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【NBA】ロケッツのオフェンスは未来のバスケットボールか?

【NBA】ロケッツのオフェンスは未来のバスケットボールか?

 

こんにちは、三原です。

この記事を書いている時は、NBAはシーズンを中断しています。

しかしわたしはどうしても今シーズンの続きが見たい!

なぜならば、ヒューストン・ロケッツがどんなバスケをするのか、注目しているからです。

ロケッツオフェンスの仕組み

先日、わたしはこういったツイートをしました。

ロケッツはスコアリングマシン、ジェームズ・ハーデンをポイントガードにおき、

ハーデンの1対1からディフェンスを崩します。

  • 抜ければドライブ
  • ディフェンスが下がれば3P
  • ディフェンスがカバーに来れば、パスを出して周囲が3P

という無敵のオフェンスです。

必ず誰かがノーマークになります。

このオフェンスのカギはもちろん、最初のプレイです。

つまり、ハーデンが1人目のディフェンスを抜くということ。

自分のマークマンを抜いた瞬間、5対4になりますね。

なので、最初の1対1は絶対にドリブルでやっつけたい。

そこでセンターがスクリーン(カベ)になって1対1を助ける「ピック&ロール」を多用します。

しかし今年の2月、わたしは「えっ!」と驚きました。

ロケッツがハーデンの相棒、カペラをトレードしたからです。

カペラは器用ではないものの、ハーデンのピック&ロール・パートナーとして欠かせない存在だったはず。

ディフェンスでは最高身長のカペラが、リムプロテクターとしてゴールを守っていた。

貴重なビッグマンを放出したのです。

ロケッツのマイクロボール

結局ロケッツはその後ビッグマンとは契約せず、最高身長がわずか201cmという超小柄なスタメンで戦っています。

NBA公式サイトより↓

センターではなくガード主体で戦うことをスモールボールと言われますが、

今のロケッツはスモールどころじゃなく、マイクロボールです。

こんなの常識じゃうまくいかないはず。

でも、今のところうまくいってるんですね!それが。

その理由として、わたしが思うのは

  • カペラがいないから、ゴール下のスペースがさらに広がる
  • ハーデンはもはや、ピックなしでも1対1で無敵
  • ウエストブルックもドライブができる

この3つですね。

カペラを放出して、完全にガードのドリブルドライブに戦略を絞ったロケッツ。

振り切ってますね。すがすがしいです。

そこまで3Pがうまくないウエストブルックとカペラを両方コートに出すと、

確かにスペースが悪くなることがありました。

そこでウエストブルックを輝かせるために、5アウトのドライブ主体にチームを変えた。

ハーデンはどっちにしても本気になれば60点取れますからね。

このラインナップでひとつ問題があるとすれば、ディフェンス。

やっぱり相手のビッグマンを抑えることは大変でしょう。

でも、チームディフェンスで今のところ、止めている印象があります。

レイカーズのAD、マギーに対しても体をはって守れていました。

もしディフェンスが安定したならば、爆発力のあるロケッツは優勝できるかも。

わたしはそう考えてます。

レイカーズ戦のハイライトはこちら。

ダントーニ理論 過去と現在

わたしがなぜこれまでロケッツに注目しているかは、

ひとえに監督がマイク・ダントーニだからです。

マイク・ダントーニの信条は「7秒オフェンス」と呼ばれるガード主体のバスケット。

現在、ロケッツで行っているようなものです。

  • ゴール下が最も良いシュート
  • ファウルをもらうのも良い
  • 外から打つなら3P
  • ミドルレンジの2Pは打たない
  • ポストアップはしない

というシュートセレクションですね。

ドリブルで切り込んでいくにはディフェンスがガチッとセットしてからよりも、

速攻の状態の方がやりやすい。

だから14秒の半分、7秒で攻めましょう。

これが合言葉です。

ちなみに14秒はルール上、ハーフコートオフェンスにかけれらる時間の上限です。

他のチームの2倍のスピードで攻める。

こういうことですね。

ダントーニがこのオフェンスをNBAで挑戦したのは2005年ごろのこと。

フェニックスサンズでスティーブナッシュを中心にこれをやりました。

その時に批判にさらされたのです。

  • 3Pばかりで勝てるはずがない
  • なぜセンターを使わないんだ
  • ディフェンスしなきゃ勝てない

こう言った声が相次ぎ、ダントーニ自身も信念が揺らいだ時期もあったそうです。

サンズでは良いところまで行っても確かに優勝できず。

その後ニックスとレイカーズでは結果を出せずに終わります。

でもダントーニは信念を貫き、今のロケッツでは結果を出しつつあると同時に、

さらに「マイクロボール」で勝負をかけているのです。

これは未来のオフェンスか?

一時は批判されたダントーニのオフェンスですが、

  • ドライブで攻める
  • スペースを広くとる
  • 外なら3P

という戦術は、今やNBAのみならず、バスケ界の常識になっています。

→ このことについては過去記事で詳しく書いてます。もしよければぜひ。

つまり、あの時ダントーニは未来のバスケが見えていたわけです。

となると、今のマイクロボール。

またしてもダントーニは未来を見据えている。

そして、もしかしたら10年、15年後には世界の常識になっているかも。

そう考えずにはいられません。

わたしは高校バスケの指導者ですが、これからのバスケはこうなると期待してます。

https://twitter.com/coach_manabu/status/1263367025058910219?s=20

今シーズンのロケッツにはそんな未来が見えるかも。

そう思うとロケッツを応援したくなりませんか?

今シーズンの再開、そしてロケッツの爆発に注目です。

 

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→ 三原学@バスケの大学 資料室

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ABOUT ME
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三原学
1981年東京生まれ。小5からバスケを始める。早稲田大学では主務としてインカレ第3位に貢献。卒業後は、母校である安田学園高校の男子バスケットボール部を指導している。常に攻撃的なバスケットボールがモットーで「やって、見て、教えて日本一楽しいバスケ」を日々追及している。特にパス&ランのオフェンス指導には定評があり、選抜チームなどのコーチも歴任。ライセンスはJBA公認B級コーチ、B級審判。「5アウトのモーションオフェンス」「ドリブルドライブモーションオフェンス」など著書多数。運営ブログ「バスケの大学」はYouTube版も好評。
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