こんにちは、三原です。
スタメンを決めるって、コーチの大事な仕事です。
経験によるものが大きいですが、自分の中で基準を設けておくと、判断しやすくなります。
スタメンを決める基準に悩んでいる。
ベンチワークを理論的に学びたい
そんなあなたはぜひ最後まで記事をお読みください。
YouTubeでも解説していますので、ぜひどうぞ。
音声だけでも勉強できますので、聞き流しでOKです。
スタメンが大事な理由
何事も、最初が一番大事です。
なので、バスケのメンバーもスタメンが一番大事です。
その理由をかんたんに言うと、第1Qが勝敗を決めるからです。
第1Qは絶対に勝て
わたしは、第1Qが試合で一番重要だと考えてます。
なぜならば、次のような方程式があるからです。
1Q勝ったチーム=試合に勝つ確率80%
先日、こういったツイートをしました。
https://twitter.com/coach_manabu/status/1227131895265103872?s=20
最強の5人にする
なので、最初の5人が一番強い5人にするのが、一般的ですね。
わたしもそうしてます。
- 最初は0対0から始まる
- 出だしでリードを奪う
- あとは先行逃げ切り
このゲームプランを実現するために、最初を最強にするわけです。
あえて最強にしない
ベンチメンバーに自信があれば、あえて最強にしない方法もあります。
これは相手のスタメンが最強の5人という前提ですが
- 最初はトントン
- 相手はそのうち疲れてくる
- こっちは元気な5人を投入
- その差でリードを奪う
こういうゲームプランですね
交代はプラス3人
では、交代要員について考えます。
バスケは交代が頻繁なので、試合のカギを握ります。
スタメン5人だけで試合をするってのは、まずありえないと考えましょう。
ポジション別に1人ずつ
最低限、各ポジションに1人ずつ控えを作るべきでしょう。
- ガード
- フォワード
- センター
とざっくりわけられますが、これに1人ずつってことです。
役割がはっきりした選手を作る
スタメンが「いろいろできる選手」であるとするならば、
ベンチメンバーは「役割を果たす選手」で十分です。
いわゆるロールプレイヤーですね。
- ディフェンスだけはがんばる
- リバウンドだけはがんばる
- シュートだけはやたら入る
この「~だけは」という選手でも、十分貢献するはずです。
逆にいうと、こういう選手を育成しましょう!
パイプとパイプをつなぐジョイントのような存在であり、「短くても太い」選手のイメージです。
2プラトンという考え方
スタメンと交代選手を考えるうえで「2プラトン」という考え方もアリです。
- 5人チームを2つ作る
- そのチームは固定
- 時間が来たら自動的に交代
みたいにするんです。
メリットは出番があること
たとえば、AとBという5人ずつがあるとします。
交代は5分です。
1QからAが5分、Bが5分で交代するってことです。
必ず出番があることは、選手のモチベーションを高めます。
そして、相手チームの選手層が薄ければ、2プラトンは嫌な戦略となるでしょう。
デメリットは機械的なこと
あくまで機械的な交代なので、いわゆる調子のいいときに交代するようなこともあります。
また、交代することで試合の流れが良くも悪くも変わることがあります。
このへんがコーチのさじ加減ですが、一長一短ですね。
「うまい5人=最強」ではない
ところで、最強の5人とは「うまい順に5人」ではありません。
結局バスケはチームプレイなので、組み合わせがとても重要です。
コンビネーションを考える
- 右利きと左利き
- 身長差が大きい2人
- シューターとドライブ
- ガツガツいく子と献身的な子
いろんな組み合わせがあります。
似たような5人というより、ぜんぜん違う5人がプレイして、化学反応が起きるようなチームの方が強いです。
これを見抜くには選手の様子をじーっと観察する以外ないですね。
誰といっしょが楽しそうか?
技術や能力面でなかなかコンビネーションが見抜けないとき、ひとつコツがあります。
それは
誰と誰が楽しそうにプレイするか?
ですね。
クラスで席替えをして、友達が近くにいると勉強をがんばるようなもんです。
楽しそうにプレイしていればパフォーマンスが上がるので、ここは見逃さないようにしましょう。
また、選手に聞いてみてもいいでしょう。
選手のメンタルも知るべき
最後に選手のメンタル面についてです。
スタメンになる、ならないに関して、コーチが考えている以上に、生徒は重要視していることがよくあります。
絶対にスタメンになりたい選手
とくに上級生に多いのが、このタイプ。つまりはプライドですね。
この子はスタメンにした方が力を発揮します。
たとえ短時間で下げられても、スタメンであることに欲求を満たされる生徒です。
ただし、チームの事情でたんなるわがままになるような場合は、もちろん線引きをするひつようがあります。
逆にコーチが迷っているようなら「スタメンになりたい!」という気持ちを重視するのも大事です、って話です。
スタメンになりたくない選手もいる
信じられないかもしれませんが、スタメンになりたくない生徒が多いのも事実です。
- とくに下級生に多いですね、
- 気がひける
- 緊張する
- 自信がない
こういう意見を持つ子もいます。なので注意深く見る必要がありますね。
答えはない
以上がわたしの経験によるアイデアです。
もちろん答えなどありません。
異論、反論も含めて、あなたのお役に立てたら嬉しいです。
お読みくださり、感謝しています。
ありがとうございました。それでは、また!
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。
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