オフェンス

【バスケ】ピック&ロールの使い方【モーションオフェンス】

【バスケ】ピック&ロールの使い方【モーションオフェンス】

こんにちは、三原です。

ピック&ロールは現代のバスケにおいて、欠かすことのできない武器です。

でも、きっとあなたはこう考えていることでしょう。

  • なんでこんなにピックが流行ってるの?
  • ピック&ロールのメリットはなに?
  • やり方のコツは?

この記事では、ピックを整理して、その悩みを解決します。

動画講義はこちらです。

ピックとはかんたんに言うと

ピックとはボールマンのディフェンスにカベをつくるプレイです。

このように味方が立ってカベになれば

ドリブルをしたときに「バチン!」とぶつかって、強制的にノーマークです。

1がフリーになったのを2のマークマンBが止めようとすれば、

今度はカベだった2がノーマークになります。

つまり、ピックとは強制的に2対1をつくるプレイなのです。

目的は5秒でシュートすること

では、最近のバスケではなぜこれほどまでにピックが流行っているのか。

答えはかんたんです。ショットクロックが短いからです。

バスケでは24秒以内にシュートしなきゃいけないルールがあります。

それが年々改定されて、どんどんスピーディーになってます。

2020年の今、実質14秒でシュートしないといけないルールです。

改定の理由は、シュートを多くした方が試合がおもしろいから。

バスケの人気が出て、プレイヤーが増えるから、おもしろくしよう。

そのためには時間短縮だ!ということです。

この流れは今後ますます続くと思っています。

そこでピック&ロールは、スピーディーな試合に相性がいいんです。

さっき述べたように、シンプルに短時間でノーマークが作れます。

5秒でシュートができるんです。

ピック&ロール自体は50年以上前からあるプレイなんですが、

現代のスピードバスケにマッチしているので、流行っているということです。

エントリーとして使う

また、シュートまで行けなくても、2対1がつくりやすいということも魅力です。

いったん数的優位をつくってしまえば、ディフェンスは後追いになります。

オフェンスが有利にプレイできるわけです。

なので、最近はエントリー(プレイのはじめ)にピックを使うことが増えてます。

オフェンスの最初にピックをしかけて

  • 行けたら5秒でシュート
  • シュートできなくてもディフェンスは崩れている
  • そのあともスムーズに攻められる

という好循環のきっかけづくりというわけです。

やり方は5つにわける

ここまで読んだあなたは

  • へー、ピックはよいことが多いんだね。
  • じゃあやってみたいな。
  • どうやってやればいいの?

と思っていることでしょう。

ピックのコツは、5つにわけて考えることです。

5つとはこれです。

  1. ドライブ
  2. ロール
  3. ポップ
  4. スリップ
  5. エクスプロージョン

この5つの型を覚えて、ジャンケンをするようにディフェンスと駆け引きします。

ジャンケンはグーチョキパーの3つですよね。

ピックは5つなのです。

この5つを使って「ディフェンスがこうだったらこう」というように、

ディフェンスを読んでプレイするのです。

ちょうどジャンケンの後出しのように。

では、その5つをわかりやすく解説します。

ドライブ

ピックが引っかかったので、そのまま1がドライブです。

レイアップに行ければ最高ですし、

ディフェンスが下がったら止まってジャンプシュートもいいでしょう。

1がそのままシュートする、というもっともシンプルなプレイです。

ロール

1がシュートされたら嫌なので、ディフェンスはBが出てくるはずです。

このときに2が走り込めばノーマークですね。

大事なことは2がAをからだで押さえておくことです。

Aに前を通られたら、2対2に戻っちゃいますから。

すばやくロールして、2対1の数的優位をキープします。

これがうまくできれば、1か2のどちらかが絶対にノーマークです。

ポップ

1がドリブルしたときにディフェンスがABともに仕掛けてきた場合です。

このときはまっすぐ進めないので、1はドリブルで上がって逃げましょう。

このとき、2はノーマークなのですが、ゴール下だと遠すぎてパスが出しにくいです。

なので、パスがもらいやすい場所に出ます。

外に出る動きなのでポップといいます。

2が外のシュートができることが、大きな武器になります。

スリップ

ピックに行ったときにディフェンスが読んでるときです。

「どうせ1がドリブルだろう」と先読みすると、図のようなディフェンスになります。

これはショーディフェンスといって、よい守り方です。

ドリブルコースがふさがれますからね。

こんなときはドリブルをせず、2が直にゴール下に走りましょう。

ピック行くふりして、しなーい

みたいな感じで、すべりこむようにゴールに走る。

これがスリップです。

エクスプロージョン

これもディフェンスが先読みしているときの1手です。

ショーディフェンスを敷きます。

ディフェンスAは「どうせこっちにドリブルだ」と決めつけています。

その気持ちのウラをついて、ピックの逆にドライブです。

ディフェンスからすれば「やられた!」って感じでしょう。

エクスプロージョンとは「爆発」って意味です。

バッと急にドライブする。そんなイメージです。

なおこのプレイは、スクリーンを使わず逆に行くので、

リジェクト(拒否)とも呼ばれています。

まとめ:オフェンスはジャンケンの後出し

このバスケの大学では、しょっちゅう言ってることですが、

オフェンスはジャンケンの後出しです。

フライングは陸上でルール違反ですが、

バスケではフライングが技術です。

先に動いて、相手をあやつり、逆を突く。

その意味では、オフェンスがどうすべきかは、すべてディフェンスが教えてくれるのです。

ピック&ロールもただ形だけ真似るのではなく、

ディフェンスを読み、後出しする楽しさを感じてください。

ノーマークができる喜びは、バスケの楽しさそのものですよ!

【参考文献】

3アウト2インのモーションオフェンスは、この1冊にまとめています。

本質的な内容なので、再現性は高いです。

よかったら、ぜひ。

 

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ABOUT ME
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三原学
1981年東京生まれ。小5からバスケを始める。早稲田大学では主務としてインカレ第3位に貢献。卒業後は、母校である安田学園高校の男子バスケットボール部を指導している。常に攻撃的なバスケットボールがモットーで「やって、見て、教えて日本一楽しいバスケ」を日々追及している。特にパス&ランのオフェンス指導には定評があり、選抜チームなどのコーチも歴任。ライセンスはJBA公認B級コーチ、B級審判。「5アウトのモーションオフェンス」「ドリブルドライブモーションオフェンス」など著書多数。運営ブログ「バスケの大学」はYouTube版も好評。
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