ディフェンス

ボールマンディフェンスの構え 【バスケ理論】

こんにちは、三原です。

お読みくださり、感謝しています。

今回は「ボールマンディフェンスの構え」というお話をさせて頂きます。

この記事を読むことによるメリットは、

  1. ボールマンをどのように守るべきかわかる。
  2. プレッシャーをかけるディフェンスが上達する。
  3. ボールマンディフェンスを指導するとき、具体的な言葉で指導できるようになる。

いよいよ、具体的なディフェンスの方法論です。

ボールはたった1つしかなく、ボールのあるところにのみ得点源がありますから、ボールマンのディフェンス方法はとても重要です。

要点は次のように考えています。

  1. 足幅はできるだけ広げる。
  2. 足は前後にする。前足のかかとが後ろ足のつま先になるようにする(ヒール=トゥ)。
  3. 自分の鼻が相手の胸の高さになるように、膝を曲げる(ノーズ=チェスト)。
  4. 上体は起こして、顔を上げる。
  5. 視線は相手の胸をにらみつける。
  6. 前足の方の手は、ボールに伸ばす(トレースハンド)。
  7. 後ろ足の方の手は、耳の横に構えておく(パスコースハンド)。

 

(写真:倉石平のディフェンシブバスケットボールより引用)

 

ひとつずつ、なぜそうするのか、解説します。

1.足幅はできるだけ広げる

足幅がせまければ、相手のオフェンスは直線に近いコースで、あなたをドリブル突破することができます。

しかし広ければ広いほど、ドリブルコースは膨らまざるをえません。つまりスピードが出なくなります。

ただし、やたらと広げれば良いわけではありません。

なぜならば、ディフェンスであるあなたが動けなくなってしまうからです。

動ける範囲で最大限の足幅を合言葉に、自分のスタンスを見つけてください。

 

2.足は前後にする。前足のかかとが後ろ足のつま先になるようにする(ヒール=トゥ)。

私はこの足の前後をヒール=トゥと呼んでいます。両足がそろってしまうと動きにくいですし、後ろ足を引きすぎると、相手にまっすぐ抜かれます。ヒール=トゥが最良です。

高校生でディフェンスフットワークを毎日行う学校は多いと思いますが、足をどれくらい前後させるかは意外と見落とされがちです。引きすぎる癖がついて、簡単に抜かれる原因を身につけることのないように注意しましょう。

 

3.自分の鼻が相手の胸の高さになるように、膝を曲げる(ノーズ=チェスト)。

「膝を曲げろ!」「腰を落とせ!」とよく言われますが、具体的にどのくらいの姿勢を作るのか、明確にしておいた方が選手はやりやすいはずです。

そこで私はノーズ=チェストとしています。

これ以上に伸び上がっても、しゃがんでも、動きにくいです。

相手の胸の高さに自分の鼻を持っていきましょう。

 

4.上体は起こして、顔を上げる。

膝を曲げるので、多少は体全体が前傾しがちですが、前傾すると動きにくくなります。

というのは、ディフェンスは基本的に「横や後ろ」に動くことが多いので、前のめりだと簡単に抜かれるからです。

顔を上げるようにすれば、自然と重心が安定するでしょう。

 

5.視線は相手の胸をにらみつける。

視線は相手のです。

なぜならば、ボールや目、足はフェイクで動かせても、胸だけは動かせないからです。

ようするに胸が動く時だけが、オフェンスが本当に動いたとき、ということになります。

ボールや目、足を見ていると、フェイクにかかりやすくなります。

にらみつけるような視線も大切です。

「常に攻撃的な」態度を顔に表すことも、相手にプレッシャーをかける大切な部分です。

この視線については、あまり指導する先生が少ないように思えます。

 

6.前足の方の手は、ボールに伸ばす(トレースハンド)。

トレースハンドと呼んでいますが、前方の手は相手に向かって伸ばしましょう。

ちょうど相手の膝に触るつもりで伸ばしておくと、イメージがつかみやすいと思います。

ここに手が常にあれば、相手はドリブルチェンジをすることができないはずです。

このときの注意点は、手のひらを天井に向けておくこと。

無意識だと手のひらは床を向くようにすると思いますが、これだと「空振り」が多いためです。

また、ボールをスナップするときも、手のひらが上に向いていれば、下からスナップすることになります。

この方がボールも取りやすいですし、ファウルにもなりにくいです。

 

7.後ろ足の方の手は、耳の横に構えておく(パスコースハンド)。

パスコースに備える手は、耳の横に広げておきましょう。

ポイントは「肘を曲げておくこと」です。

腕を伸ばしたくなりますが、伸ばしたままだとパスに対する反応が鈍くなります。

パスが出された瞬間に「パッ!!」と手を出せるように、最初は肘をたたんでおきましょう。

 

以上がボールマンディフェンスの構えになります。

もちろんくり返しの練習が必要ですが、まずは正しいフォームを理解してから練習に取り組みましょう。

それが良い習慣を身につける最良の方法です。

ABOUT ME
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三原学
1981年東京生まれ。小5からバスケを始める。早稲田大学では主務としてインカレ第3位に貢献。卒業後は、母校である安田学園高校の男子バスケットボール部を指導している。常に攻撃的なバスケットボールがモットーで「やって、見て、教えて日本一楽しいバスケ」を日々追及している。特にパス&ランのオフェンス指導には定評があり、選抜チームなどのコーチも歴任。ライセンスはJBA公認B級コーチ、B級審判。「5アウトのモーションオフェンス」「ドリブルドライブモーションオフェンス」など著書多数。運営ブログ「バスケの大学」はYouTube版も好評。
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