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【コーチ同士の関係】すり合わせのコツは「最初の見取り図」にあり!

【コーチ同士の関係】すり合わせのコツは「最初の見取り図」にあり!

こんにちは、三原です。
今日は「コーチ同士の関係性をどう築くか?」というテーマでお話しします。

この話は、指導者の皆さんからとてもよくいただく質問の一つです。実際に、メルマガの読者さんからもこういうご質問をいただきました。

「自分のチームにアシスタントコーチがいるのですが、細部で考え方が違うことがあります。すり合わせはどうしていますか?」

はい、わかります。これは本当に大事なテーマですね。


役割分担がすべての始まり

まず大切なのは「役割分担を決める」ことです。
ヘッドコーチ、アシスタントコーチ、それぞれの役割が曖昧だと、すれ違いが生まれやすくなります。

技術面はこの人、マネジメントはあの人、というように、軸を分けて役割をはっきりさせておく。
プロの世界では、オフェンスコーチ、ディフェンスコーチ、ファンダメンタルコーチと明確に分かれていますよね。

そして、「最終決定者は誰か」を明確にすること。
チームに関する最終判断は、基本的にはヘッドコーチが行うべきです。


「アウトプットイメージ作成アプローチ」を知ってますか?

次に紹介したいのは、私が非常に影響を受けた考え方です。

それが「アウトプットイメージ作成アプローチ」。
これは私のメンターである赤羽雄二さんの著書『無敗営業 マッキンゼーで学んだ最強の仕事術』にも書かれている内容です。

要するに、最初にチームの「完成図」を描くことが大事なんですね。
チームの目標、課題、練習計画、スケジュール、役割分担…こういったものを、A4用紙1枚にまとめて書き出していきます。

そしてそれを「コーチ全員で共有する」。

これがないと、「何を目指しているのか」がぼやけてしまって、結果的に現場で混乱が生まれるんです。

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ゴールがないと、どこにも行けない

この「完成図」、つまりゴールイメージがないまま始めてしまうと、
進んでいくうちにズレが生じて、最後には慌てて帳尻合わせ…なんてことがよくあります。

でも、最初に「こういうバスケをやります」と明言しておくことで、
その都度、ズレを修正しながら進んでいけます。

例えるなら、地図を持って旅に出るようなもの。
道に迷っても、「この道だ」と戻れる場所があるわけです。


紙に書いて「見える化」しよう

ここまで聞いて、「うちは大したチームじゃないから…」と思った方、違いますよ。

どんなレベルのチームでも、**「ゴールを明確にし、紙に書いてすり合わせる」**というのは、めちゃくちゃ大事です。

うちのチームでも、「この練習は何のためにやってるのか?」「何月までに何を仕上げるのか?」
といったことを全て紙に書いて、アシスタントコーチと共有しています。


やりながら修正するのが普通です

そして、最初に立てた計画は、必ずズレていきます。
それでいいんです。最初から完璧に当たることなんてありません。

だからこそ、「今これが足りないからこれをやろう」と軌道修正する。
それをリーダーがやっていくのが、良いチーム運営につながります。


コミュニケーションの土台を築く

結局、チームのビジョンを言語化して共有することが、
コーチ同士の信頼関係を築く上での大前提になります。

これはコーチ同士だけでなく、選手にも同じです。

「うちはこういうチームを目指しているよ」「だから、君にはこれを頑張ってほしい」
こういうメッセージを、しっかり伝えていく。

今回の話をまとめると、

  • 最初に役割分担をはっきりさせる

  • チームのゴールをA4に書き出す

  • 共有して、途中で修正しながら進む

  • 最後の決定はヘッドコーチが下す

  • コミュニケーションは「見える化」から

この5つが、コーチ同士のコミュニケーションにおける基本原則だと思っています。

「うまく伝わってるかな?」「何かズレてきたな?」と思ったら、ぜひ紙に書いてみてください。
きっとそこから、新しい発見があるはずです。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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