こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
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努力は運を支配する – 私の座右の銘から学んだこと
こんにちは、三原です。
今日は「努力は運を支配する」というテーマでお話しさせていただきます。
この言葉は、私の大学時代の恩師である日比野弘先生から教わった座右の銘です。20年以上前に出会ってから、ずっと心に刻んでいる大切な言葉なんです。
なぜこの言葉がそこまで私の心に響いたのか、その理由と、この言葉から学んだことをお話ししたいと思います。
日比野先生との出会い
日比野先生は、私が大学・大学院時代にお世話になった指導教官です。
早稲田大学ラグビー部のOBで、監督として何度も日本一に輝き、日本代表監督も務められた方です。
残念ながら今はお亡くなりになってしまいましたが、日本ラグビー界にとって本当に素晴らしい指導者でした。
私にとって日比野先生は、指導者としての理想像そのものでした。
温厚で温かい人柄で、生徒への愛情を何より大切にする姿勢。
それは今でも私の指導の根幹にある考え方です。
「努力は運を支配する」が生まれた経緯
この言葉が生まれたきっかけは、1972年1月15日の全日本選手権決勝でのできごとでした。
日比野先生が監督を務める早稲田大学ラグビー部は、11対10で1点リードされたまま試合終了間際を迎えていました。
最後のチャンスに渾身の力を振り絞り、相手のスクラムからボールを奪って展開。
最後にボールを蹴り上げて前進させます。
ラグビーボールは楕円形なので、どこに跳ねるか予測できません。
そのボールが1回跳ねて、早稲田の選手の手元にぴたりと収まり、トライ。大逆転勝利を収めたのです。
運か、努力か
このプレーに対して、マスコミは「ラッキーバウンド」と報じました。
運が味方したという表現に、日比野先生は違和感を覚えたそうです。
その後、この試合でスクラムハーフを務めた宿沢選手が、早稲田学報にエッセイを寄稿しました。
その内容が、日比野先生の心に深く刻まれることになります。
宿沢選手はこう書いています。
「ラグビーボールの形は昨日今日始まったことではない。ボールを蹴った瞬間から、勝負を決めるのはボールの転がり方ではなく、ボールを追う人数と陣形だ」
「私たちは、蹴られたボールを追う時の基本フォーメーションを何千回と練習してきた。それが実を結んだだけだ」
「もしトライにならなくても、誰も運が悪かったとは言わない。相手がより早く、より多く走ってきたと賞賛すべきだ」
チャンスを掴むのは努力次第
日比野先生は、宿沢選手のこの言葉に深く共感したそうです。
人生には誰にでもチャンスが訪れる。
でも、そのチャンスをものにできるかどうかは、日頃の努力次第なのだと。
この出来事をきっかけに、「努力は運を支配する」という言葉が日比野先生の座右の銘となりました。
私は学生時代にこの話を聞いて、本当に感銘を受けました。
教え子の言葉を自分の座右の銘にする。その心の広さ、深さに魅了されたんです。
私の人生と「努力は運を支配する」
私自身、この言葉に出会ってから20年以上が経ちました。
振り返ると、本当に運のいい人生を送ってきたと思います。
元々は一般受験で大学に入学し、選手としての経歴もない私が、今では高校と大学でヘッドコーチを務めています。
やりたいことを全部やらせてもらっている。本当にラッキーな人生です。
でも、それは決して単なる運だけではないと自負しています。
毎日ラジオを更新し、ブログを書き、練習メニューを考え、選手と一緒に汗を流す。
そうした日々の努力の積み重ねが、今の私を作っているのだと思うんです。
あなたも「努力は運を支配する」を実践してみませんか?
「運がいい人」「運が悪い人」という言い方をよく耳にします。
確かに、生まれや環境など、運と呼べるものはあるでしょう。
でも、その運を活かすも殺すも、結局は自分次第なんです。
努力を重ねることで、運を引き寄せることができる。
チャンスが訪れた時に、それをものにできる力を養うことができる。
そう信じて行動することで、人生は大きく変わると思うんです。
皆さんも、ぜひこの「努力は運を支配する」という言葉を胸に刻んでみてください。
そして、日々の努力を大切にしてみてください。
きっと、素晴らしい未来が待っているはずです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事を読んで、何か感じるものがあれば、ぜひコメントで教えてください。
皆さんと一緒に学び、成長していけたら嬉しいです。
それでは、また次回お会いしましょう!
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三原学でした。それでは、また。
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