こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
バスケットボールのチームを指導していると、誰もが「気持ちを1つにしよう」「チーム一眼となってやっていこう」と言葉にするものです。しかし、人間の心は目に見えないですし、大きく揺れ動くため、いきなり心をそろえるというのは非常に難しいことです。
そこでわたしが指導している安田学園高校では、「整理・整頓・掃除」の3S活動を何より大切にしています。これは、わたしが尊敬する広島県のサッカー指導者である畑喜美夫先生の「ボトムアップ理論」がお手本になっています。いきなり目に見えない心をそろえようとするのではなく、まずは簡単な「物」をそろえていくことから始めるのです。
第1段階:静かな3S活動
3S活動には大きく分けて2つの段階があります。第1段階は、動かないものをそろえる「静かな3S活動」です。
具体的には、カバンをきれいに立てて置く、靴をそろえる、服装をそろえる、そして道具を大切に扱うということです。これは良い意味で「形から入る」ということであり、最も簡単で誰にでもできる原点です。カバンすらそろわない、荷物がぐちゃぐちゃであるようなチームが、複雑で激しいバスケットボールの攻防の中で気持ちをそろえられるはずがありません。まずは手の届く身の回りのものをそろえる「凡事徹底」から入ることが重要です。
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第2段階:動く3S活動
静かな3S活動がチームに根づいてきたら、次の段階として「動く3S活動」に挑戦します。これは、人の動きや姿勢をそろえていく段階です。
たとえば、人の話を聞くときの姿勢(腰骨を立てる立腰の精神)や、返事、お辞儀のタイミング、列の並び方、そして「集合」がかかったらパッと全力で集まる行動などです。一流のプレイヤーほど、こういった礼儀や姿勢をとても大切にしています。挨拶にしても、なんとなく略した言葉を使うのではなく、「こんにちは」「ありがとうございました」とはっきり言うことで、初めてタイミングをそろえることができます。
まずは静かなものをそろえ、次に動くものをそろえる。この凡事徹底のステップを踏むことで、はじめてコートに立つメンバーの心がカチッとそろい、そこから徐々にバスケットボールの強い絆へとつながっていくのです。あなたのチームでも、ぜひカバンを立てることから始めてみてください。
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