こんにちは、三原です。
今回は「なぜルールがあるのか? それがわかるとバスケがうまくなる」というお話です。
この記事を読むメリット
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バスケにはいろいろなルールがありますね。
- 24秒
- 3秒
- トラベリング
- ファウル
細かなものまでたくさんあります。
コートの広さも「28m × 15m」に決められています。
それぞれのルールはなぜできたのかを考えると、ちゃんと理由があるのです。
例として「3秒バイオレーション」を考えましょう。
これは1950年頃、NBAにはジョージマイカンという圧倒的なセンターがいました。
レイカーズはマイカンを中心に3連覇をしたチームです。
このマイカンの得意技は「フックシュート」
左右どちらの手でも正確にシュートすることができました。
「マイカンドリル」って今でも有名ですよね。左右でフックシュートをくり返す練習方法です。
それをつくった人がマイカンです。

ゴール近くでマイカンにボールを持たれたらもう負け。無敵だったらしいです。
レイカーズの作戦は当然「マイカンにボールを入れろ」です。
そりゃそうですね。パスが通れば2点みたいなものですから。
マイカンは体を張って、ゴール下にポジションを取り続けます。
最初のうちはディフェンスもがんばりますが、3秒、5秒と時間がたてばたつほど、ボールを入れられてしまいます。
こうなるとディフェンスは守りようがないのです。
圧倒的に有利なマイカンを止める方法として、ルールが変更されたのです。
それが「3秒」バイオレーション。
- マイカンを止めるのは不可能
- だからルールで制限区域というものをつくって
- その中には3秒以上いてはいけない
と決めました。
だから逆に言えば、あなたがマイカンじゃなくても
3秒ギリギリまでいたほうが、オフェンスは有利
ということが言えるのです。
なぜなら「3秒以上はもう守りようがないから」できたルールなので。
トラベリングもそうです。
- 3歩以上歩いてはいけない
- かりに3歩以上歩けるとしたら、
- 絶対に守れない
- だからルールで決めておこう
ということになります。
- ボールを持つ人が走ったら、止められない
- だからせいぜい2歩までにしましょう
- 3歩歩いたら相手ボール
というようにできたのがトラベリングのルールです。
ここまでわかれば、何がナイスプレイなのか、もうおわかりですね?
つまり「ルールぎりぎり」がナイスプレイなのです。
ルールは超えたら守れないもの
- 3秒以上いたら、守れない
- 3歩以上歩いたら、守れない
だからそのぎりぎりを突くわけです
- 3秒ぎりぎりは、守りにくい
- 3歩ぎりぎりのステップは、守りにくい
となります。
- 24秒ルールも、時間いっぱいまで使えば、ディフェンスは守れないのです。
- コートの広さも、めいっぱい使ったら、ディフェンスは守れないのです。
だからルールになってるわけです。
「ルールぎりぎり」というのは、悪いことのようにとらえる傾向があります。
- 24秒ぎりぎりのシュートは苦しいシュート
- トラベリングぎりぎりのステップは怪しい
でも、ルールの成り立ちを考えれば、共通して「それ以上は守れないからルールになってる」ということですから、
ルールぎりぎりを目指して練習した方が良いのです。
ルールぎりぎりがナイスプレイ。
これはぜひ覚えておくべき合言葉なのです。
最後までお読みくださり感謝します。
三原学でした。それでは、また。
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
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