こんにちは、三原です。
最近のバスケはどんどんスピーディーになっています。
24秒ルールが、実質14秒になっていて、ゆっくりパスを回すオフェンスよりも、なるべく早くシュートに持ち込むプレイが求められているからです。
ここで紹介する「ピストルオフェンス」はNBAを中心に流行っているオフェンスです。
2019年のワールドカップでもやってるチーム多かったです。
https://twitter.com/coach_manabu/status/1247660262527619072?s=20
今のルールに最適だし、プレイもシンプルなので中高生でもできます。
とくに指導者の方は、最後まで読んでみてください。
動画講義はこちらです。
まず速攻のかたち
狙いはまず速攻です。
1がポイントガード。2と3がウイングを走ります。
そしてリバウンドにからんだフォワード、センターの4・5は後ろから追いかけてくる。そんな形です。

まずは2対1、3対2で攻めきれたら、シュートまで行きましょう。
それを狙っていても、ディフェンスが戻ってきてシュートまで行けなかった。
そしたら次の動きに入ります。アーリーオフェンスです。
①ハンドオフ
1は2にパスを出して、そのボールを手渡しでもらいに行きます。
ハンドオフをもらったら、その勢いでズバッとドライブです。
ディフェンスは置き去りにされて、レイアップになります。

②フレアー
ハンドオフパスをもらったけどドライブできなかったら、1はそこに止まりましょう。
そしてパスを出した2にセンター5がフレアースクリーンです。
2はトップでボールを受けて、3ポイントを打つか、ドライブです。
スペースが広いので、攻めやすいはずです。


③キープ
最初のハンドオフパスが出せなくて、2がボールをキープしたときのプレイです。
5はそのまま2にピックに行きます。
2は5のピックを使ってドライブしましょう。
ディフェンスがスイッチしてきたら5はゴール下にダイブして、アシストパスをもらいます。


これは3メンオートマティックと呼ばれる、3対3の基本的な動きです。
いろんなオフェンスで使えるので、覚えておきましょう。
④アット
- ハンドオフ
- フレアー
- キープ
基本的にはこの3つでプレイするんですが、ときにはサインをしたり、タイムアウト明けに使ったりするプレイを1つ紹介しましょう。
2がボールを持っていて、後ろから走ってくるセンター5に向かってドリブルをします。
そしてハンドオフをもらった5がドライブってプレイです。
「5のところでハンドオフ」なので「at アット」と呼ばれます。


これはサインプレーなので、ふつうの流れのときはやらないようにしましょう。
選択肢が多すぎるとごちゃごちゃして、パスミスにつながりますから。
基本は前述の3つ。このアットはときどきサインをしたときに使う。
そう使いわけてください。
狙いはキーor3
以上がシステムの紹介です。
これをなるべく早く、ディフェンスが戻る前に仕掛けるんです。
で、大事なのはなぜこれをやるのか?っていう本質部分。
- ゴール下でシュートしたい
- ファウルをもらいたい
- ディフェンスを収縮させたい
こういう狙いがあるんです。
ゴール下のシュートって、いちばん確率が高いですよね。
しかもぶつかり合いがあるから、ファウルももらいやすい。
フリースローがもらえれば、それまた高確率の得点チャンスです。
なのでゴール下を攻めると、相手は嫌なのでチーム全員で守ってきます。
そうしてディフェンスが収縮したら、アウトサイドの3ポイントが完ぺきにノーマークなわけです。
合言葉は「キーor3」です。キーっていうのは制限区域のこと。
最も効率のよいオフェンスを追求すると、キーor3になるんです。これが現代バスケの戦術。
理想のシュートチャートはこうなります。

この本質部分をふまえれば、戦術の中身はアレンジしてもちろんOK。
例えばセンターがいなければ、全員アウトサイドからドライブだけで仕掛けてもいいです。
いろんなアイデアがありますから、チームに応じてオフェンスを作りましょう!
このピストルオフェンスがあなたの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みくださり、感謝しています!
この記事に共感してもらえたら、「バスケの大学・図書館」ものぞいてみてください。
あなたのようなバスケ大好きな方には、きっとお役に立てる資料があるはずです。
わたしの作品集ページになっています。
ありがとうございました。それでは、また。
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
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ありがとうございました。それでは、また。