2026年バスケ戦術

ポジションはあるものじゃなくて、つくるもの【2026年バスケ戦術2回】

ポジションはあるものじゃなくて、つくるもの

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

今日は「全くの初心者が学ぶバスケ戦術」シリーズの第2回。
テーマは ポジション についてです。

バスケをやっていると必ず出てくる言葉ですよね。
ガード、フォワード、センター…。

でも最初にお伝えしたいのは、
ポジションはルールじゃない ということ。

昔ながらの5つの役割

伝統的にバスケットボールには5つのポジションがあります。

  1. ポイントガード – コート上の監督。攻撃を組み立て、ボールを配給する。

  2. シューティングガード – シューター。外角から得点を狙う。時にはボール運びの補助もする。

  3. スモールフォワード – エース。1対1で仕掛け、点を取る。相手エースを守る役目も。

  4. パワーフォワード – リバウンドやスクリーンで体を張る。縁の下の力持ち。

  5. センター – インサイドの要。ポストプレイ、リム下での勝負、最後の守備の砦。

この分担は、お互いの「苦手」を隠すために生まれたものです。
たとえば、背は高いけどドリブルが苦手な選手はセンターに。
シュートは得意だけど体力がない選手はシューティングガードに。

有名な例で言えば、スラムダンクの湘北高校。
宮城がガード、三井がシューター、流川がエース、桜木がリバウンド、赤木がセンター。
まさに「苦手を補い合う」5人組です。

現代バスケは「曖昧さ」が武器

ただし、今のバスケットは違います。
選手の技術が向上し、苦手がない選手 が増えてきました。

センターのヨキッチは、ガードよりもうまいパスを出します。
レブロンはガードからフォワードまで何でもこなします。

だから、昔のように「君は1番だから運ぶだけ」「君は5番だから中だけ」
という分け方は、時代遅れになりつつあります。

近年はよりシンプルに、こうまとめられます。

  • ハンドラー(ボールを持つ役)

  • ウイング(外でプレイする役)

  • ビッグ(中でプレイする役)

ボストン・セルティックスを率いたブラッド・スティーブンズも
「ポジションは3つしかない」と言っています。

この柔軟な考え方が、今の世界の主流です。

ポジションは「当てはめる」ものじゃない

最後に、私が一番伝えたいこと。

ポジションは与えられるものではなく、つくるもの です。

「ガードが1人、フォワード2人、センター2人」
と決めつけて当てはめてしまうと、選手の可能性を狭めてしまいます。

今年のチームに大きい選手が多ければ2ビッグで戦えばいい。
逆に小さい選手ばかりなら5人全員がハンドラー&ウイングでもいい。

特に小中高生の育成世代なら、
「お前はインサイド専門」ではなく、いろんな役割を経験させること。
その方が将来、幅広い選手に育ちます。

だからこそ、ポジションは「固定」するものではなく、
選手の個性を見て、チームに合わせてつくっていくもの なんです。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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