オフェンス

プレイコールは有効か?(→それほどでもないです) 【バスケ理論】

こんにちは、三原です。

今回は「プレイコールは有効か?」というお話です。

この記事を読むメリット

  1. プレイコールについて、なぜそれをするのか、意味がわかる
  2. エンドプレイ、サイドプレイの重要性がわかる

「プレイコール」とは、バスケットボールの試合中に、コーチやポイントガードがサインを出して、あらかじめ行うプレイを決めておくことです。

わたしの考えとして「プレイコールは高校生以下には難しい」と思っています。

  • エンドとサイドは決めておく
  • ふつうのオフェンスはコールしない

というようにしています。

わたしは現在、高校生の男子を指導していますが、今のわたしの考えでは

  • エンド、サイドのプレイは3~4種類ずつ
  • マンツーマンオフェンスは基本的なもの1つ(コールなし)
  • ゾーンオフェンスは基本的なもの2つ(コールなし)
  • 時限のおわりのプレイ1~2(コールあり)

このように実際に指導しています。

プレイコールはなぜ始まった?

もともと、バスケットボールはアメリカで始まりました。

アメリカは「人種のるつぼ」の国。

つまり

  • 言葉も違う
  • 宗教も違う
  • 生い立ちも違う

そんな人たちが集まっている国です。

だからアメリカは魅力的な文化を作っている国なわけですが、

そんな彼らがバスケットボールをすると、困ったことがあります。

それは「当たり前」がそろわない

ということです。

  • これは「ふつう」だろう
  • これは「当たり前」だろう
  • ふつうはこうするだろう
  • きっとこうするだろう

いわゆる「モラル」が一定ではないので、考え方が違うわけです。

その5人が、無言でバスケをしたらどうなるか?

プレイがばらばらになります。

しかも、中学より高校、高校より大学とレベルが上がれば、

さらに

  • 自分はこういうプレイがしたい
  • 自分はこうすべきだと思う

という「エゴ」がはっきりしてきます。

だから余計に「考え方がばらばら」になるのです。

だから考えられたのは「プレイコール」です。

  • コーチが
  • あらかじめサインと
  • プレイを決める

「このときはこうする」と明確にして、あらかじめ練習しておくことで

文化の違い、常識の違いをそろえてプレイするわけです。

これがプレイコールをする意味です。

日本人は一定のモラル

一方で日本人は、人種のるつぼではありません。

もちろん、時代が進むにつれて、多様化はしています。

でも、ほとんどの場合「日本人同士でプレイ」する環境がほとんどだと思います。

  • だいたい同じ家庭で育ち
  • だいたい同じ教育をうけて
  • だいたい同じ常識を持つ

こういう人たち同士がプレイするわけです。

もちろん言葉も通じます。

そういう日本人同士がプレイする。

さらには大学より高校、高校より中学という若い年代であればあるほど

  • 「エゴ」がない
  • みんなが同じようなプレイをしやすい

ということが言えます。

だから、根本的に「プレイコール」がいらないんです。

そもそもプレイコールは難しい?

バスケの試合には、

  • 敵と味方が「まざる」スポーツ
  • 攻防が「切り替わる」スポーツ

という特徴があります。

言い換えれば、

同じ場面なんてほとんどない

ということです。

  • 味方の位置は、毎回違います。
  • ディフェンスの形も、毎回違います。

そんななかで

  • サインを出して
  • あらかじめ決められた場所に立ち
  • 決められたプレイをする

というのは「難しい」のです。

これをやれば、たしかに何ゴールかは得点できると思います。

でも、ずっとやれば簡単に読まれます

だからさらに難しくなります。

プレイコールで「試合の流れ」が大きく変わることはないです。

何ゴールも取れないので。

大事なのは

  • 40分間
  • 安定して
  • 得点できるプレイ

です。

大事なのは「コンセプト」

だからプレイコールより大事なのは

コンセプト(チームの軸)です。

  • マンツーマンだったらスクリーンを使いましょう
  • ゾーンだったらディフェンスの間を攻めましょう
  • 制限区域にボールを入れましょう

こういうコンセプトを持って、プレイをコールしなくても、だいたい同じオフェンスができるように練習しておけばいいのです。

いわゆる「モーションオフェンス」です。

  • ある程度パターン化
  • ある程度フリー

というオフェンスです。

いちいちコールしなくても

だいたい同じようなプレイができるようにしておくということが大事です。

逆にコールが有効な場面

これは

  • スローイン
  • タイムアウト明け
  • 時限のおわり

の3つは、高校生以下でもコールすると良いでしょう。

スローインは

  • 立ち位置
  • ボールの位置

これが毎回一緒ですよね。

だから再現性が高いので、コールすると即得点できます。

タイムアウト明けもスローインなので、同じようにできます。

さらには、タイムアウト中に打ち合わせておけば

ノーコールでプレイできます。

相手にサインで先読みされないわけです。

最後は「時限のおわり」について。

これはスローインのように、立ち位置が決まっていません。

でも、クォーターの最後はシュートで終わりたいので

  • ごく簡単なプレイだけ決めておいて
  • シュートで終わる

ということにするというのは有効です。

 

以上がわたしのプレイコールについての考えです。

  • コールより、コンセプト
  • プレイコールで試合の流れは変わらない
  • スローインのときは有効

という考えで、現在のわたしはチームを指導しています。

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三原学でした。それでは、また。

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三原学
1981年東京生まれ。小5からバスケを始める。早稲田大学では主務としてインカレ第3位に貢献。卒業後は、母校である安田学園高校の男子バスケットボール部を指導している。常に攻撃的なバスケットボールがモットーで「やって、見て、教えて日本一楽しいバスケ」を日々追及している。特にパス&ランのオフェンス指導には定評があり、選抜チームなどのコーチも歴任。ライセンスはJBA公認B級コーチ、B級審判。「5アウトのモーションオフェンス」「ドリブルドライブモーションオフェンス」など著書多数。運営ブログ「バスケの大学」はYouTube版も好評。
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