こんにちは、三原です。
今回は「練習計画の立て方」というお話です。
この記事を読むメリット
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これを読んでくださっている方がバスケットボールの指導者だとすれば、
今日の練習は何をやろうかな?
というのは常に考えていることでしょう。
どんな練習をしたらいいのか?それを悩んでいる方も多いことでしょう。
わたしも若いころから、真似したいチームの練習を見学させてもらったり、自分のチームと合同練習をお願いしたりしてきました。
正解はないのかもしれませんが、わたしも指導歴15年間のなかで、
これは押さえたほうが良いポイント
というのがあります。
今日はその紹介です。
この記事のもくじ
練習時間を1/3に区切ろう
まずオススメしたいのは、練習時間を1/3に区切ることです。
たとえば、全体の練習時間が
- 2時間だったら 40分×3セット
- 2時間半だったら、50分×3セット
くらいに分けます。
こうすることで、練習内容につながりを作りやすくなります。
最初の1/3は「フットワーク」
まずは「フットワーク」です。
これは完全に個人の技能を伸ばすことが目的になります。
そして同じ内容を毎日くり返しましょう。
まあフットワークと言っても、いろいろあります。
- もも上げ
- ダッシュ
- サイドキック
- ディフェンスフットワーク
といったボールを持たない動きから始めましょう。
これは選手にとっては嫌いなものが多いですが、理解させて取り組ませましょう。
その次はボールを持って
- スクエアパス
- レイアップ
- ジャンプシュート
- 3メン
- 5メン
- 3対2などのアウトナンバー
などをやります。
バスケは球技なので、とくにパスは最も重要です。
ボールを使って走ることを習慣にします。どんどん走りましょう。
さらにわたしは
- ピボット
- 1対1
- ドリブルなし2対2、3対3
などの対人技能も欠かさずやっています。
体力とボールハンドリングに加えて、判断力を養うには対人練習が必要です。
とくにドリブルなしの2対2、3対3はオススメです。
本気でやれば、すべての能力が鍛えられるからです。
時間がないときは、極論、「走り込み」と「ドリブルなし」だけやっておけばOKだと思います。
以上がフットワークです。
個人技能と体力をのばす時間帯になります。
次の1/3は「テーマ」
ここはそのときによってチームに必要だと思うこと、になります。
たとえば練習試合をしたら、速攻でミスが多かったとします。
だから速攻の練習をやりましょう、みたいな感じです。
よくあるテーマは
- チームディフェンスの確認
- スクリーンプレイ
- 速攻
こういったことでしょうか。
実際のゲームに近い形で、一部分だけを切り取って、それをくり返す。
そんな内容の練習をつくりましょう。
指導者が見て、感じて、考えることも大事ですが、何をテーマにすべきかは、選手の意見も聞いてみましょう。
とくに試合後などは、選手の意見を取り入れて練習をすると、意識が高まります。
一番良くないのは、選手が「なんでこれをやるのかよくわからん」という状態です。
それだけは気をつけます。
最後の1/3は「ゲーム」
最後は「ゲーム」です。
5対5で、ふつうにゲーム形式をしましょう。
わたしの場合は、チームプレイを重視しているので、5対5もドリブルなしからやります。
オフボールの動きを考えて、良い習慣を身につけてほしいからです。
ドリブルなし5対5、かなり効果はあります。
最後はふつうのルールでゲームです。
ゲームが嫌いな選手はいませんから、みんなよろこんでやります。
フットワークとゲームは毎日やろう
最後にゲームをやるのは、「練習でやったことを実戦で出そう」ということです。
ここは指導者によって意見が分かれることですが、
分解練習だけやって「はい、今日はおしまい」みたいな日々だと、選手がうまくなるのが遅いです。
ゲームでしかうまくなれない「感覚」みたいなものは絶対あります。
経験の少ない、若い年代ならなおさらです。
できるかぎりゲームをした方がいいのです。
しかし、ゲームばっかりやっていると、個人技能が伸びません。
わかりやすい例が、筋力です。
ゲームだけやってても、負荷がそこまでかからないので、筋力アップはしません。
だから特定のトレーニングをして筋肉を鍛えるのです。
それと同じように、最初にやる「フットワーク」で「バスケ筋」を鍛えるのです。
このフットワークは基本中の基本。
個人が伸びないのに、チームが強くなるわけがありませんから、毎日やりましょう。
「テーマ」は逆に毎日変えよう
最後に、まん中の「テーマ」については、逆に毎日変えましょう。
理由は簡単で、人は日々変化するからです。
良くなったり悪くなったりします。
そのときに応じて、課題を設けて練習内容を変えること。
現実には毎日ではなく、数日単位でもいいと思いますが、いずれにしても変化を持たせること。
これが飽きない練習にもつながります。
まとめます
- 練習時間を3分割する
- 毎日行う「フットワーク」で個人技能をのばす
- その時の課題を「テーマ」にして成長する
- 最後は毎日「ゲーム」でうまくなる
指導者によっていろいろな考え方があります。
そして正解がないからこそ面白いのです。
わたしの考えを述べましたが、あなたの参考になればうれしいです。
最後までお読みいただき感謝します。
三原学でした。それでは、また。
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