こんにちは、三原です。
接戦時はベンチワークが大事です。
「1桁差はコーチの責任」なんていう人もいます。
そのくらいバスケではベンチからの指示がカギを握るわけです。
わたしの経験から、接戦時に大事だと思うことをまとめました。
YouTubeでも解説しています。
聞き流しでもOKなので、ぜひご覧ください。
勝負のメンバーを決めておこう
「この試合は競るな」と思ったら、まずは覚悟を決めましょう。
そして、第4Qの勝負を任せる5人を誰にするのかを決めるのです。
日頃の信頼
スタメンを決めておくわけですが、それを同じように、接戦での5人も決めておくべきです。
わたしが考える基準は、やはり人間性。
- 残り1秒
- 1点負けてる
- フリースロー
そんな時に誰なら任せられますか?
そんなことを考えると、たんにシュートがうまい人だけじゃないはずです。
日頃の生活からしっかりできてる人。これを信頼すべきでしょう。
もちろん技術も大事ですが、信頼できるかどうかを加えて考えるべきです。
一流はコートの外でも一流です。「バスケはうまいけど、あいつはちょっとなぁ」と言われる人は、どんなにうまくても一流とは言えないと思う。ルールを守り、コートの外でもミスをしないようにしましょう。
— 三原学@バスケの大学🏀 (@coach_manabu) October 29, 2020
その日のエースに打たせろ
加えて、その日に調子のいい選手も把握しておきましょう。
試合になれば、必ず好不調の波があります。
そんな波を把握して、その子にシュートをどんどんさせるのも大事なことです。
- 普段から決めておく5人
- プラス、その日の調子
この観点で、最終的な5人を決めるといいですね。
ファウルの数
わたしは10分間に1回までと考えています。つまり
- 前半で2回
- 後半で4回
やったら、いったんベンチに下げるべきです。
そして接戦では、4つファウルをしているエースプレイヤーをコートに戻すタイミングが重要です。
わたしの感覚では、残り8分くらいからは戻したいですね。
「ちょっと早いんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。でもレフリーはできるだけ5ファウルを吹きたくないものです。
よほどの明らかなファウルをしない限り、4ファウルは粘ります。
だから早めに戻すべきというのがわたしの考えです。
タイムアウトは1つ残しておく
タイムアウトは、遅すぎるより早い方がいいです。
タイムアウトをいつとるか
・指示を出すとき
・休ませたいとき
・相手に3ゴール連続得点されたら
さらに
・1Qに勝ってたチームが
・そのまま試合に勝つ可能性は
・80%以上
・1Qは絶対負けちゃダメ
わたしが1Qではためらわずタイムを2つ使い切る理由です。
遅すぎるより早すぎる方がよい。— 三原学@バスケの大学🏀 (@coach_manabu) April 9, 2020
でも、接戦のときは最後の1つは残しておきましょう。
その1回のタイムアウト、そしてスローインで勝敗が分かれるからです。
10〜15秒で1回のオフェンス
タイムアウトで指示をするときに、1回のオフェンスは10〜15秒ほどということを覚えておきます。
つまり、残り20秒でタイムアウトを取ったならば
- まず自分たちのオフェンス
- その次のディフェンス
この2つを指示しておかなきゃいけないってことです。
タイムアウトは別にしても、この「10〜15秒で1オフェンス」という計算は、とても役に立ちます。ぜひ覚えておきましょう。
スローインの選択
残り2分を切ったときは、マイボールでタイムを取れば、スローインを選べます。
- フロントコートで14秒
- バックコートで24秒
この2つを選べるわけですね。これも事前に考えておきましょう。
原則はフロントを選ぼう
接戦なら、基本的にフロントを選ぶべきです。
- 負けてるときは、すぐにシュートに行ける
- 勝ってるときは、プレスにかからない
というのが理由ですね。
特にボール運びを省略できるというのは、大きなメリットです。
基本的には、14秒のフロントコートを選びます。
運びに自信があるならバックコート
ただし、フロントを選ぶデメリットは「14秒しか与えられない」ということです。
例えばこんなとき
- 1点勝ってる
- 残り18秒
- マイボールでタイムアウト
こういうとき、基本的にフロントがいいんですが、「14秒」なので残り「4秒」が相手に与えてしまうことになります。
この4秒を与えないことを引き換えに、バックコートで24秒を使い切る選択をするのはアリですね。
試合の状況から「この相手のプレスにはかからないな」と運びに自信があるときは、この選択肢も考えておきましょう。
ただし、バックコートでミスると、すぐにシュートされるリスクはあります。
むずかしいところですね。
できれば練習をしておこう
以上が接戦時に考えるべきことでした。
接戦は、わたしは好きです!やっぱり楽しいからですね。
できれば練習の5対5で、接戦を練習しておくことをオススメします。
- 残り35秒
- 1点差
- 勝ってるチームのディフェンスから
とかのゲームをやっておくと、感性がみがかれるのでオススメですよ。
ありがとうございました。三原学でした。
それでは、また!
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
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