オフェンス

【バスケ指導法】フリーオフェンスを作ろう! 3アウト2インのモーションオフェンス

こんにちは、三原です。

わたしはオフェンスは「フリーオフェンス」がいいと信じています。

高校生や中学生、そしてミニバスと、子供たちを教える上で、パターンオフェンスだとむずかしいんですよね。

NBAとか見れば完ぺきなパターンオフェンスが行われていて、「わぁー、すごいなあ」って思って、それを自分のチームでもやりたくなるものです。

でも、それを子供たちにやらせたところで、うまくいかないことが多いんですよね。

それはなぜか?

かんたんに言うと、「やり方だけ教えて『考え方』を伝えてないから」です。

なのでこの記事では、オフェンスの指導法として、「考え方」をベースに、フリーオフェンスを教える手順を説明していきます。

YouTubeでも解説したもののまとめです。

途中に紹介する動画は、音声だけでも学べるようにできています。なので、移動中とか、聞き流しだけでもぜひどうぞ。

なぜフリーオフェンスがいいのか?

まずフリーオフェンスの特徴をお話ししましょう。

  1. 読まれにくい
  2. 個人が育つ
  3. 楽しい

この3つが最大の魅力です。

(1)読まれにくい

複雑なフォーメーションをすればするほど、うまくいくと思うのは、間違いです。

複雑であればあるほど、動きの手順が決まっていて、読まれやすいです。

例えばこんな感じに。

https://twitter.com/coach_manabu/status/1349646634255216640?s=20

フリーオフェンスは、そもそも動きの道筋が決まってませんから、読まれにくいです。

(2)個人が育つ

フォーメーション以上に、フリーオフェンスの方が個人技能が必要になります。

  • 1対1の技術
  • 体力
  • 考える力

こういったものが重視されます。

なので、中高生やミニバスには向いてます。

フリーオフェンスをやって、個人技をどんどん伸ばしてあげましょう。

NBAとはかセットも多いですが、動きのはじめ(エントリー)だけ決まってて、あとはフリーオフェンスというのもけっこう多いです。

(3)楽しい

これが一番ですかね。

自分たちの特徴を活かせるし、アレンジできるんで、子供たち同士でワイワイできます。

プレイの約束を練習でやりながら作っていく。という楽しさがありますよ。

名将のジョンウッデンも、著書でこう書いています。

システムよりも基本が大事です。

システムばかりに時間を費やしてはいけません。

オフェンスは型にはめすぎて、選手が制限されることのないようにしましょう。

時にはコーチさえもが正確に予測できないような、豊富で自由な動きがなくてはならないんです。

オフェンス指導の手順

では、フリーオフェンスの魅力がわかったところで、実際の手順です。

  1. セットを決める
  2. ポジションを決める
  3. 動きを分解する

という順番で指導します。

動画でもお話ししてますので、まずはそちらをどうぞ。音声だけでもOKです!

(1)セットを決める

選手の適正に合わせて、セットを決めましょう。

セットとは「立ち位置」のことです。

  • 3アウト2イン
  • 4アウト1イン
  • 5アウト

などいろいろあります。

どれもメリットとデメリットがあるので、チームに合ったものを選んでください。

セットについて詳しく知りたい方は、こちらもお読みください。

セットオフェンスの種類 基本となる形 7選 【バスケ戦術講座 第10回】こんにちは、三原です。 セットオフェンスとは ハーフコートで攻めるときに 誰が どこに立つか という立ち位置の約束のことを言います。 もちろん、選手はドリブルとパス、スクリーンとか、いろんなプレイをしていくわけですが、最初の「立ち位置」をどうするかを決めておくことは、ものすごく大事です。 迷子にならないための「地図」みたいなものですね。 そんなセットオフェンスの代表例を、わかりやすく解説します。...

(2)ポジションを決める

次にポジションですね。

大きくわけて3つです。

  1. ガード
  2. フォワード
  3. センター

あまり細かくわけすぎず、ざっくりと「インサイドかアウトサイドか」くらいでもいいかもしれません。

その子がやりたいと思うポジションをやらせましょう。

「やらせたい」ではなく、「やりたい」です。

ポジションについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。

【バスケットボール】ポジションの決め方 それぞれの役割をわかりやすく 【バスケ戦術講座 第2回】バスケのポジションって、あるようで、ないっていうか。けっこうわかりづらかったりします。野球みたいに、すごく役割が明確ってわけじゃないんですよね。この記事では、指導者がポジションを決めるときに、どのような考え方をすればいいのか、わかりやすくお伝えします。...

動きを分解する

セットが決まり、選手のポジションも決まった。

そしたら動きを分解しましょう。

これについては後の章で詳しく説明しますね。

3アウト2インが一番いい理由

なお、わたしは3アウト2インが一番いいオフェンスだと思っています。

それはなぜか?

