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祝 関東大学バスケットボールリーグ100周年 24-8-27 #346

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

関東大学バスケットボールリーグ100周年に寄せて

こんにちは、三原です。

今日はちょっと変わった話をさせていただきます。

いつもは普遍的な話、誰にでも当てはまるような話をするようにしているんですが、 今回は個人的な話をさせていただきます。

あなたのお役に立たないかもしれませんが、 最後まで読んでいただければ嬉しく思います。

100年前の開幕戦、そして100年後の今

関東大学バスケットボールリーグ戦が100周年を迎えました。

8月24日から関東大学の男子のリーグ戦が始まっていて、 私は今年度大学の男子バスケットボール部ヘッドコーチとして、 早稲田大学の試合の指揮を取りました。

昨日の相手が立教大学さんで、試合の方は勝たせてもらったんですけども、 この開幕戦立教対早稲田という試合には、ある1つの思い入れがあるんです。

それは何かというと、 ちょうど100年前、1924年に始まったリーグ戦が、たった3校で始まったんです。

その3チームは、東京商科大学(現在の一橋大学)、立教大学、早稲田大学。

この3つで始まったんですね。

バスケットボールを盛り上げようとした先人たち

どうやらアメリカからバスケットボールが伝えられて、 これは素晴らしいスポーツだと、 日本でも普及発展に努めようということで始まったバスケットボール。

この日本のバスケットボール界をさらに発展させるためには、 学生のチームが中心になって盛り上げていく必要があると。

なので、こういったバスケットボールの協会、そしてリーグ戦、 これをやろうじゃないかということを、 早稲田大学の李相佰さんらの提案によって実現したらしいんです。

李相佰さんというのは、私も早稲田の卒業生ですけども、 早稲田のバスケットボール部としては本当に、最初の基礎を作った方で、 今でも大学の日本対韓国の定期戦で李相佰杯というのがあります。

あの方がバスケットボールの基礎を作って、 そしてこの関東大学リーグも発起人になったということですね。

100年前はどんな時代だったのか

1924年ってどんな時代なんだろうということで調べたところ、 まず有名なところで言うと、その前の年1923年が関東大震災ですよね。

私が生まれてから大きな震災いくつかありましたけれども、 東京で直に私が経験した、被災したという経験はないものでやっぱりメディアの情報で、 いろんな地方の情報を得るまでしかないんだけれども、 その中で想像するに、かなり復興に大変だった時代だったということは、 もう想像に難くないわけです。

その復興が第一の時にバスケットボールやろうよっていうこの情熱って、すごいなと思って。

1924年は本当に関東大震災の翌年ということで、 その時に大学バスケが日本を引っ張るから、これからリーグ戦やろうよと ゼロから立ち上げようという、このエネルギーって本当すごいなと思います。

スポーツの力を信じた先人たち

調べたところ、甲子園、阪神甲子園球場ができたのもこの年ということで、 いわゆる甲子園の高校野球の大会が始まったのもこの1924年だそうですね。

ということを考えると、やっぱりこのなんか日本人のたくましさっていうか、 色々震災とか、この後あと20年近後に第二次世界大戦、太平洋戦争という流れになるわけですけども、 この混沌とした時代に、やっぱりスポーツの力を信じてたっていうか、 そういうなんかこう意気込みがあったんでしょうね。

スポーツで盛り上げていこう、スポーツでやっぱり日本を盛り上げていこうみたいなのが、 すごくあったんだろうなっていう風に想像したんです。

その後、第二次世界大戦があって、 それから最近で言うといろんなウイルスのパンデミックがあったりとか、 いろんな自然災害があったりとか。

今後100年するわけですけども、 どうにかこうにか本当にこうギリギリの状況もあったと思うんですきっとだけれども、 繋いで繋いで100回目が迎えられたというのは本当に素晴らしいことだなと思うし、 逆に言うと他のいろんな文化、音楽とか芸術とかに比べるとスポーツってやっぱり若いんですよね。

まだそのバスケットボール、日本のバスケットボールリーグも100年ということで言うと、 他の文化何百年という文化にはやっぱりまだまだ日が浅いと言わざるを得ない。

次の100年に向けて

この状況をやっぱり無視しちゃいけないと思うんです。

やっぱり何百年も続いてる文化だったら、やっぱり消すのも大変だけれども、 スポーツっていうことで言うと、まだ生まれて100年ぐらいのものだということを認識して、 ここで今現場の私たちが色々と尽力しなければ、この灯は消えちゃう可能性もあるっていうことも 頭に入れながら、やっぱり今を楽しんで、この次の世代の子供たちのために、 バスケットボールができるこの現場を残していくっていうこともやっぱり考えながら 頑張っていかなきゃなという風に思いました。

今日はそんな個人的な感情をお話しさせていただいて、 皆さんの役に立つ話じゃなかったと思いますけれども、 是非なんらかあなたの気づきのヒントになれば嬉しく思います。

早稲田大学のチームの代表ということで昨日、立教大学さんと試合をしていただき、 そしてまたこういう100周年という巡り合わせで対戦させていただいたことに 本当に感謝しております。

ありがとうございます。

今回は関東大学リーグ100周年というお話でした。ありがとうございました。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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