ポジションはあるものじゃなくて、つくるもの
こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
今日は「全くの初心者が学ぶバスケ戦術」シリーズの第2回。
テーマは ポジション についてです。
バスケをやっていると必ず出てくる言葉ですよね。
ガード、フォワード、センター…。
でも最初にお伝えしたいのは、
ポジションはルールじゃない ということ。
昔ながらの5つの役割
伝統的にバスケットボールには5つのポジションがあります。
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ポイントガード – コート上の監督。攻撃を組み立て、ボールを配給する。
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シューティングガード – シューター。外角から得点を狙う。時にはボール運びの補助もする。
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スモールフォワード – エース。1対1で仕掛け、点を取る。相手エースを守る役目も。
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パワーフォワード – リバウンドやスクリーンで体を張る。縁の下の力持ち。
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センター – インサイドの要。ポストプレイ、リム下での勝負、最後の守備の砦。
この分担は、お互いの「苦手」を隠すために生まれたものです。
たとえば、背は高いけどドリブルが苦手な選手はセンターに。
シュートは得意だけど体力がない選手はシューティングガードに。
有名な例で言えば、スラムダンクの湘北高校。
宮城がガード、三井がシューター、流川がエース、桜木がリバウンド、赤木がセンター。
まさに「苦手を補い合う」5人組です。
現代バスケは「曖昧さ」が武器
ただし、今のバスケットは違います。
選手の技術が向上し、苦手がない選手 が増えてきました。
センターのヨキッチは、ガードよりもうまいパスを出します。
レブロンはガードからフォワードまで何でもこなします。
だから、昔のように「君は1番だから運ぶだけ」「君は5番だから中だけ」
という分け方は、時代遅れになりつつあります。
近年はよりシンプルに、こうまとめられます。
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ハンドラー(ボールを持つ役)
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ウイング(外でプレイする役)
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ビッグ(中でプレイする役)
ボストン・セルティックスを率いたブラッド・スティーブンズも
「ポジションは3つしかない」と言っています。
この柔軟な考え方が、今の世界の主流です。
ポジションは「当てはめる」ものじゃない
最後に、私が一番伝えたいこと。
ポジションは与えられるものではなく、つくるもの です。
「ガードが1人、フォワード2人、センター2人」
と決めつけて当てはめてしまうと、選手の可能性を狭めてしまいます。
今年のチームに大きい選手が多ければ2ビッグで戦えばいい。
逆に小さい選手ばかりなら5人全員がハンドラー&ウイングでもいい。
特に小中高生の育成世代なら、
「お前はインサイド専門」ではなく、いろんな役割を経験させること。
その方が将来、幅広い選手に育ちます。
だからこそ、ポジションは「固定」するものではなく、
選手の個性を見て、チームに合わせてつくっていくもの なんです。
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