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フェイスガードされたときの対処法 3選 【バスケの大学・三原学】

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事は動画の原稿です。

※動画はこちら

フェイスガードされたときの対処法3選

こんにちは、三原です
今日のテーマは 「フェイスガードされたときの攻め方」 です。

実はこのテーマ、読者さんから 「フェイスディフェンスをされた場合の対応を教えてください」 という質問をいただいたのがきっかけです。

確かに、相手が徹底的にフェイスガードをしてくると、ボールがもらえなくて困りますよね。
でも、そんなときこそ冷静に対処することが大事!

今日は 3つの対処法 を紹介します!


フェイスガードとは?

まず、フェイスガードが何かを理解しましょう。

これは、 ディフェンダーがボールマンを完全に無視して、あなた(またはチームのエース)に密着するディフェンスのこと です。

通常のディフェンスは、ボールと自分のマークマンを両方見ながら守りますが、フェイスガードはボールを見ずに、とにかく相手にピッタリつくのが特徴。

つまり、 「この選手だけは絶対にボールを持たせない!」 という作戦ですね。

相手がこんなディフェンスをしてくるのは、それだけあなたが脅威だから。
でも、そんなときこそ焦らず、次の3つの方法で対応していきましょう


1. ポストマンになる

まず、一番シンプルな方法が 「ポストマンになる」 こと。

フェイスガードされて困るのは、主にガードやシューターなどのアウトサイドプレイヤーです。
そこで、逆に中に入ってしまえばいいんです

ポストに入ることで、ディフェンスがあなたを離すことはほぼなくなります。
密着されているなら、そのままポストプレーに持ち込めばOK。

さらに、ポストに入ると パスの中継役 にもなれます。
ハイポストでボールをもらい、そこから シザースプレイバックドアカット につなげることもできますね。

最近のバスケはアウトサイド主体になりがちですが、 ポストプレーのスキルは全員が持っておくべき です。
特にフィジカルな戦いができる選手なら、この戦略はかなり有効ですよ


2. スクリーナーになる

次に試したいのが 「スクリーナーになる」 こと。

フェイスガードされている選手が スクリーンをかける と、ディフェンスはかなり嫌がります。

なぜか?

フェイスガードする選手は、基本的に相手から離れません。
つまり、 スクリーンをかけると、ディフェンスごと壁になってしまう んです!

これを利用して、スクリーンを使う選手が 完全にフリー になれます。

そして、スクリーナーになった選手自身も、 スクリーンをかけた直後に顔を出してボールをもらう ことで、ノーマークでパスを受けるチャンスが生まれます。

昔からよく言われるバスケの格言に
「ボールが欲しければスクリーナーになれ」
というものがあります。

これ、フェイスガードされている選手にも当てはまります


3. 4対4をする

最後は少し戦術的な話。

フェイスガードは 「マンツーマンの1対1に特化した作戦」 なので、逆に他の4人で 「4対4をする」 という考え方ができます。

例えば、相手がボックス・アンド・ワン(1人がフェイスガード、他4人がゾーン)をしてくるなら、 フェイスガードされている選手を「捨てる」 という選択肢があります。

どういうことか?

・フェイスガードされている選手は、バックコートで待機
・オフェンスは4人でスペースを広くとりながら攻める

これをやると、ディフェンスは4人で広いエリアをカバーしなければならなくなり、オフェンスが有利になります。

特に 「4人ともシュートが打てる」 チームなら、この作戦は強力です。
ディフェンスが広がることで、シュートのチャンスが格段に増えます。

ただし、この戦略には1つの注意点があります。
それは、 「フェイスガードされている選手がまったく点を取れなくなる」 こと。

もしその選手がチームの絶対的エースなら、この作戦は使いづらいですが、 他の選手が得点できるなら有効 です。


まとめ

フェイスガードは確かに厄介ですが、それに対する対処法を知っておけば、逆に相手を出し抜くことができます。

フェイスガードされたときの対処法3選

ポストマンになる → フィジカルで勝負!ポストプレーを活かす
スクリーナーになる → スクリーンをかけて、自分もボールをもらう
4対4をする → 広く攻めてディフェンスを崩す

この方法を使えば、 フェイスガードを逆にチャンスに変える ことができます。

読者さんからの質問をきっかけに、改めて考えてみましたが、
バスケの戦術って本当に奥が深いですよね

あなたのチームに合った方法を試して、ぜひ実戦で活かしてください

今日の内容が少しでも参考になれば嬉しいです。

 

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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