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【1対1でリズムを作る】試合でそのまま使える練習

【1対1でリズムを作る】試合でそのまま使える練習

こんにちは、三原です。

今日は、わたしが実際の練習でもよく使っている「1対1の練習」をご紹介します。

とてもシンプルな内容ですが、試合でそのまま再現できる動きが身につくので、指導者の方には特におすすめです。

小学生から高校生まで、どの年代にも取り入れやすいので、参考になればうれしいです。


ボールに飛びついて“リズム”を作る

まずはやり方からお伝えします。

  1. ディフェンスはフリースローラインに立ちます

  2. オフェンスは3ポイントライン付近に構えます

  3. ディフェンスが軽くボールをトス

  4. オフェンスがボールに飛びついてミートし、そのまま1対1をスタート

これだけです。とてもシンプルです。

ですが、この練習で最も大切なのは、**「ミート」**の部分です。

ただ立って受け取るのではなく、自分からボールに向かって飛びつき、勢いをつけてボールを持つ。

この“入り方”が、プレー全体のリズムを生み出します。

ミートでズレを作る
→ 勢いのあるドリブルインにつなげる
→ 相手に守られても、そのまま行き切る

試合では一瞬の判断が勝負になりますから、最初のミートの質が、その後のプレーを左右します。


ドリブルは“行き切る”ことを体験させる

次に、この練習で必ず意識してほしいのが、

「ドリブルインをしたら、チェンジをせずにそのまま行き切る」

ということです。

初心者や経験の浅い選手ほど、ちょっと接触されたり、ディフェンスに寄られたりすると、すぐにドリブルチェンジをして逃げようとします。

でも、少しの接触なら、そのまま押し切った方がオフェンスにとっては有利なことが多いです。

この練習では、あえてドリブルチェンジを禁止にして、一度ドライブを始めたら、その方向で最後まで行き切るという体験をさせてください。

試合の中でも、接触を恐れずに前へ進む力がつきます。


正面を切られたら、落ち着いて止まってシュート

もちろん、いつもうまく抜けるわけではありません。

相手がしっかり正面に入ってきたときは、無理をせず、止まってジャンプシュートに切り替えます。

いわゆる「プルアップジャンパー」ですね。

このときのポイントは、自然なリズムの中でシュートに持っていくこと

無理に止まるのではなく、動きの流れの中でスムーズにシュートを打つ。

練習の中でこの流れを繰り返すことで、試合でも落ち着いて同じ動きができるようになります。


おわりに

この「手渡しパスからの1対1」は、短い時間の中に

  • ミートでズレを作る

  • ドリブルで勢いよく仕掛ける

  • 接触があっても止まらずに行き切る

  • 正面を切られたらストップしてジャンプシュート

といった、試合で必要な動作がすべて詰まっています。

特別な技術がなくても取り組めて、かつ効果的な練習です。

現代のようなスピード感あるバスケットでは、こうした“リズムの1対1”を身につけることが、プレーの幅を広げてくれると思います。

よければ、ぜひ一度お試しください。

今日の参考文献

 

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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