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「3メン」の練習って意味あるの?

「3メン」の練習って意味あるの?

こんにちは、三原です。
今日もブログを読んでくださって、ありがとうございます

今回は、昔からある「3メン」の練習について、よくある疑問にお答えします。

「あの練習って、試合では使わないし、意味あるんですか?」

結論から言うと──
意味はあります。
ただし、「指導者がどう使うか」によって、大きく変わります。


シンプルな練習ほど、効果が高い

「3メン」というのは、真ん中と左右の3人で往復しながらパスを回して、レイアップを繰り返す、いわゆる“基本の基本”の練習です。
あなたのチームでも、きっとやったことがあるでしょう。

よくこんな声を聞きます。

「こんな状況、試合ではないよね?」

たしかにその通りです。試合中に3人が一直線で走って、ディフェンスもなく、パスを回してレイアップ…そんなシーンはまずありません。

でも、この練習に意味があるのは、“ゲームライク”ではないからこそ、負荷が高くて、技術が磨かれるからです。

たとえば、

  • 強く正確なパスを出す

  • しっかりキャッチする

  • 走り続ける

  • レイアップを確実に決める

これらを高いスピードと精度で繰り返すことができます。

言い方を変えると、

「試合っぽさ」が増すほど、基礎のトレーニング効果は下がっていく

ということなんです。


練習の価値は「設定」で決まる

わたしが好きな言葉に、こんなものがあります。

「すべての練習は正解であり、間違ってもいる」

つまり、その練習が「良い練習」になるかどうかは、指導者の設定次第なんです。

たとえば3メンでも、

  • 今日は「体力トレーニング」として走る意識を高める日

  • 今日は「ボールサイドカットの習慣づけ」を意識する日

  • 今日は「視野のトレーニング」として、パスをしたら逆サイドを見る日

など、同じメニューでも目的を変えるだけで、練習の意味がまったく変わるんです。

だから、「この練習に意味があるのか?」と疑う前に、
「どうすれば意味ある練習にできるか?」を考えることが、指導者の仕事なのだと思います。


シンプルだからこそ、奥が深い

「3メン」って、たしかに地味ですし、古臭いと感じるかもしれません。

でも、パス、キャッチ、走る、決める──
この4つの力が高まれば、バスケットは確実にうまくなります。

シンプルな練習こそ、意識して取り組むことで最大のトレーニングになります。
だから、「意味がない」と切り捨てるには、あまりにももったいない練習なんです。


おわりに

「3メン」の練習は、あなた次第で“意味のある練習”に変わります。
だからこそ、どういう意図でやるのか、どんな目的で取り組むのか──
そこをはっきりさせることが、指導者として大切な視点です。

シンプルなものを深く考えること。
それが、強いチームをつくる第一歩になると信じています。

 

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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