こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
━━━━━━━━━━━━━
▼ パス&カットだけの簡単オフェンス
━━━━━━━━━━━━━
結論から言います。
このオフェンス、めちゃくちゃシンプルです。
パスして、カットして、スペースを埋めるだけ。
スクリーンは使いません。
でも、これがとっても効果的なんです。
━━━━━━━━━━━━━
▼ 基本の5アウトの形を覚えよう
━━━━━━━━━━━━━
まず、5アウトの形を作ります。
5人全員が3ポイントラインの外に広がってポジションをとる。
このとき、ポジションに決まりはありません。
背の高さも、ポジションも、関係ないです。
トップからウイングにパスを出したら、その選手はカッティング。
リターンパスをもらいに走る、というのが基本です。
同じように、ウイングからコーナーにパスしたときも同じ。
とにかく「パスしたらカットする」というルールを徹底します。
━━━━━━━━━━━━━
▼ 常に「五角形」を保つ
━━━━━━━━━━━━━
カットした選手の空いたスペースを、周りの選手が自然に埋める。
この動きの繰り返しで、5アウトの「五角形」を保ったまま、ぐるぐるオフェンスが回っていきます。
特にポイントなのが、パスの方向によってカットの仕方が変わること。
上から下へのパスは、カットして空いたところに他の選手が埋める。
下から上へのパスは、自分のサイドに戻るようにカットする。
たったこれだけのルールで、チームの動きが整理されます。
━━━━━━━━━━━━━
▼ オフェンスの本質は「1対2を作ること」
━━━━━━━━━━━━━
バスケットボールのオフェンスって、最終的には「1対2」を作るゲームなんです。
1人のボールマンに対して、2人のディフェンスが引き寄せられたら、そこからは「1対0」の場面ができる。
わたしはこの現象を「クローズアウトゲーム」と呼んでいます。
━━━━━━━━━━━━━
▼ クローズアウトが起こるとき
━━━━━━━━━━━━━
たとえば、トップの選手がドライブでペイントに入っていく。
ディフェンスがカバーにくる。
その瞬間、誰かがノーマークになる。
だから、カバーが来た方向にパスを出すと、そこにはフリーの選手が待っている。
これがシュートやさらなるドライブにつながる。
すべてのプレーが「1対2 → 1対0」につながっていくのです。
━━━━━━━━━━━━━
▼ 小学生にはシンプルなプレーが最適
━━━━━━━━━━━━━
この「1対2」の作り方には3つあります。
・ドリブルで仕掛ける
・カッティングで仕掛ける
・ポストアップで仕掛ける
でも小学生には、まず「ドリブル」と「カッティング」があれば十分。
スクリーンプレーはまだ早いと考えています。
だからこそ、今日紹介している「パス&カットの5アウト」は、U12にぴったりなんです。
━━━━━━━━━━━━━
▼ カットだけでチャンスが作れる
━━━━━━━━━━━━━
たとえば、1番の選手がウイングの2番にパス。
すぐにカッティングして、ディフェンスの前を通って、リターンパスをもらう。
そのままレイアップに持ち込む。
とてもシンプルだけど、これが効果的。
ディフェンスは対応が難しいからです。
━━━━━━━━━━━━━
▼ スペースを作るカッティング
━━━━━━━━━━━━━
このカッティングの動きが、ドライブのスペースを作る効果もあります。
トップの選手がウイングにパスして、すぐカット。
ディフェンスが動かされる。
空いたスペースに別の選手がドライブする。
こうして自然とクローズアウトが発生する。
━━━━━━━━━━━━━
▼ スクリーンを使わなくても勝てる
━━━━━━━━━━━━━
この形の素晴らしいところは「スクリーンが不要」なところ。
スクリーンはタイミングも技術も必要で、小学生には難しい。
だから、まずはパスとカットの動きだけでOK。
しっかり練習すればするほど、効果が目に見えて現れます。
━━━━━━━━━━━━━
▼ まとめ:たった2つのルールだけ
━━━━━━━━━━━━━
最後に、もう一度おさらいです。
① トップからウイングにパスしたら、必ずカッティング
② 下から上へのパスのときは、自分のサイドに戻る
この2つの約束だけで、チームの動きが見違えます。
そして、クローズアウトゲームに持ち込んでいく。
小学生でもできる、シンプルで奥深いオフェンス。
ぜひ、あなたのチームでも試してみてください。
きっと、子どもたちが「バスケって楽しい!」と感じてくれるはずです。
最後にお知らせ
ありがとうございました。
バスケの大学では、指導者の悩み解決になるお話を無料メルマガで発信しています。
最初の1通目でプレゼント動画もありますので、ぜひこれを機にメルマガの登録をよろしくお願いします。
YouTube「バスケの大学」では、ラジオだけでは伝わらない図などを使った戦術解説をしています。
週に1~2本の放送をアップしているので、ぜひこちらもチェックしてください。
最後に、バスケの大学「研究室」では現在進行形で手掛けている最新のチーム作りについて、ほぼ毎日三原が記事を投稿しています。
- ここでしか書けない話を共有したり
- メンバーさん全員の質問に真剣に答えたり
- 月に1回のオンライン勉強をやったり
しています。もし興味のある方は案内ページを一度のぞいてみてください。

最後までブログをお読みくださり、感謝しています。
ありがとうございます。
三原学でした。それでは、また。
追記
アマゾンの電子書籍(kindle)で本をたくさん出しています。
ちなみに、アマゾンアンリミテッドの方はすべて無料で読めます。
あと、アマゾンといえば、耳で聞くオーディブルもおすすめです。
無料キャンペーン中にダウンロードした本は、ずっと聞き続けられるので、お試しすることをおすすめします
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。
そんなあなたはぜひ「バスケの大学メルマガ」をのぞいてみてください。
同じように指導に悩み、解決してきたわたしが、チームづくりのノウハウをお伝えします。
最初の1通目で「練習メニューの作り方」という特典動画もプレゼントしてます。