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先生がいない?それでもチームをまとめる方法【高校バスケ指導】

先生がいない?それでもチームをまとめる方法【高校バスケ指導】

こんにちは、三原です。

今日も「バスケの大学」にお越しくださり、ありがとうございます。

今回は、とても大事なテーマについてお話ししたいと思います。それは、

「先生がいないチームで、どうやってまとまりをつくるか?」

ということ。

実は、ある高校1年生の方から、こんな相談をいただきました。


高校には教える先生がいなく、私が教えています。その際、チームメイトにまとまりを感じません。どうすればよろしいでしょうか?


これはすごいことです。

高校1年生で、指導者的な立場に立っている。並大抵のことではありません。あなたのその姿勢、本当に素晴らしいです。そして、同時にとても難しい問題だと思います。

そこで、今日はこの悩みに対して、わたしなりに2つの観点からアドバイスをさせてください。


1.まずは「目標」を全員で決めよう

チームにまとまりがないと感じるとき、多くの場合は「チームとしての目標がはっきりしていない」ことが原因です。

人は何のために努力するのかが見えないと、動けません。逆に言えば、明確な目標があると、人は自分から動くようになります。

なので、まず最初にやってほしいのは、

「チームとして、何を目指すのか」

を、全員で話し合って決めることです。

たとえば、

  • 地区大会でベスト4に入りたい

  • 1勝を目指してがんばる

  • ○○高校に勝ちたい

どんなことでもいいです。大事なのは「全員が納得しているかどうか」。

リーダーが一方的に決めるのではなく、みんなの意見を聞いて、話し合いを重ねて「これでいこう!」と決めた目標には、力があります。

これを、わたしは「合意形成」と呼んでいます。

「みんなで決めた目標だから、がんばろう」という気持ちは、チームに自然なまとまりを生み出します。


2.リーダーは「好かれる」より「尊敬される」

目標を決めたら、次に大事なのが「あなた自身の立ち振る舞い」です。

特に、あなたのように下級生でありながら指導的な立場にいる人にとっては、難しさもあると思います。

「なんで1年生が指示してるの?」
「上から言われたくないな」

そんな空気も、きっとあるでしょう。

でも、ここで大事なのは、

「好かれよう」と思わないことです。

目指すべきは、「尊敬される人になること」です。

では、どうしたら尊敬されるのか?

答えは簡単です。

「誰よりも努力する」

これだけです。

  • 毎日の練習を一生懸命やる

  • 誰よりも早く体育館に来る

  • 自分から掃除をする

  • 作戦や練習メニューを考えてくる

こういう姿を、チームメイトはちゃんと見ています。

「なんだ、口だけじゃん」と思われたら信頼は失われますが、
「あいつ、すげえ頑張ってるな」と思われたら、信頼は少しずつ積み上がっていきます。

ちなみに、わたしも2019年から毎日YouTubeを更新し続けています。大変だけど、続けることで「この人の話なら聞いてみようかな」と思ってもらえるようになったんです。

信頼というのは、毎日の積み重ねでしか得られません。


先生がいない? でもチームは作れる!

今日お伝えしたいことは、次の2つです。


  1. 「目標を全員で決める」ことで、チームはまとまる。

  2. 「好かれる」よりも「尊敬される」リーダーを目指す。


先生がいなくても、チーム作りはできます。あなたがその第一歩を踏み出しているのですから、心から応援したいと思います。

チームを動かすには時間もかかります。失敗もあると思います。でも、その経験こそが、将来あなたの財産になります。

大丈夫。あなたはすでに、立派なリーダーです。

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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