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練習メニューは毎日固定すべきか?

練習メニューは毎日固定すべきか?

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

今日のテーマは、「練習メニューは毎日同じにした方がいいのか?」 ということです。

コメント欄からこんな質問をいただきました。

「U10を指導しています。毎日の練習メニューは固定した方がいいですか?
それとも毎回変えた方がいいでしょうか?」

とても良い質問だと思います。では、私の考えをお話しします。


理想は固定すること

結論から言うと、理想は固定した方がいい です。

なぜか?
バスケットは「習慣のスポーツ」だからです。

試合中にいちいち考える余裕はありません。
判断も動きも、すべて瞬間的に出てきます。

その瞬間に出るのは、日ごろからの習慣です。
練習で体に染みついたことしか出ないんです。

だから練習の目的は、ただひとつ。
良い習慣をつけること。

習慣を作るためには、同じことを何度も繰り返すのが一番です。
「トレーニング原則の反復性」ですね。

私も毎日、YouTubeやVoicyを配信しています。
「今日はやる」「明日はやらない」では続きません。
同じ時間に同じことを繰り返すから習慣になる。

練習もまったく同じです。
コーチが「これは絶対に選手に身につけさせたい」というものがあるなら、
毎日やるのが一番効果的です。


デメリットもある

ただし、固定にはデメリットもあります。大きく2つ。

1つ目は 飽き
同じ練習ばかりだと、選手が力を抜いたり、集中しなくなったりします。

2つ目は 怪我のリスク
同じ動きを続けると、特定の関節や筋肉ばかりに負担がかかってしまう。
結果として怪我につながる可能性があります。

ですから「習慣化が理想」ではあるけれど、
現実的には工夫が必要です。


おすすめは「Aパターン」と「Bパターン」

ではどうするか?

私のおすすめは、AパターンとBパターンの2種類を用意して交互に回すこと です。

まずは紙に書き出してください。
「このチームで絶対に身につけさせたいこと」を全部。

オフェンス、ディフェンス、速攻、プレス、スローイン……。
欲張ると1日では絶対に収まりません。

だから、AパターンとBパターンに分けて整理する。
そして交互にやる。

  • 月曜:A

  • 火曜:B

  • 水曜:A

  • 木曜:B

こうすれば、習慣化しやすいし、飽きや怪我のリスクも抑えられます。

さらに、1〜2週間に1度は練習試合や振り返りを入れて、
「何が身についてきたか」「何がまだ足りないか」を見直すと良いでしょう。


まとめ

  • バスケットは習慣のスポーツ。だから理想は毎日固定。

  • ただし「飽き」と「怪我」のリスクがある。

  • 解決策は Aパターン・Bパターンを交互にやること

大事なのは「何を習慣化させたいか」を明確にすることです。
その基準を持っていれば、練習メニューの迷いは減ります。

ぜひチームに合わせて工夫してみてください。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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