こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください。
https://voicy.jp/channel/4018/1292829
メルマガ読者さんからの質問
今日のVoicyのトークテーマがこちらです
#本音で話すには
これにちなんだ内容で、メルマガの読者さんから質問をいただきました
わたしも自分自身の経験から同じような悩みを持ったことがたくさんあるので、真剣に考えたいと思います
『三原先生こんにちは、メルマガの配信ありがとうございます
わたしのチームでは技術的に優れて、やる気もとても高い中心選手の子がいます
その子は練習中も良く声を出すのですが、「もっとちゃんとやれよ!」という感じで、周囲に言い方がきついです
とはいえ、ただ怒鳴っているだけではなく、内容としても正しいことを言っているように思います
指導者としてその子にどう注意していいのかわかりません。どうしたらいいですか?』
コミュニケーション
勝気が強くて、自信もある。だから周囲にも高い要求をする。そういう選手、いますよね
むしろそんな選手は賞賛すべきです
バスケットボールは、コミュニケーションが大事なスポーツであり、他の競技よりも選手同士、選手とコーチが会話する機会が多い種目です。タイムアウトが多いとか、他のスポーツよりしゃべっていい競技なんです
自分が言うことでチームの底上げをする存在は、リーダーシップそのものであり、まったく問題がないことのようにすら思います
チェックすべき内容
とはいえ、この質問者さんのように「あの言い方、ほっといていいのかな?」という心配をする気持ちもよくわかります。わたしもそうでした
指導者として、言い方がきつい選手がいたときに、いくつかのポイントをチェックすべきです
- 選手同士の関係
- 発言の内容
- その子の聞く耳
この3つです
①選手同士の関係
勝気なAくんが、やや弱気なBくんにばかりいろいろ言う。こうこうことがよくあります
そんなとき、Bくんの気持ちを考えます
Bくんに声をかけ、気持ちを聞いたり、場合によってはわたしとAくん、Bくん3人で話し合いをしたりします
本当にBくんが悩んでいるのなら、Aくんのためにも改善する必要があります
でも多くの場合、2人の関係は悪くなくて、むしろ仲が良い。Bくんも言ってもらって感謝してるということが、わたしの経験では多かったです
②発言の内容
Aくんが何を言っているのかも重要です
その発言によって、AくんもBくんも成長に向かっているか?がキーワードになります
技術的な追及であり、具体的なアドバイスをしている、でも言い方は情熱的過ぎてきつい
この場合は問題ないと思います
ただ、たんなる感情的になっている発言や、顔の表情がとてもネガティブな場合、Aくんのためにも改善が必要です
③その子の聞く耳
Aくんは人に言うことが多いですが、逆に言われたときに謙虚に聞けるかどうかも確かめます
コーチのアドバイス、他のチームメイトの話をちゃんと聞けてないときは「てんぐ」の状態なので、1対1で話し合い、改善が必要です
わたしの経験上、多くの場合、このタイプの選手は向上心が強いので、すぐにわかってくれます
仲間がいいプレーをしたらほめよう
言ったことは自分もやろう
コーチがAくんにそれを要求して、できていたときは全員の前で褒める
こうすると、コミュニケーションが活発ないいチーム作りのきっかけになります
参考文献
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三原学でした。それでは、また。
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