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シュートは何%入れば勝てるのか?

シュートは何%入れば勝てるのか?

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

今日は「シュートは何%入れば勝てるのか?」というテーマでお話しします。
これ、意外と選手も指導者も誤解していることが多いんです。

富永啓生選手の挑戦

きっかけはレバンガ北海道に加入した富永啓生選手の言葉でした。

「今シーズン、3ポイントの成功率50%を目指します」

この数字、聞いた瞬間どう感じましたか?
「2本に1本だから、プロなら普通じゃない?」と思う人もいるかもしれません。

でも実際はとんでもないことなんです。

Bリーグで歴代トップクラスでも45〜48%。
NBA史上最高はスティーブ・カーの45%。
あのステフィン・カリーでさえ42%。

つまりシーズンで50%を決めるというのは、世界的に見ても“異次元”の挑戦なんですね。

勝つために必要な確率とは?

じゃあ実際に、私たちが「勝つために必要なシュート確率」はどのくらいか。

私の長年の指導経験から言うと――

チーム全体で42.5%を超えれば勝ちやすい

これが結論です。

1試合で打つシュート本数はだいたい80〜90本。
そのうち42.5%が入れば、得点は十分に伸びます。

選手に伝える分かりやすい目安

ただ「42.5%」と言っても、選手にはピンときませんよね。
だから私はこう伝えます。

  • 2ポイントは 2本に1本

  • 3ポイントは 3本に1本

これでだいたいチーム全体で42.5%に届くんです。

つまり「全部入れなきゃ」と思う必要はありません。
このくらいで十分勝負になるんです。

練習と試合のギャップ

ただし、ここからが本当に大事な話。

練習での確率は試合になると半分になる。

これは私の経験則です。
練習で3分の1(33%)しか決められない選手は、試合ではもっと落ちてしまうんですね。

だから練習では、目標をもっと高くする必要があります。

  • 3ポイントは 3本中2本(約66%) 入れるつもりで

  • 2ポイントは 外さないレベル を目指す

このくらい練習でやって、やっと試合で「2本に1本」「3本に1本」が実現できます。

まとめ

  • 富永啓生選手の「3P成功率50%」は世界でも異次元

  • 勝つためには チーム全体で42.5%以上

  • 目安は 2点=2本に1本、3点=3本に1本

  • 練習ではその倍の確率を目標にする

「試合では2本に1本でいい」――これを知るだけで、選手の心は楽になります。
そして練習ではあえて厳しい基準を設ける。

このバランスが、強いチームをつくるポイントです。

あなたのチームでも、ぜひ今日の練習で選手に聞いてみてください。
「シュート、何割入れば勝てると思う?」と。
きっと面白い答えが返ってきますよ。

 

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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