ディフェンス

【バスケ】リバウンドが弱ければプレスディフェンスをしろ

【バスケ】リバウンドが弱ければプレスディフェンスをしろ

 

こんにちは、三原です。

先日、こういったツイートがわたしに届きました。

バスケは身長が高い方が有利なスポーツですが、身長差はゴール下で差が出ます。

小さいチームであればゴール下の勝負を捨てて、平面でボールを奪う。

つまり、リバウンドが弱ければプレスディフェンスしろ。

というお話です。

動画講義はこちらをどうぞ!

能代工業から学ぶ戦い方

プレスディフェンスを仕掛けて、平面で勝負を制する。

このバスケは、秋田県の能代工業高校が一番有名ですね。

能代工業は全国優勝58回。

高校生男子では圧倒的な優勝回数です。

すごすぎて笑うしかないですね。

初代の監督は、加藤廣志先生。

ご自身の著書、高さへの挑戦を参考に、この記事は書いています。

日本一になりたい

加藤先生は母校の能代工業に赴任し、バスケットボール部の監督になりました。

最初から日本一になるつもりで、チームを作ったそうです。

日本一になるには、日本一のチームに触れてみよう

そう考えた加藤先生は、なんのつてもないのに、思い切って1本の電話をかけます。

電話の先は中央大学附属高校。当時の日本一です。

そして「ぜひ、練習を見せてください」と切り出します。

それを聞いた中大の野口先生は

  • のしろ?それはどこにあるんだい。
  • そんなに来たいなら、ぜひ来なさい。
  • 生徒も連れてきて、いっしょに練習しよう。

と言ってくれたそうです。

加藤先生の勇気、野口先生の器の大きさ。

この話、わたしは大好きです。

ルーズボールと切り替えは勝っている

秋田から東京に来た能代は、中大と練習試合をします。

当然結果はボコボコにされます。

中大には背の高い選手ばかり。能代の選手との身長差は明らかだからです。

特にゴール下では、シュートする前から勝負がついていた。

加藤先生は1つ1つのプレイを見つめ、あることに気づきました。

  • うちの方が背が低い
  • だからこそ、床に近いルーズボールは勝ってる
  • 攻守の切り替えも、うちの方が速い

これしかない!そう確信した加藤先生は、選手にこう言います。

  • ゴール下の勝負は捨てろ
  • 相手が入れて喜んでいるうちに、取り返せ
  • ルーズボールは負けるな

「立体が平面を制する」バスケが生まれた瞬間でした。

徹底して全国制覇

たしかなチームの理想像を持ち帰ってきた加藤先生。

そこからはいかに徹底するか、でした。

練習はかなり厳しいものだったことでしょう。

最初のうちは批判もあったそうです。

  • なにをバタバタ走っているんだ
  • 走るだけで勝てれば苦労しない
  • もっと丁寧にプレイしなきゃ勝てない

でも、加藤先生は信念を曲げず、徹底させます。

結果は、全国優勝58回という金字塔で証明されました。

能代は時代を超えていた

さて、現代のバスケのスタイルは

  • 切り替えが速い
  • 積極的にシュートに行く
  • 攻撃的なディフェンス

というのが特徴です。

NBAではいい意味で、同じような戦術が多く、バスケのスタイルが洗練されてきている印象があります。

→ このことは過去記事に詳しく書いたものがあります。

大きい選手でも走って、どんどん攻める。

広いスペースをつくって、3ポイントもバンバン打つ。

これが現代のバスケですが、これって能代工業そのものです。

わたしは、能代工業の哲学は時代を超えていたと思っています。

時代がやっと追いついた。そんな感じですね。

プレスの具体的なやり方

プレスディフェンスは、ボールを取りに行くディフェンスです。

  • 背が低くてリバウンドが弱い
  • それであればプレスを仕掛ける
  • 相手がゴール下に行く前に、ボールを奪っちゃえ

という考えで、背が低くても勝負ができます。

冒頭のツイートにもあるように、NBAのチームでも同じような考え方でディフェンスを強化しています。

プレスディフェンスの具体的なやり方は3つ。

  1. わざと空ける
  2. パスを出させる
  3. 空中にあるうちに走る

ひとつずつ解説します。

わざと空ける

1が2にパスをします。

ふつうのマンツーマンであれば、このままマークマンを離さずに、ボールに寄りますね。

でも、プレスディフェンスの場合は、Aがボールにダブルチームを仕掛けます。

こうすることで、わざと1をノーマークにするのです。

ダブルチームに行くのは2のボールを奪うというより、1に「パスさせる」ための動きと考えてください。

パスを出させる

ダブルチームされた2は、もちろんびっくりします。

ボールマンって、本来は3つのことができますね。

  • シュート
  • ドリブル
  • パス

この3つです。

でも、ダブルチームされることで「シュート」と「ドリブル」はあり得なくなります。

挟まれながらシュートする人、いないでしょ?

ドリブルで2人を抜いていくのも、苦しいですよね。

なのでダブルチームは強制的にパスを出させる行為なんです。

しかも、近くにいる1はノーマーク。

心理的に1にパスするに決まってます。

空中にあるうちに走る

そうすると、もう1人のディフェンスCは、このパスを狙いやすくなります。

なぜなら、ここにしかパスが来ないからです。

思い切ってスティールに飛び出します。

ボールが空中にあるうちにダッシュして、ボールを奪うんです。

プレスを成功させるには、走る力と予測能力が欠かせません。

そこを練習で徹底させるのです。

ボールを奪えば、攻守を切り替えて速攻です。

この積み重ねで戦ったのが、能代工業であり、スピーディーな現代バスケを見てもこの戦法が正しいことは歴史が証明しています。

ぜひあなたのチームでもやってみてください!

まとめ

  • 平面は立体を制する
  • 低身長なら、ゴール下の勝負は捨てる
  • そのかわり、平面のルーズボールは負けない
  • 攻守の切り替えで得点する
  • リバウンドが弱ければプレスすべき
  • プレスのやり方は3段階
  • まずダブルチームを仕掛る
  • わざとパスさせる
  • 空中にあるうちに走って奪う

というお話です。

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この記事に共感してもらえたら、「バスケの大学・図書館」ものぞいてみてください。

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ありがとうございました。それでは、また。

 

 

ABOUT ME
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三原学
1981年東京生まれ。小5からバスケを始める。早稲田大学では主務としてインカレ第3位に貢献。卒業後は、母校である安田学園高校の男子バスケットボール部を指導している。常に攻撃的なバスケットボールがモットーで「やって、見て、教えて日本一楽しいバスケ」を日々追及している。特にパス&ランのオフェンス指導には定評があり、選抜チームなどのコーチも歴任。ライセンスはJBA公認B級コーチ、B級審判。「5アウトのモーションオフェンス」「ドリブルドライブモーションオフェンス」など著書多数。運営ブログ「バスケの大学」はYouTube版も好評。
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