こんにちは、三原です。
スクリーンすると見せかけて、ゴールに飛び込むプレイをスリップといいます。
忘れられがちな技術ですが、これ、かなり使えるんです。
スクリーンは味方をノーマークにするために行うものですが、実は自分もノーマークになりやすい。とくにフレアースクリーン後は、スリップが狙えます。NBAチャンピオン、ラプターズの美しいお手本を真似しましょう😃🏀
— 三原学@バスケの大学🏀 (@coach_manabu) August 25, 2020
この記事では、有名なプリンストンオフェンスを題材にして、スリップがどんな感じで使えるのかをわかりやすくお伝えします。
ちなみにYouTubeでも解説しています。
画面をずっと見てなくてもいいように、音声だけである程度学べるように作っています。聞き流しでもぜひどうぞ。
すばらしいエアフォースのスリップ
今日の題材にしたプレイはこちらです。
アメリカの大学「エアフォース」のスリップですね。
エアフォースは毎年プリンストンオフェンスを使っていて、成功を収めています。
パッと見ただけでは、鮮やかすぎて何が起きているのかよくわからないほどです。
ちゃんとわかるように説明しますが、まずはイメージとして、この動画を見てください。
プリンストン・チンオフェンス
ではまず、チンがもともとどんなオフェンスか、解説します。
全員がフリースローラインより高く位置するハイセットです。

ガードが遊びのドリブルハンドオフから、逆サイドにパスを飛ばします。


ここで1つめのチャンスです。
パスしたばかりの3に5がバックスクリーンです。
3のディフェンスは5に気づかず、ガチッとかかることが多いです。

ここにパスが通らなければ、5は2にフレアスクリーン。
これもかかりやすいスクリーンになります。
2は3ポイントも打てるし、ピックみたいになるのでドライブもしやすいです。
3は邪魔になっちゃうので、外に出ましょう。

ここまでやると1周して、元のセットに戻ります。
これをチャンスが来るまでしつこくくり返すんです。

以上が「チン」の基本です。
もうちょっと詳しく知りたい人は、こちらもぜひどうぞ。

あえて逃げるようにカット
さて、このチンオフェンスですが、スリップを加えるときはどうするのか?
それはカットの3が「逃げるように」ボールから遠ざかるんです。
こうなると5がスリップするスペースが生まれますね。

ディフェンスが3のカットを先読みして、スイッチばかりしてくるときは、このスリップをぜひ使いましょう。
エアフォースよろしく、相手ディフェンスが「やられた!」と思う2点が取れることまちがいなしです!
ショットクロックの短い時代にスリップは生きる
最近のバスケはショットクロックが短いです。
24秒といいながら、実質は1回のオフェンスを14秒でプレイしないといけません。
昔は30秒だった頃もあるわけで、こうなると1プレイにかけられる時間が減ってきます。
なので、今のルールにスリップは合っていると思うんです。
実際に、ショットクロックが12秒の「3x3」では、スリップが多用されています。
今まであまり発想がなかったなら、ぜひ試してみてください!
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。
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