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みんなの不安と思い込み 24-10-8 #387

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

指導者の不安と思い込みを乗り越える方法

今日はバスケットボールの指導者が抱える不安と思い込みについてお話ししたいと思います。

指導者として、新シーズンを迎えるたびに様々な不安が押し寄せてくるのは当然のことです。でも、その不安とどう向き合うかが大切なんですよね。

今回は、私の経験も交えながら、不安を乗り越えるヒントをお伝えしていきます。

不安のないシーズンなんてない

まず、最初に言いたいのは、「不安のないシーズンなんてない」ということです。

これは、Bリーグの広島ドラゴンフライズの新ヘッドコーチに就任した朝山正悟さんのインタビューを見て、強く感じたことなんです。

朝山さんは、現役時代を振り返って「どんなシーズンも不安のないシーズンはなかった」とおっしゃっていました。

優勝した年も、最下位だった年も、常に不安はあったそうです。

これって、指導者にも当てはまるんじゃないでしょうか。

私自身、高校バスケの指導を20年近くやっていますが、正直、毎年不安です。

いい選手が集まった年も、苦戦しそうな年も、とにかく不安なんです。

みんな同じように不安を抱えている

ここで気をつけたいのが、「自分だけが不安なんじゃないか」という思い込みです。

ベテラン監督や強豪校の監督を見ていると、すごく自信に満ち溢れているように見えますよね。

でも、実際はそうじゃないんです。

みんな、程度の差こそあれ、不安を抱えているんです。

ただ、それを表に出さないだけなんですよ。

だから、「自分だけが不安」なんて思わないでください。

それは単なる思い込みです。

不安を認めることから始めよう

じゃあ、どうすればいいのか。

まずは、自分の不安を認めることから始めましょう。

「今年は不安だな」

「この戦術、うまくいくかな」

「選手たちについていけるだろうか」

そういう不安を感じるのは、むしろ自然なことなんです。

それを無理に押し殺そうとしないでください。

不安を認めることで、逆に気持ちが楽になることもあるんです。

不安を原動力に変える

不安を認めたら、次はそれを原動力に変えていきましょう。

不安があるからこそ、もっと勉強しようと思えるはずです。

不安があるからこそ、選手たちともっとコミュニケーションを取ろうと思えるはずです。

不安があるからこそ、細かいところまで準備しようと思えるはずです。

つまり、不安は決してマイナスなものじゃないんです。

それを上手く利用すれば、チーム全体のレベルアップにつながるんです。

チームの熱量を高める

最後に、チーム全体の熱量を高めることが大切です。

指導者が不安を抱えていても、チーム全体が一丸となっていれば、それを乗り越えられるんです。

選手たち、ベンチメンバー、保護者、OBOGなど、チームに関わる全ての人の熱量が高まれば、不安なんて吹き飛んでしまうんです。

だからこそ、日頃からチームの雰囲気作りを大切にしてください。

練習中の声かけ、試合での応援、日々のコミュニケーション。

そういった小さなことの積み重ねが、チームの熱量を高めていくんです。

最後になりましたが、不安を感じることは決して悪いことじゃありません。

むしろ、それはあなたがチームのことを真剣に考えている証なんです。

その不安と向き合い、それを原動力に変えていけば、必ず良い結果につながるはずです。

みなさん、一緒に頑張りましょう!

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 明日もまた、バスケットボールについて語り合いましょう。

それでは、また!

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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