こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください
練習メニューの立て方 – 具体的に考える
こんにちは、三原です。
今日のバスケの大学のテーマは「練習メニューの立て方 具体的に」ということでお話をしていきます。
昨日、メルマガの読者さんから質問をいただきました。中学生の指導をしているのですが、平日1時間しか体育館が使えません。どんな練習をしたらいいですか、というものでした。
コンセプトを固めることから始めよう
この質問だけだと答えられません。なぜなら、どんなチームにしたいのかがはっきり書いてないからです。まずはコンセプトを固めるところから始めてみましょう、という話をしました。
そしたら、その方から丁寧な返信が返ってきて、すごく熱意を感じたので、もう一度答えてあげたいと思いました。
具体的なコンセプト例
返信の内容を簡単に紹介すると、こんな感じでした:
- ディフェンスを頑張ればオフェンスにつながるというコンセプトがある
- ディフェンスを頑張るチームを育てたいという思いが1番にある
- バスケットは攻めも守りもあるスポーツで、どちらもできるからこそ面白い
- 中学校3年間の部活を通して、バスケってしんどいスポーツだけどそれも含めもっとやりたいなと思う子を1人でも多く育てたい
現実を見つめ直す
まず、現実としてどこに負けているかを整理した方がいいと思います。中学校から始めた初心者の子たちが多いチームと、ミニバスやクラブチームで経験豊富なチームが試合したら、正直言って何をやっても勝てないところがあります。
バスケットボールは得点が多いスポーツなので、アップセットが非常に少ないスポーツです。これは認めざるを得ない事実です。
コーチングの価値
じゃあコーチングと選手の能力という風に言うと、選手の能力の方が全然価値が高いということになりますが、そうではありません。自分のチームの選手の能力と相手チームの選手の能力が同じくらいだった場合、優れたコーチングをしている方が絶対勝つんです。
練習メニューの具体例
では、1時間の練習メニューの中で何をやるかというと:
- ディフェンスのフットワーク
- オールコートの1対1でディフェンスが強いということを目指す
- 具体的には、全員8人部員全員が28mのフルコートでマンツーマンディフェンスができること
- ボールマンへのステップスライドの練習
- フルコート1対1のドリブルジグザグ練習
- 2対2、3対3のディフェンス練習
オフェンスに関しては:
- タンオーバーやリバウンドを取ってからのブレイク
- スリーメンの練習
- アウトナンバー系の練習(3対2など)
- シュートフォームの練習(ウォーミングアップの中で)
システム的なオフェンスはあまりやらず、ドリブル1対1で割っていき、フィニッシュに行くというフィニッシュ力の練習を中心に行います。
1日の練習の流れ
- 授業が終わったら教室から走って体育館に来る
- 到着した人から順にシュートフォームを作るシュートドリルの練習
- 全員集まって5分間くらいシュートフォーム練習
- ドリブル練習(ストレッチも兼ねて)
- オールコート1対1
- 3対2などのアウトナンバー練習
- 3対3のゲーム形式練習(3×3のような形式で)
こんな感じで、シュートフォームの練習、オールコートの1対1、アウトナンバーの3対2、そしてゲームは3対3と、限られた時間の中でも効果的な練習ができると思います。
最後に
大体のコンセプトはこんな感じです。迷いなく、自身のコンセプトに正直になって練習を作ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。三原学でした。それでは、また!
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ありがとうございます。
三原学でした。それでは、また。
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