こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください
シュートは打つからうまくなる – 得点力を上げるシンプルな方法
今日はシュートについて、ちょっと深い話をしたいと思います。
指導者であるあなたが考えなければいけない大切なことです。
ぜひ最後まで読んでみてください。
シュートを打つことを許可していますか?
デューク大学の元監督、コーチKの言葉から始めましょう。
ある時、インタビューでこんな質問を受けたそうです。
「デューク大の選手は毎年シュートがうまいですね。秘訣は何ですか?」
コーチKの答えは、
「シュートさせているからです」
でした。
これ、当たり前のようで、すごく大事なことなんです。
あなたのチームのシュートはなぜうまいんですか?
「私が打たせているからです」
と胸を張って言えますか?
シュートを我慢させていませんか?
逆に考えてみましょう。
– 「ここからは打っちゃいけない」
– 「我慢しろ」
直接そう言わなくても、
– シュートを外したら怒られるんじゃないか
– 周りに何か言われるんじゃないか
そんな雰囲気があると、選手はシュートを打たなくなります。
シュートを打たなくなることから、悪循環が始まるんです。
たくさん得点したければ、たくさん打たせよう
アメリカのある大学コーチの本に、こんな言葉がありました。
「たくさん得点したければ、たくさん打たせろ」
これを読んだ時、膝を打って「なるほど!」と思いました。
「うちのチームは得点力がない」
「どうしたらいいでしょうか?」
そんな悩みを持つ指導者への、シンプルな答えです。
あなたは多分、選手にシュートを許していないから得点力がないんです。
– 作戦はやっている
– カッティングがこう
– スクリーンがこう
– スペーシングがこう
そんなことばかりやっていませんか?
肝心の「シュートを打っていいよ」と言っていないから、
シュートを打たせていないんです。
シュートは打つから上手くなる
シュートは打つから上手くなります。
逆に、シュートを打たないから下手になる。
これは悪循環です。
– シュートが下手だから打たない
– 打たないからシュートが下手になる
– 結果が出せないから自信がない
– 自信がないから打たない
こんな悪循環から抜け出すには、
どこかで断ち切らないといけません。
それは「打つ」ということです。
シュートを打つことから始めるんです。
打っていけば、
– 入るようになる
– 練習するようになる
試合中にどんどんシュートを打っていくことが、
ものすごく重要なんです。
スペーシングもシュートから良くなる
最近のバスケットボールで、
最も重要と言われているのが「スペーシング」です。
これも、シュートと密接に関係しています。
「うちのチームはスペーシングが悪い」
「練習ではうまくいくのに、試合になるとぐちゃぐちゃ」
よくこんな相談を受けます。
大体の原因は、
シュートを打てるところで打たないことです。
または、シュートを打つ自信がないから、
どうしてもじわじわリングに近づいていって、
みんなのスペースが狭くなるんです。
だから、どんどん打たせていく。
どこかで自信がつけば、スペーシングも良くなります。
そんな好循環を作るために、
最初のステップは「どんどんシュートを打つこと」なんです。
「もっと打っていけ!」
「今、打っていいよ!」
「シュート狙っていこう!」
単純だけど、どのレベルの指導者でも、
それを許していく、推奨していく、共感していく。
そうすることで、シュートが入っていくんです。
今日の話をまとめると、
1. シュートを打たせているから、うまくなる
2. シュートを打つなと言っていないか、確認する
3. たくさん得点したければ、たくさん打たせる
4. シュートは打つから上手くなる
5. スペーシングも、シュートから良くなる
シンプルな話ですが、もう一度基本に立ち返って考えてみてください。
いろんなコーチングを勉強しますし、
これからも勉強するつもりです。
でも、最後の最後は単純なところが、
やっぱりすごく重要になるんです。
今日の話も、すごくシンプルな話でした。
でも、もう一度基本に立ち返って考えてみる。
そこから全てが始まるんじゃないでしょうか。
今日はこんな話をさせていただきました。
何か参考になれば嬉しいです。
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ありがとうございます。
三原学でした。それでは、また。
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