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【指導者】経験が役に立つ人、立たない人 25-1-30 #488

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

※音声で聞きたい方はこちら

指導経験は役に立つ?それとも立たない?

こんにちは、三原です。

今日は「指導経験は本当に役立つのか?」というテーマで話をしていきます。

結論から言うと、役に立つ人もいれば、立たない人もいる。

「えっ、経験はすべての人にとって財産なんじゃないの?」と思うかもしれません。

確かに、経験は大切です。でも、それをどう活かすかがポイント。

そして、人間は論理ではなく感情の生き物なので、経験を振り返るときにこの感情が邪魔をすることがあるんです。

今日はそのあたりを深掘りしていきましょう!


経験が必ずしも成長に結びつかない理由

よく「経験は積めば積むほど良い指導者になれる」と言われますよね。

でも、実はそうとも限らないんです。

「人生に失敗なんてない」という言葉を聞いたことがありますか?

どんな経験でも必ず役に立つ、という考え方ですね。

また、「人生は消去法だ」とも言われます。

テストの選択肢を消去法で絞っていくように、人生でも「これは違う」「これも違う」と経験を通じて学んでいく。

確かに、こうやって経験を活かせる人もいます。

でも、問題なのは「せっかくの経験を無駄にしてしまう人」がいること。

つまり、過去にうまくいかなかったことをもう一度繰り返してしまう人です。


なぜ人は同じ失敗を繰り返すのか?—人は論理ではなく感情の生き物

ここで大事なのは、「人間は論理ではなく感情の生き物」ということ。

よく、「経験を積めば論理的に正しい選択ができるようになる」と言われますが、それが簡単にできないのが人間です。

たとえば、バスケットの指導で「この作戦はうまくいかなかったな」と思ったとしましょう。

論理的に考えれば、「うまくいかなかった→別の作戦を試そう」となるはずです。

でも、感情の面で「いや、今回はうまくいくかもしれない」「今度こそ成功させたい」という思いがあると、また同じ作戦を試してしまうんです。

また、過去の経験を否定するのは、なかなか勇気がいること。

「これまで自分がやってきたことは間違いだったのか?」と思うと、どうしても「いや、間違ってなかったはずだ」と信じたくなる。

これが、経験をうまく活かせない原因のひとつです。


成長する指導者に必要なマインドセット

では、どうすれば指導経験をしっかり活かせるのか?

答えは、「即断・即決・即行動、そして修正」です。

まずは「これが正しいかな?」と思ったら、一度試してみる。

そして、うまくいかなかったらすぐに修正する。

ここで大事なのは、「感情に流されずに冷静に振り返ること」。

「この方法は本当に合っていたのか?」と客観的に考え、間違っていたらすぐに方向転換する。

これができる指導者こそ、成長できる指導者です。


まとめ:指導経験を活かせるかどうかは自分次第

指導経験が役に立つかどうかは、結局のところ、その人次第。

同じ経験をしても、それを振り返り、改善できる人は成長する。

一方で、感情に流されて「前もうまくいかなかったけど、今回こそは」と同じことを繰り返してしまう人は、何年指導を続けても変わらない。

だからこそ、経験を積んだら、それを「振り返る」ことを習慣にしましょう。

「このやり方で本当に良かったのか?」と自問自答することが大切です。

そして、それを言語化するのが一番効果的。

だから、ブログを書くのも、メモを取るのもおすすめですよ!

指導経験をしっかり活かして、より良い指導者を目指しましょう!

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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