『常に攻撃的であれ』 バスケットボールコーチ・三原学のブログ

ボールを展開する (バスケットボール セットオフェンス指導法)

 
この記事を書いている人 - WRITER -
三原 学
高校のバスケットボールコーチ。中学高校の教諭。 日本バスケットボール協会公認B級コーチ、およびB級審判員。 東京都を中心にバスケットボールの普及、強化にあたる。 バスケットボール、子育て、教育に役立つ情報をブログで発信。 座右の銘は「即断・即決・即行動」。バスケットボールにおけるモットーは「常に攻撃的であれ」。

こんにちは、三原です。

お読みくださり、感謝しています。

今回は「ボールを展開する」というお話をさせて頂きます。

今までにバスケットボールのセットオフェンスの指導法について連載してきました。前回のテーマは「ハイポストを使え」でした。今回はその続編としてお読みください。

ボールが45度からローポストやハイポストにパスできれば良いのですが、ディフェンスにディナイされてしまえば、必ずパスが通るとは限りません。この場合、同じサイドで攻め続けようとすれば、ディフェンスはすでに整っていますから、攻めにくいわけです。

そこで次に行うべきことはボールの展開です。

つまり狭くなった右サイドから、広い左サイドへボールを飛ばして、ディフェンスを揺さぶるわけです。

パスは人が走るよりも早いです。なので、すばやく「パン!パン!」とパスを回されると、ディフェンスは絶対に追いつけません。それがボールを展開する狙いです。

下の図を見てください。

#1がボールを持っていますが、ローポストにもハイポストにもパスができないとします。それを見た#3はトップの位置にダッシュしてミートします。ダラダラと歩くようなミートではディフェンスに簡単にディナイされてしまいます。「静→動」で急にダッシュすると効果的です。#3がパスを受けてゴールを向くのとほぼ同時に、スクリーンから上がって来る#2が45度にミートします。この2つのパスは、出来るだけ1人が長くボールを持たずに「パン、パン」という感じで連続してパスできると良いでしょう。

すばやくパスが回れば、#2は45度でボールを持った時には、ゴール前までのスペースが広く取れているはずです。ディフェンスが抜けていれば、ドライブしてレイアップシュートに持ち込むと良いでしょう。

また、45度からドライブできなかった場合は、ポストの#4、#5がもらう準備をします。立ち止まっていてはもらえません。では、具体的にどうするのか?それはハイポストの#4がローポストの#5にダウンスクリーンをかけるのです。図では、#5がスクリーンを使ってハイポストに上がっています。この時はスクリーナーの#4はターンしてローポストにシールします。逆に#5がローポストアップをしたら、#4はハイポストに上がります。ポストの2人は必ずハイとローの位置に、互い違いになっていてください。なお、スクリーンの後にターンしてボールをもらいに動くことを「シェイプアップ」と言います。ぜひ覚えておきましょう。

セットオフェンス最初のパスから数えていくと、次のようになります。

  1. トップから45度にパス
  2. 45度からローポストに入れる
  3. ローポストから45度に返ってくる
  4. 45度からトップに展開
  5. トップから逆サイドの45度に展開
  6. スクリーンをして入れ替わったポストに入れる

このように、だいたい5回もパスが回れば「1周」して、全員が動いた状態になります。

これ以降のパス(5〜7回くらい)となれば、ディフェンスは遅れている状況なので、インサイドを攻めやすいはずです。

オフェンスの目的はシュートですから、簡単なシュートチャンスがあればためらってはいけません。その意味で、パスの回数は少ない方が理想です。

しかしながら、良いチャンスでもないのに何でもかんでもシュートしていては、試合に勝てません。積極果敢に攻める気持ちを持ちつつも、チャンスを作るために我慢強くプレイする気持ちもまた大事です。そして、ゴール下でシュートするのが一番良いという共通理解を忘れないで、気持ちを合わせてプレイしましょう。

最後までお読みくださり、感謝しています。

ありがとうございます。

三原学でした。それでは、また。

この記事を書いている人 - WRITER -
三原 学
高校のバスケットボールコーチ。中学高校の教諭。 日本バスケットボール協会公認B級コーチ、およびB級審判員。 東京都を中心にバスケットボールの普及、強化にあたる。 バスケットボール、子育て、教育に役立つ情報をブログで発信。 座右の銘は「即断・即決・即行動」。バスケットボールにおけるモットーは「常に攻撃的であれ」。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© バスケの大学 , 2019 All Rights Reserved.