  1. バランスが良い
  2. ゴール下を攻めやすい
  3. リバウンドが強い

やっぱりバスケットボールは確率の高いシュートを打つのが大事です。

それには、当たり前ですがゴール下からシュートした方がいい。

なのでセンターは2人おくべきです。

アウトサイドが3人いるので、ちゃんとパスも回るし、センターと協力して、アウトサイドからの1対1もできる。つまりバランスがいいんです。

そしてリバウンドも強い。欠点という欠点は見当たらないのが3アウト2インです。

なのであなたも迷ったら3アウト2インを強くオススメします。

最近だと5アウトとかが流行りですが、わたしは経験上あんまりしっくりきませんでした。

3アウト2インについては、こちらの本にまとめてあります。もしよかったらぜひ。

なお、これから先も、3アウト2インを前提に練習方法をお伝えします。

アウトサイドの練習方法

まず、アウトサイドの3人です。

  • ガードがトップ
  • 両ウイング

という3角形ですね。

この形を保ちながら3対3をやります。

まずはウイングがVカットします。ちゃんとディフェンスを振り切りましょう。

そして、ウイングにパスをして、トップからアウェイにスクリーンします。

また、チャンスがあればトップからカッティングしてもいいでしょう。

このようにパスを回しながら、ディフェンスが遅れたら、その隙をついて1対1を仕掛けます。

もう少し詳しくはYouTubeで解説してあります。

インサイドの練習方法

続いてインサイドの2対2です。

これはパッサーとして、アウトサイドに人を置きます。

コーチやマネージャーでOKです。

ローポストでボールをもらったら、1対1で勝負です。

このとき、逆サイドはハイポストにフラッシュします。

逆サイドに止まっててもボールをもらえないからです。

ハイポストでもらったら、もちろんシュートを見ます。

このとき、ローポストにパスしてもいいですね。

「ハイロー」と呼ばれる力強いプレイです。

ディフェンスががんばってパスをもらえないときは、センター同士でスクリーンをかけると、かんたんにもらえたりします。

たとえばこんなダウンスクリーン。

こんな感じで、しつこくインサイドで勝負を仕掛ける練習を、2対2でやりましょう。

もう少し詳しい解説は、動画でどうぞ。

インアウトの練習方法

今度はイン・アウトの組み合わせです。このイメージ。

 

ポストに入れた後に、アウトサイドは動きましょう。

このようなスクリーンで入れ替わるのが一番かんたんです。

こうすると、1・2もシュートチャンスができますし、5にカバーが行きにくくなるので、ローポストでの1対1もやりやすくなります。

あと、よく試合であるのがバックドアですね。

2にパスができなければ、5がハイポストフラッシュです。

そして2がバックドアに抜ける。バウンズパスが通れば、レイアップです。

このように、インサイドとアウトサイドの連携を3対3で練習します。

他にもいろんな動きがありますので、動画で確認してください。

ドライブへの合わせ方

1対1でドライブしたら、ディフェンスはカバーに行きますね。

なのでオフェンスも動いて合わせることが大事です。

基本的な動きは「サークル」。

うず巻きのようにぐるっと回ると、ボールがもらいやすいです。

センターも同じように、サークルに合わせます。

唯一の例外は、ベースラインドライブには、ベースラインがコーナーで合わせてあげることです。

この時だけは、サークルに動かず、コーナーで待っておきましょう。

下の図の3です。

このツイートは、すごくサークルルールの合わせがわかりやすいです。

https://twitter.com/coach_manabu/status/1293363519530741760?s=20

ということで、合わせについては、この動画でぜひご確認ください。

これらを合わせて5対5をやってみよう

今までの手順で練習をしていけば、フリーオフェンスはほぼ完成です。

あとはインサイド、アウトサイドをくっつけて、実際に5対5をしてみましょう。

きっとうまくいくはずです。

動画で解説をしているので、ぜひそれを見てみてください。

参考文献

いかがでしたか?

5対5を組み立てる練習方法や、考え方がおわかりいただけたと思います。

実際にわたしは、このような形でオフェンスを指導しています。

ぜひあなたのチームに合った、フリーオフェンスを作ってみてください。

子供たちがいきいきとリングに向かって攻めていくこと間違いなしです!

この記事に共感してもらえたら、次の本も読んでもらえると嬉しいです。

NBAを題材に、指導者が考えるべきゲームの基礎と、もっとも大事な攻守の切り替え(トランジション)について解説した本です。

Amazonのアンリミテッドの方は、いつでも無料で読めますので、ぜひご覧ください。

ABOUT ME
三原学
1981年東京生まれ。小5からバスケを始める。早稲田大学では主務としてインカレ第3位に貢献。卒業後は、母校である安田学園高校の男子バスケットボール部を指導している。常に攻撃的なバスケットボールがモットーで「やって、見て、教えて日本一楽しいバスケ」を日々追及している。特にパス&ランのオフェンス指導には定評があり、選抜チームなどのコーチも歴任。ライセンスはJBA公認B級コーチ、B級審判。「5アウトのモーションオフェンス」「ドリブルドライブモーションオフェンス」など著書多数。運営ブログ「バスケの大学」はYouTube版も好評。
バスケの大学メルマガ

記事を最後までお読みくださり、感謝しています!

このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。

バスケの指導は不思議なもので、やればやるほど何が正解か、わからなくなります。

そういうわたしがそうでした。

最初は自信満々で指導を始めたものの、悩みが生まれ、やればやるほど難しく感じます。

でも、だからこそ学び続けることが大事なんです。

わたしは指導歴18年ですが、これだけやっていると、昔は悩んでいたけれど、今はもう解決していることが、けっこうあります。

「このことを10年前に知りたかったな」が、いろいろあるんです。

なので、それをあなたにお伝えしたいと思います。

  • メールは2日に1回配信
  • バスケの指導者向けの講座です
  • わたしのチームづくりのノウハウを
  • できるだけ短く
  • わかりやすくお届けします
  • わたしから課題を配信したり
  • あなたの質問、相談にものります

わたしといっしょに、チームづくりの勉強をしませんか?

もちろん完全に無料なので、ご安心を。

今なら、特典教材「練習メニューの作り方」もプレゼントしています。

ぜひメルマガ講座でお会いしましょう!

いつでも解約できますので、お気軽にどうぞ。

ありがとうございました。それでは、また。

メルマガ講座を受講する