ディフェンス

【バスケ】パックラインディフェンスの弱点

【バスケ】パックラインディフェンスの弱点

 

こんにちは、三原です。

この記事をお読みのあなたは、パックラインディフェンスに興味がありますね。

  • パックラインディフェンスについて詳しく知りたい
  • パックラインディフェンスをチームでやりたい

そうお考えだと思います。

今までパックラインディフェンスのメリットや特徴について述べてきましたが、

今回は「弱点」をお伝えします。

どんな戦術も、完全完ぺきなものはありません。

弱点を理解して、それを受け入れることは、戦術を使う上で大事なことです。

結論は「カッティングに弱い」ということです。

動画講義はこちらでどうぞ。

音声だけ聞いてもらっても理解できるようにお話ししています。

パックラインがカッティングに弱い理由

パックラインディフェンスの特徴をかんたんにまとめておきます。

  • 3ポイントの1m内側に下がる
  • 小さく守るマンツーマンディフェンス
  • ドライブに強い

こういったディフェンスです。

となりがカバーしてくれる

ボールマンはミドル方向に行かせるようにします。

ミドル方向はオフェンスが360度の選択肢を持つので、リスクもあるのですが、

カバーの味方がたくさんいる、という理由でミドルに誘導するのです。

なので、となりのディフェンダーと2人ではさみ、かんたんにドライブを止めることができます。

むずかしいローテーションもなく、混乱することもないのがメリットです。

となりのオフェンスが止まっていると有効

ということは、ボールマンのとなりのオフェンスが

  • ある程度近くにいてくれる
  • 止まっていてくれる

ということが前提条件になりますね。

カッティングされるとカバーができない

なので、逆に考えれば

  • ボールのとなりが誰もいない
  • 動いてカッティングされる

こうなると誰もカバーに行くことができません。

例えば、1が2にパスをした後、カッティングします。

マンツーマンなのでAはついていきますね。

そうすると、1が動いたあとにスペースができます。

ここにドライブされると、誰もカバーができずに、困るわけです。

これがパックラインの弱点です。

高校生以上はゾーンにしちゃえ

  • オフボールが動く
  • 動いたところをドライブされる

これが弱点ですから、おぎなうためには「オフボールが動いても、ディフェンスがついていかない」とすればいいわけです。

つまりゾーンディフェンスにしてしまえば、この弱点は解決されます。

パックラインとゾーンは相性がいい

パックラインは「小さく守る」ディフェンスです。

ドライブやポストプレイを優先的に止めて、パスアウトはクローズアウトでがんばる。

こういったディフェンスは、ゾーンディフェンスの方がやりやすかったりします。

現状のルールで、中学生以下はゾーンディフェンスが禁止ですね。

なのでこの話は高校生以上ということになりますが、戦術として「小さいゾーン」は使えます。

ゾーンの種類は3つ

かんたんにゾーンの種類を3つ紹介しておきましょう。

すべてのゾーンはこの3つのどれかに分類することができます。

  • 2−3型
  • 3−2型
  • 1−3−1型

ゴール下に強い2−3型

これはインサイドに強いゾーンです。

まん中に背の高いセンターをおいて「ゴールキーパー」みたいな役割にすると強力です。

リバウンドのポジションも取りやすいのも大きなメリットになります。

シューターをつぶす3−2型

これはアウトサイドに強いゾーンです。

とくに45度のディフェンスがしやすいので、相手のシューターをつぶすことができます。

また前列の3人がそのまま速攻に走りやすい形になっています。

とても攻撃的なゾーンです。

パニックにさせる1−3−1型

これは相手を驚かせるゾーンです。

ふつうは一番大事なゴール下を、たった1人しかおきません。

そのかわりに、コートのまん中に必ず1人はいるので、オフェンスは直線的に攻めることができないんです。

1−3−1を攻めるには、遠くへのスキップパスを多用して、ディフェンスをゆさぶるしかないんです。

ただ、この攻めはほとんどのチームは慣れてないことが多いです。

冷静に考えれば、1−3−1は「穴だらけ」の弱いゾーンなんですが、

慣れてないために試合中にパニックになる。そんな怖さがあるゾーンです。

ディナイとパックは使い分けよう

さて、マンツーマンディフェンスはパスコースをディナイするのがふつうです。

このノーマルマンツーとパックラインは、まったく相反する性格を持っています。

パックラインは

  • ドライブを止める
  • となりへのパスは守らない

これに対してノーマルマンツーは

  • パスコースをディナイ
  • ドライブのカバーはむずかしい

ということです。

「どちらがいいの?」とよく聞かれますが、「どちらも良い」がわたしの考えです。

パックとディナイ、2つを使い分けることができるのが最強だからです。

相手が強いときはパック

今日の相手はふつうに戦ったら勝てないかな。そんな試合はパックを使いましょう。

「ぜんぶ止めようとして、結局ぜんぶやられる」これが最悪です。

相手が強いんだから、全部止められっこないわけです。

それであれば

  • 確率の高いインサイドだけ徹底して止める。
  • 外はしょうがない

こんな守り方をすれば、相手も調子が狂うはずです。

リードして逃げ切るときはパック

たとえば10点リードして、残り5分だとします。

こういうときは時間を使うことが、勝つために必要なことです。

急いでシュートに行っては、相手に逆転チャンスを与えるからです。

なので自分たちはゆっくり攻めるべきですし、

相手にも時間を使わせてオフェンスさせたいです。

パックラインは小さく守るディフェンスですから、どうしても足を止めて、パスを回さないと崩せません。

直線のドライブがしにくいからです。

なので、パックをすることで、相手のオフェンスに時間をかけさせることができます。

自分たちより弱いチームにはディナイ

今日の試合は全力を出せば勝てる!

そんな相手との試合は、ディフェンスを前から仕掛けた方がいいです。

積極的にボールに当たり、パスコースをディナイしましょう。

相手が自分たちより弱いのにパックラインで下がってしまうと、相手は落ち着いてパス回しをする余裕ができます。

わざわざ余裕を持たせてしまうのです。

そうではなくて、乱戦に持ち込んだ方が走り勝ちできる相手なら、ガチャガチャ仕掛けましょう。

ディナイした方が、ペースを作りやすいです。

負けてるときはディナイ

残り5分、10点負けてる。

こんなときにパックラインで下がってしまえば、時間を使われて終わりですね。

ディナイをはって、勝負を仕掛けるしかありません!

ボールを奪い、速攻を出して逆転に持ち込む。

こんな時間帯にパックラインは不向きです。

まとめ

  • パックライン最大の武器はカバー
  • ボールのとなりのオフェンスが止まっててくれるとカバーできる
  • カッティングで動かれると困る
  • ゾーンにしてしまうと、この問題は解決
  • 強い相手にはパックラインで戦う
  • 勝ってるときはパックラインで時間を使わせる
  • 弱い相手にはディナイで仕掛ける
  • 負けているときはディナイで仕掛ける

というお話しです。

 

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ABOUT ME
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三原学
1981年東京生まれ。小5からバスケを始める。早稲田大学では主務としてインカレ第3位に貢献。卒業後は、母校である安田学園高校の男子バスケットボール部を指導している。常に攻撃的なバスケットボールがモットーで「やって、見て、教えて日本一楽しいバスケ」を日々追及している。特にパス&ランのオフェンス指導には定評があり、選抜チームなどのコーチも歴任。ライセンスはJBA公認B級コーチ、B級審判。「5アウトのモーションオフェンス」「ドリブルドライブモーションオフェンス」など著書多数。運営ブログ「バスケの大学」はYouTube版も好評。
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