バスケットボールコーチ・三原学のブログ

バスケットボールの【スクリーン・ディフェンス】

2019/04/12
 
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三原 学
高校のバスケットボールコーチ。中学高校の教諭。 日本バスケットボール協会公認B級コーチ、およびB級審判員。 東京都を中心にバスケットボールの普及、強化にあたる。 バスケットボール、子育て、教育に役立つ情報をブログで発信。 座右の銘は「即断・即決・即行動」。

こんにちは、三原です。

お読みくださり、感謝しています。

今回は「スクリーン・ディフェンス」というお話をさせて頂きます。

バスケットボールにおける「スクリーン」とは「壁」という意味で、味方の体を壁のように利用して、自分のディフェンスを振り切るためのオフェンス技術です。

レベルが高くなればなるほど、単純に動くだけではディフェンスを振り切れなくなるので、スクリーンを利用することが多くなります。

現在のNBA、日本のBリーグなど、トップレベルの試合はスクリーンの連続です。

非常に単純なスクリーンに簡単にかかってしまい、ノーマークを作られるケースが試合中によくあります。

これは明らかに、スクリーンディフェンスの準備不足であり、コーチング不足であると言えるでしょう。

高いレベルの試合に勝つためには、スクリーンディフェンスは必須となります。

 

スクリーンは大きく分けて、

  1. オンボールスクリーン(ボールマンにスクリーンをかける)
  2. オフボールスクリーン(ボールを持たない選手同士でスクリーンをかける)

この2つになります。

 

様々なスクリーンディフェンスの方法がありますが、チームでルールを決めて、それを徹底した方が良いと思います。

ちなみに私は、

  1. オンボールスクリーンには「スイッチアップ
  2. オフボールスクリーンには「スライド

というチームルールにして指導しています。

 

(1)オンボールスクリーンへのスイッチアップ

オンボールスクリーンについては「スイッチアップ」といって、マークマンを入れ替える方法を採用しています。

ボールマンにスクリーンに行き、ドリブルをノーマーク出させる「ピック」というプレイを例に図で説明します。

#1にAが、#2にBがそれぞれマッチアップしています。そして、#1がオンボールスクリーンをかけに行きました。#2がドリブルをします。

何らかの形でBが#2のドリブルについて行くのも良いと思いますが、上の図のように#2にAがマッチアップしてしまい、マークマンを入れ替わる方法を取ります。

なぜスイッチをするのかというと、「毎回スイッチ」と約束を決めておくと、思い切りよく出ることができて、それが相手にプレッシャーをかけることにつながるからです。

スイッチをすることによるデメリットは「ミスマッチ」が起きることです。例えば、背の小さい選手が大きな選手につかなければいけない状況が生じる、といったことです。

しかし私は、高校レベルの指導の場合、ミスマッチを突かれることが致命的になることはほとんどないと思っています。

高校生であれば技術自体も未熟ですので、たとえミスマッチが発生しても、そこまで意図的にそれをつけないというのが現実だからです。

たとえば、4つファウルしている選手がいて、相手のチームが「もうひとつファウルをさせて退場にさせてしまおう」と考えたとします。

それはもちろん正しいと思いますが、そんなにうまくいかないことが多いとも思います。

つまり、多少のミスマッチのリスクは捨てて、思い切りよくボールにプレッシャーをかける方を、私は優先して指導しているということです。

また、下の図をご覧ください。

これはボールを持った人が手渡しパスを行う「ハンドオフ」というスクリーンです。

これもオンボールスクリーンですので、同様にスイッチアップします。つまり#1にBが、#2にAがマッチアップに変更、ということです。

「思い切りよく仕掛ける」という気持ちが大事です。

 

(2)オフボールスクリーン

ボールを持たない選手同士のスクリーンを「オフボールスクリーン」と言います。

これについては私は「スライド」で徹底しています。

スライドとは、「間を通る」という意味です。スクリーンと味方ディフェンスの間を通ってスクリーンをかわします。

下の図は#1から#2にダウンスクリーンをかけている例です。

まず、#1がスクリーンのために移動した時、AがBに「スライド!」と大きな声で伝えます。それと同時に、マークマンの#1から少し離れるようにして、Bが間を通れるようにコースを開けます。そしてBは、その「間を通って」スライドです。

次の図は、#2から#1へのバックスクリーンです。

対応方法は同じです。Aが「間を通って」スライドしています。

 

以上が私の指導するスクリーン・ディフェンスです。

大事なことは2つあると思います。

1つは「声による連絡を重視する」ことです。

ポジション・ビジョン・トークの3原則にもありますが、声を出して連絡をすることは極めて重要です。

スクリーンを伝えて、早めの対応をするには、大声で連絡することを習慣にしましょう。

 

もう1つの大事なことは「チームルールを決める」ことです。

私が決めている「スイッチアップ」と「スライド」ですが、これが最高の方法というわけではありません。

デメリットもあります。他に良い方法もあります。

でも、どのようなやり方をしたとしても、一長一短あります。

一番良くないのは「中途半端になること」です。

一長一短あるとしても、何らかの方法に(コーチが)決めて、それをチームルールとして決定しましょう。

そしてそれを徹底すればいいのです。

最良の方法でなくても、徹底すれば、それで良いのです。

 

スクリーンに対するディフェンスは、上位の試合になればなるほど、頻度が増すと思います。

もうひとつ多く勝ちたければ、ぜひ練習に採り入れて、習慣化してください。

最後までお読みくださり、感謝しています。

ありがとうございます。

三原学でした。それでは、また。

 

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三原 学
高校のバスケットボールコーチ。中学高校の教諭。 日本バスケットボール協会公認B級コーチ、およびB級審判員。 東京都を中心にバスケットボールの普及、強化にあたる。 バスケットボール、子育て、教育に役立つ情報をブログで発信。 座右の銘は「即断・即決・即行動」。

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