オフェンス

【バスケ】シュートセレクションと得点期待値【ドリブルドライブモーション】

こんにちは、三原です。

これをお読みのあなたは

  • シュートセレクションってよくわからない
  • 選手にシュートセレクションをうまく説明できない
  • シュートの確率が低くて悩んでる

そんな悩みをお持ちではないでしょうか。

この記事では、数字を使ってシュートセレクションを説明します。

結論としては

  • ファウルをもらうことが最も良い
  • ドリブルでゴール下を狙え
  • 外を打つなら3P

ということです。

動画講義はこちらです。

シュートの期待値とは

まず、あなたのチームの「試合でのシュート確率」を集計します。集計すべきシュートは4種類です。

  1. ペイント内の2点
  2. ペイントの外の2点
  3. 3点シュート
  4. フリースロー

これらの確率が、次のようなものだったと仮定します。

  1. ペイント内の2点 = 60%
  2. ペイントの外の2点 = 40%
  3. 3点シュート = 33%
  4. フリースロー = 70%

おそらく、あなたのチームもだいたいこのくらいなはずです。

ゴールから遠ければ遠いほど、確率は下がります。

だから指導者は「できるだけ近づいて打て!」と教えがちですが、もうちょっと考える必要があります。

シュートの確率を、その得点でかけ算するのです。これをシュートの「期待値」と呼びます。

まずはゴール下を攻めろ

確率だけではなく、期待値を見ると、本当に打つべきシュートがわかってきます。

  1. ペイント内の2点
    = 60% × 2 = 1.2点
  2. ペイントの外の2点
    = 40% × 2 = 0.8点
  3. 3点シュート
    = 33% × 3 = 1.0点
  4. フリースロー
    = 70% × 2 = 1.4点

期待値としては、一番高いのは「フリースロー」です(フリースローは2ショットが基本なので、2点として考えます)。

つまり、フリースローをもらった時点で「1.4点が期待できる」という意味になります。

なので一番望ましいシュートは、ファウルをもらうことなのです。

次に望ましいのは「ペイント内」ですね。

1.2点の期待ができるシュートです。

まずはドリブルドライブでゴール下に突っ込んでいく理由は、

  • ファウルをもらうため
  • ゴール下でシュートするため

という明確な目標があるからです。

外から打つなら3P

さらに、ディフェンスがカバーに寄ってきて収縮した場合、アウトサイドでノーマークになった選手にパスをしますね。

アウトサイドからシュートさせるわけですが、ちょっとでもゴールに近い方が良さそうに思いがちです。

でも期待値としては、3点シュートの方が高いことがわかります。

逆に言えば、2点シュートを打ったら損をするのです。

期待値からシュートセレクションを考えると「ドライブでゴール下 → 3点シュート」という流れが理想なことがわかりますね。

そして2点のアウトサイドはなるべく打たない方が良いということも。

まずはこの理論を指導者も選手も、頭に叩き込みましょう。

シュートセレクションがしっかりしているチームは簡単に負けません。そのくらいシュートセレクションの考え方は大事なものなのです。

なお、最近(2020年現在)のNBAは、どこのチームも似たような戦術で戦うようになっています。その理由は、ゲーム分析が発達し、どのチームもシュート期待値から打つべきシュートを考えているからです。

このあたりは過去記事にまとめました。NBA好きな方は、ぜひ。

→ 【バスケ】最近のNBAはなぜ似た戦術が多いのか?

I Like 3 , I Love Lay Up.

ドリブルドライブモーションの生みの親、ヴァンス・ウォルバーグさんは自分のチームにオフェンスを教えるときに、次のような合言葉を伝えるそうです。

I Like 3 , I Love Lay Up.
(3Pが好き、レイアップは大好き)

得点期待値を的確に表した言葉ですね。すばらしい!

理想のシュートチャートはこのようなものになります。

試合全体では「1.0」を目指せ

ちなみに、1試合全体の得点期待値は「1.0」以上を目標にしましょう。

たとえば

  • 100回のオフェンスで100点取れたら「1.0」です。
  • 100回のオフェンスで80点取れたら「0.8」です。

試合のデータを取ってみると、1.0を超えているチームは少ないはずです。けっこう高めの目標になります。

試合の反省材料として、この得点期待値を計算するのはわかりやすい方法です。1.0を超えれば大体の試合に勝ちます。

シュートセレクションを「1.0を下回るシュートは打たない」という共通認識をすれば、理解しやすいです。

まとめ 選手理解しましょう。

シュートの確率だけ見ることは、「その時」だけですが、

期待値を見ることは、「試合全体」を考えることになります。

たんにリングに近いかどうか、だけでなく、数字でシュートを振り返りましょう。

そして大事なのは、コーチではなく選手自身が理解すること。

理論をコーチだけが知っていても意味がありません。

選手が理論を理解して、コート上で考えなくてもプレイできるまで、

日頃からシュートの期待値に向き合うべきです。

そうすればシュートセレクションがよくなり、チームの勝率は必ず上がるでしょう。

 

参考文献

ドリブルドライブモーションについて、わたしなりにまとめた本がこちらです。

アマゾンのアンリミテッドの方は無料で読めます。

ちなみに「noteの方が読みやすい」という方はこちらをクリックしてください。

 

動画で見たい方は、日高先生のDVDがおすすめですね。

塚本さんの本もいいですよ。訳本です。練習法とかがめちゃ詳しく書いてあります。

 

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→ 三原学@バスケの大学 資料室

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三原学
1981年東京生まれ。小5からバスケを始める。早稲田大学では主務としてインカレ第3位に貢献。卒業後は、母校である安田学園高校の男子バスケットボール部を指導している。常に攻撃的なバスケットボールがモットーで「やって、見て、教えて日本一楽しいバスケ」を日々追及している。特にパス&ランのオフェンス指導には定評があり、選抜チームなどのコーチも歴任。ライセンスはJBA公認B級コーチ、B級審判。「5アウトのモーションオフェンス」「ドリブルドライブモーションオフェンス」など著書多数。運営ブログ「バスケの大学」はYouTube版も好評。
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