こんにちは、三原です。
バスケは選手交代が最も多いスポーツです。
だからこそ、それはコーチにとっての武器になります。でも、けっこうむずかしいんですよね。
- 選手交代のコツが知りたい
- 自分の中で考え方がまとまってない
こういったあなたはぜひ最後までこの記事をお読みください。
YouTubeでも解説しています。
音声だけでも学べるので、聞き流しでもOKです。
一番よくないのは「?」になること
選手を交代させるのはコーチの役目です。
なので、一番気をつけたいことは、選手から納得されることでしょう。
交代させられる方が「もっと出たかったな」とか思うことは自然だし、良いんですが、本当に納得がいかないような交代をしてはいけません。
「え?おれ?」
みたいにならないようにするのは、事前に言っておくことが大事ですね。
事前に言っておこう
- スタメンは誰々
- 役割は何々
- 交代はあなたです
こんな話を、練習の段階で話をしておきましょう。
もっというと、そのメンバーで練習をつまなければダメです。
極論、試合当日にコーチが何も言わなくても、誰がスタートで、誰と誰が交代するのかが全員わかっている状態が理想です。
前半で10人くらい使うつもりで準備
できるだけ、たくさんの選手を出場させましょう。
スタメンを引っぱることも大事ですが、たくさん出場させるメリットも多いです。
- 体力の温存
- 気力の充実
- 冷静さを保つ
いろんな意味で、選手交代は多い方がいいです。
前半で10人以上使うつもりで考えておきましょう。
前半で使うことがけっこう大事で、いきなり後半の厳しい局面で「行ってこい!」って言われてもビビるだけです。
最初にサクッと出ておけば、後半も強気に行けます。
序盤で出番を作ってあげることは大事ですよ。
ファウルで交代
ファウルの数は試合を左右するので、「時間と回数」で交代のルールを決めておきましょう。
わたしが考えるルールは「10分で1回までOK」ですね。
前半で2つ
なので、前半で2つが、ギリギリのファウル回数です。
- 前半で2つやったら、下げましょう
- 後半で4つも、下げます
逆に、前半で3つやったら、かなり厳しいですし、後半で5つやったら退場ですね。
ファウルがかさむと、普段の実力を出せません。
- 前半で2つ
- 後半で4つ
これをやったら、自動的に下げるようにしましょう。
勝負どころは下げない
まったく逆のことをいうようですが、
- 主力の選手で
- 接戦の場合
このときは下げないで引っぱることも必要です。
「ここでこの子を下げちゃったら、一気に離される」そう思う場合は、引っぱることも必要です。
こういう感覚は、経験で得るものです。ぜひ、頭の片すみに入れておいてくださいね。
パニックになったら
試合は「気分よくプレイしたら勝ち」です。
高校生以下は、ホントそうですよ。そんなもんです。
なので、カッとなったり、パニックになったら、下げてあげましょう。
冷静にさせて、それからもう一度コートに送り出してあげるべきです。
レイアップを外す
パニックになる代表は、レイアップを外すことですね。
- レイアップを外す
- あーやっちゃった
- 取り戻そうとしてファウル
これはよくあるパターンです。
あとはレイアップに限らず、シュートの調子が悪いときこそ、打ちまくる子もいます。
これも1回下げた方がいいですね。
シュートの調子が悪いときは、がまんして、ディフェンスやパスをちゃんとやるべきです。
そしてゴール下を1本、またはフリースロー1本入れれば落ち着きます。
そこまでがまんすることを教えましょう。
凡ミスが3回
レイアップを外すも凡ミスですが、
- パスミス
- キャッチミス
- トラベリング
こんなのが3回続いたら、まず交代です。
大事なのは、この交代が「罰」みたいにならないことです。
勇気づける話をして、コートに戻しましょう。
もしあなたができれば、ジョークで勇気づけるのが一番いいです。
組織的な動きをしていない
凡ミスとまではいかなくても、組織的な動きをしてない選手は、早めに下げます。
- フォーメーションを間違えてる
- ヘルプディフェンスしてない
- キョロキョロして、いつもと考えてることが違う
こういう選手は、けっこういますね。
下げてあげて、的確な指示を出して、思い出させましょう。
出番を増やす
最初にも述べたように、前半で10人使うくらいのイメージで出番を増やすことが大事です。
チームの活気にもなりますし、主力の体力温存にもなります。
具体的に、こんな交代の仕方がいいよという方法をお伝えします。
2Qが出しやすい
勝敗に一番関係ないのは、第2Qです。
まあ、試合の流れにもよるんですがね。
わたしの経験上、2Qが一番関係ないかなと感じています。
なので、この2Qに交代を多くするべきですね。
- ちょっと自信がないけど、経験はつませたい
- 少し、この子は出しておきたい
そんな交代は2Qがオススメです。
勝ちが決まったら交代
もう勝ってるのに、スタメンを引っぱりすぎる試合をときどき見ます。
ベンチでは必死に指揮をとってるので、怖いのはわかります。
でも、冷静に考えたら、20点も30点も勝ってるんですから、どんどん代えましょうよ。
特に、技術面はちょっと劣るけど、いつもがんばってる子は出してあげるべきです。
チーム全体の雰囲気がよくなるからです。
特に上級生をどんどん出してあげることは、チームの士気を高めるでしょう。
チームの活性化を第一に考えよう
いろいろと書きましたが、交代の目的はチームの活性化です。
- 点差を広げる
- 点差を追い上げる
- 元気な選手を出す
- ファウルをしてない選手を出す
- 盛り上がる選手を出す
これらはすべて、チームの活性化が目的ですね。
その交代でチームが良くなるかどうか。それをコーチは絶えず考えてベンチワークしましょう。がんばってください!
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。
バスケの指導は不思議なもので、やればやるほど何が正解か、わからなくなります。
そういうわたしがそうでした。
最初は自信満々で指導を始めたものの、悩みが生まれ、やればやるほど難しく感じます。
でも、だからこそ学び続けることが大事なんです。
わたしは指導歴18年ですが、これだけやっていると、昔は悩んでいたけれど、今はもう解決していることが、けっこうあります。
「このことを10年前に知りたかったな」が、いろいろあるんです。
なので、それをあなたにお伝えしたいと思います。
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ありがとうございました。それでは、また。