【注意】悪い癖のつきやすいディフェンスフットワーク練習
こんにちは、三原です。
今日も「バスケの大学」を読んでくださりありがとうございます。
今日は、ディフェンス練習の中でも、あまりおすすめできない「フットワーク練習」についてお話しします。
これ、タイトルにもある通り、「悪い癖」がつきやすいんですよ。
なにが悪いのか、どうしてそうなるのか。あなたのチーム練習に役立つヒントになれば嬉しいです。
よくある「サークルステップ」にご注意を
まず最初に、あなたが一度は見たことがあるであろう練習を想像してください。
センターサークルやフリースローラインの円を使って、前に進んで、斜めに戻って、また斜めに進んで…というジグザグの動き。
これ、私は「サークルステップ」と呼んでいます。
初心者にスライドの基礎を教えるならまだしも、慣れてきた選手にこれを繰り返すのは、ちょっと危険だなと感じています。
なぜかというと、「足を引きすぎる癖」がつくからです。
斜め45°の動きは試合に出てこない
このサークルステップの最大の問題点、それは斜め45°のステップです。
「斜めに動くこと」=「ディフェンスの理想の動き」と思っている方もいるかもしれませんが、実はこれ、オフェンスにとってはラッキーな動きなんです。
試合を思い出してください。
トップから1対1を仕掛けられて、相手が45°で進んできたら、ディフェンスはもう抜かれている状態です。
理想は真横に行かせること。
斜めじゃなく、完全に横へスライドさせて、何度も何度もジグザグにさせる。これがディフェンスの仕事です。
だからこそ、45°のステップはオフェンスにとって都合が良すぎる。
この練習でその癖をつけてしまうのは、ちょっと怖いなと思うのです。
「引きすぎる足」がもたらす弊害
ジグザグに進むときに、足を引きすぎると、どうなるか。
横へのジグザグが深くなり、つまりは「抜かれかけている」ディフェンスになるんです。
逆に、足をあまり引かず、ほぼ真横に進ませるような浅いジグザグなら、これはオフェンスが攻めあぐねている証拠です。
オフェンスが「直進」したいという本能に反して、「横」に行かされる。
これがディフェンスの勝利です。
だから、練習から「足を引かない」癖をつけるべきなんです。
ゲームライクな練習をしよう
もちろん、サークルステップにも意味はあります。
完全な初心者に「サイドステップとは何か」を教えるためには、導入として悪くありません。
ただ、それをそのままずっと続けてしまうと、「ゲームでは使えない動き」を覚えてしまう危険があります。
練習は、必ず「試合を想定したもの」でなければいけません。
この角度、この距離、この動き…それって試合で本当に使うの?って、常に問いかけてほしいんです。
最後にお知らせ
ありがとうございました。
バスケの大学では、指導者の悩み解決になるお話を無料メルマガで発信しています。
最初の1通目でプレゼント動画もありますので、ぜひこれを機にメルマガの登録をよろしくお願いします。
YouTube「バスケの大学」では、ラジオだけでは伝わらない図などを使った戦術解説をしています。
週に1~2本の放送をアップしているので、ぜひこちらもチェックしてください。
最後に、バスケの大学「研究室」では現在進行形で手掛けている最新のチーム作りについて、ほぼ毎日三原が記事を投稿しています。
- ここでしか書けない話を共有したり
- メンバーさん全員の質問に真剣に答えたり
- 月に1回のオンライン勉強をやったり
しています。もし興味のある方は案内ページを一度のぞいてみてください。

最後までブログをお読みくださり、感謝しています。
ありがとうございます。
三原学でした。それでは、また。
追記
アマゾンの電子書籍(kindle)で本をたくさん出しています。
ちなみに、アマゾンアンリミテッドの方はすべて無料で読めます。
あと、アマゾンといえば、耳で聞くオーディブルもおすすめです。
無料キャンペーン中にダウンロードした本は、ずっと聞き続けられるので、お試しすることをおすすめします
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。
そんなあなたはぜひ「バスケの大学メルマガ」をのぞいてみてください。
同じように指導に悩み、解決してきたわたしが、チームづくりのノウハウをお伝えします。
最初の1通目で「練習メニューの作り方」という特典動画もプレゼントしてます。