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言うことを聞かない子を変える方法はあるのか?

言うことを聞かない子を変える方法はあるのか?

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
今日は「言うことを聞かない子を変えることができるのか?」というテーマでお話しします。

質問をくださったのは、ミニバスを指導しているコーチの方。

低学年は一生懸命やってくれるけれど、高学年はやる気がなく、指示を守らない。
「もう低学年の子に集中した方がいいのでは?」と悩んでいる

という内容でした。

これ、指導者なら誰でも経験あるんじゃないでしょうか。
かわいくて素直な子に目がいって、言うことを聞かない子にはだんだん声をかけなくなる。
その気持ち、すごく分かります。


高学年を見捨てるのが一番ダメ

ただし、ここで一番やってはいけないのは「声かけをしなくなる」ことです。
低学年ばかりに話しかけて、上の子は放っておく。
これ、言葉にしなくても「期待されてない」という空気は必ず伝わります。

するとどうなるか。チームの雰囲気は悪くなり、結局は低学年の伸びも止まってしまうんです。
だから「やる気がある子だけを見る」というのは失敗パターン。
高学年にも声をかけ続けることが、チーム全体を良くする第一歩なんですね。


唯一の方法はポジティブフィードバック

よく「人は変えられない。変えられるのは自分だけ」と言います。
これは本当にその通り。
でも、ひとつだけ人を変える可能性のある方法があります。

それが ポジティブフィードバック です。

これは「前向きな言葉で返すこと」。ただの「褒める」とはちょっと違います。
状況に合わせて、次の3パターンがあります。

  1. 努力して結果が出たとき
    → 手放しで「素晴らしい! よかったね!」と言う。余計なことは言わない。

  2. 努力したけど結果が出なかったとき
    → プロセスを認める。「毎日練習したじゃないか。やってきたことは間違ってないよ」と励ます。

  3. 努力もしなくて結果も出ないとき
    → 基準は下げずに「次はこれをやろう。一緒にやるから」と課題を明確にする。

特に③がポイントです。無理に褒めても子どもは見抜きます。
だからこそ「やるべきことを示し、一緒にやろう」と伝えることが、ポジティブなんです。


感謝の言葉を伝える

ポジティブフィードバックの本質は「感謝」です。
「ありがとう」「よくやったね」と感謝を込める。
これが子どもを勇気づけるんです。

たとえば試合に勝ったら「勝ってよかったね」で終わらず「毎日練習した成果だね」と一言添える。
結果+努力を認めてあげる。こうした言葉が、子どもを少しずつ変えていきます。

結局、指導者にできるのは

  • 声をかけ続けること

  • 基準を下げないこと

この2つです。これを意識していれば、必ず子どもは動き出します。


今日のテーマは「言うことを聞かない子を変える方法」でした。
結論はただひとつ、ポジティブフィードバック
声をかけ続け、感謝を伝え、やるべきことを明確に示す。

そうすれば子どもは必ず変わります。
あなたの指導を、これからも心から応援しています!

 

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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