こんにちは、三原です。
今回は「UCLAオフェンスのオプション」というお話です。
前回、UCLAオフェンスのお話をしました。
今回は、下の図のような状況からオフェンスのスタートです。
- #3、#5にパスできない
- しかたなく
- 逆サイドの#2にパスした

このパスのあとは、ちょっと複雑なんですが
- #3は逆サイドへカット
- ボールは#4まで展開

- #2は#4から手渡しパスを受ける
- #5は移動

- #4は手渡しパスをした後
- #5のスクリーンを使ってカット
このスクリーンは「さっきまでボールを持っていた人にバックスクリーン」なので、めちゃめちゃ引っかかります。

- #4にパスが入らなければ
- #5にパスして
- #1は45度へ

この形から「コンティニュティ」に入ります。

ボールを逆サイドに飛ばしたときのエントリーです。
特にバックスクリーンが引っかかります。
とても使えるプレイです。
続いて、下の図のような状況
- #2にもパスできない
- どこにもパスできない

こういう時です。困りましたね。
こんな時は、こうすれば解決です。
- #4がハイポストにフラッシュ
- #1がバウンドパス
- #2がバックドアに走りこむ

このプレイは「ブラインドピッグ」と言われています。
直訳すると「盲目の豚」です。
誰が何でこんな名前つけたのかわかりませんが「裏を突く」ってことだと思います。
ブラインドピッグをしてもシュートにつながらないときは、
- #1は#4から手渡しパスをもらう
- #5、#3がダブルスクリーンをセット

- #4は#1に手渡しパスか
- ダブルスクリーンを使った#2
- どちらかにパス
- 狙いはもちろん「即シュート」です

- #2にパスしたら
- #1は45度に上がる

- #2がボールを持つと同時に
- #3はハイポストに上がる
- #4はローポストに下がる
この動きをすると、
- #3が通過した瞬間に
- #5の目の前がぽっかり空くので
- #5のローポストにパスが入りやすい
ロ―ポストに入れるためにとても計算されたプレイです。

この形まで行って「コンティニュティ」に入ります。

いかがでしたでしょうか?
UCLAオフェンスは「UCLAカット」の一部分だけが有名ですが、全体を見てみると、かなり計算されたセットオフェンスなことがわかります。
計算されつくしているだけに、中高生には難しいかもしれません。
わたしが一番感じるのは、これを考えたジョン・ウッデンの「こだわり」です。
選手の適材適所を考え、全員が均等にボールを持てるオフェンスを考案した。
この勝利への執念と賢さ。
指導者にはこだわりが大事。
そんなことをこのオフェンスから、わたしは感じました。
動画ではもう少し詳しく解説しています。
最後までお読みくださり感謝しています。
三原学でした。それでは、また。
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