や人生全体で見たとき、人間性が結果を大きく左右する。
  3. 地道な努力を習慣化することで、試合だけでなく人生も豊かにする。

バスケはあくまで手段です。

選手として成長するのと同時に、人としての成長をサポートする。

そんな指導が、長期的に見て「本当に勝つチーム」を作る鍵だと思います。

今日の参考文献

 

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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