『常に攻撃的であれ』 バスケットボールコーチ・三原学のブログ

セットオフェンスの7原則 (バスケットボール セットオフェンス指導法)

2019/03/05
 
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三原 学
高校のバスケットボールコーチ。中学高校の教諭。 日本バスケットボール協会公認B級コーチ、およびB級審判員。 東京都を中心にバスケットボールの普及、強化にあたる。 バスケットボール、子育て、教育に役立つ情報をブログで発信。 座右の銘は「即断・即決・即行動」。バスケットボールにおけるモットーは「常に攻撃的であれ」。

こんにちは、三原です。

お読みくださり、感謝しています。

今回は「セットオフェンスの7原則」というお話をさせて頂きます。

バスケットボールの指導において、多くの先生が頭を悩ませるのが、

オフェンスをどのように教えたらいいか

ということだと思います。

ディフェンスは大別すれば、マンツーマンかゾーンしかありません。

できればマンツーマンの方が利点が多いので、多くの先生はマンツーマンを主に教えるでしょう。

さらに、マンツーマンの方法論は、細かい考えたかの違いはありますが、大きく捉えれば、大体同じです。

つまり、ディフェンスを指導するときは、見本となるものが明確で、あまり迷いなく指導できます。

それに対して、オフェンスの選択肢は無限です。

常に新しい考え方でプレイが生み出されますし、

選手の特徴によっても違ってきます。

全く同じオフェンスを教えても、あるチームには適していて、あるチームには適さない。

こういうことは多くあります。

どのように点を取るのかを教える難しさは、バスケットボールの指導者であれば共通の悩みでしょう。

特に高校生の場合、型(フォーメーション)に当てはめると、個人技能が伸びません。

積極的にシュートに行く姿勢がなくなってしまいます。

反対に、自由にやらせすぎると、ぐちゃぐちゃになり、お互いが邪魔になったりして、上手くいきません。

では、どのように指導するか

その答えを今回はお伝えしたいと思います。

一言で言うと、「動き方」を教えるのに加えて、「考え方」を教えるのです。

動き方を教えることは、絶対に必要です。

「このときはこうしなさい」という具体的な指導が欠かせません。

ただ、それだけではだめです。

「なぜそうするのか」という考え方を合わせて指導しましょう。

指導者も日々勉強なので、毎日のように新しい考え方を採り入れたいと思うことでしょう。

練習では今、その瞬間に信じていることを言うでしょう。

もちろんそれでいいのですが、

大筋がぶれないように、最初に「原則」を示せると良いと思います。

私が実際に指導しているチームには、次の7つの原則を参考にしています。

生徒にプリントにして配ったり、ということはしていませんが、

自分の中での指針にしています。

この7原則は誰が考えたものかというと「テックス・ウインター」というコーチです。

知る人ぞ知る、セットオフェンスの神様です。

少し前の世代ですが、マイケル・ジョーダンのシカゴブルズ、

コービー・ブライアントのレイカーズ、

彼らが優勝した時の「トライアングル・オフェンス」を考案した天才コーチです。

トライアングル・オフェンスの遂行によって、個人プレーに頼りがちだったスター軍団が力を発揮して、

優勝を積み重ねたというエピソードはあまりに有名です。

では、テックスの7原則とは何か。公開しましょう。

原文Triple post offense から私が翻訳したものです。

  1. オフェンスはディフェンスを破らなければならない。特にゴール下でのパワープレイを重視しろ。
  2. バスケットはオールコートのゲームである。走りながら正しくできるように練習しろ。
  3. お互いに5~6mのスペーシングを保て。
  4. ボールと人が常に「目的をもって」動き続けろ。
  5. シュートで終わらず、リバウンドとセフティーの形まで指導しろ。
  6. 全員がパスを受けられる状態を作り続けろ。1人が長くボールを持つな。
  7. 個人の特徴を最大限に生かせ。

いかがでしょうか?

とてもシンプルでありながら、どれが欠けてもいけない、というような内容です。

NBAの選手たちをまとめた原則ではありますが、

バスケットボールの基本に、プロもアマもありません。

高校生などの育成年代でも、具体的技術に合わせて考え方を指導すれば、

個々の能力向上とバスケットボールへの理解は高まります。

次回からは、私が具体的にどのようにセットオフェンスを指導しているのか、紹介したいと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

三原学でした。それでは、また。

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三原 学
高校のバスケットボールコーチ。中学高校の教諭。 日本バスケットボール協会公認B級コーチ、およびB級審判員。 東京都を中心にバスケットボールの普及、強化にあたる。 バスケットボール、子育て、教育に役立つ情報をブログで発信。 座右の銘は「即断・即決・即行動」。バスケットボールにおけるモットーは「常に攻撃的であれ」。

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