【バスケ】パックラインディフェンスの基本
こんにちは、三原です。
パックラインディフェンス とは、今もっとも注目されているディフェンス戦術です。
かんたんにいうと
- 小さく守る
- ミドル側に行かせる
- なるべくローテーションしない
というマンツーマンディフェンスです。
実はシンプルですが、効果的で、中高生でもプレイすることができます。
その基本をわかりやすく解説します。
動画講義はこちらです。
パックラインとは
パックラインとは、3ポイントラインの1m内側にあるとする線のことです。
実際には描かれてませんが、そこにパックラインがあると想定するのです。
そしてこのパックラインの中にボールを入れさせないように、小さく小さく守れというのがパックラインディフェンスの考え方です。

ドリブルドライブを止めるためのディフェンス
なんでこのパックラインが流行っているかというと、最近のオフェンスはドリブルのドライブが多いからです。
今までのバスケットボールの常識では、
- ガードからフォワードへパス
- フォワードからセンターにパス
- センターが勝負
というボールの流れが基本でした。

みんな外からのシュートがうまくないので、なるべく背の高いセンターにボールを入れるというやり方です。
これを止めるためには、フォワードをディナイすればいい。これがふつうのディフェンスです。

しかし最近は、シュートの多い選手や、ドリブルの得意な選手が増えてきました。
個人のスキルが上がり、それだけバスケが進化してきたわけです。
そうなると、ウイングにボールを入れるのではなく、ガードが直接ドライブを仕掛けることが多くなります。

- フォワードも45度ではなく、ドライブコースを空けるようにコーナーに広がる。
- センターはボールの逆サイドにいて、ドライブに合わせる。
こんな形でスペーシングを取り、ドライブに合わせるプレイが最近の主流です。ドリブルドライブモーションとも言われます。
こうなると、フォワードにディナイする意味、ないですよね。
だからドライブを止めるために内側によって、カバーを重視するディエンスに進化しました。
それがパックラインディフェンスの狙いです。

ポジションどり
- ボールにはしっかりつく
- ボールのとなりはギャップに入る
- となりのとなりはヘルプに入る
これがポジションどりです。

ボールマンにはワンアームでつきます。
コーチによっては「パンチが届く距離」なんて表現することもあります。おもしろいですね。
ボールはしっかりついて、かんたんにプレイさせないってことです。
ボールのとなりはドライブコースをつぶすように立ちます。これをギャップに入るといいます。
そしてとなりのとなりはヘルプです。最悪抜かれた場合、ゴールキーパーのような存在になります。
コート上に名前をつける
この名前をつけるのもおもしろいところです。選手が何をするのか、イメージしやすくていいですね。
- センターライン = ピックアップライン
- 3ポイントの頭 = ヒートアップライン
- 3ポイントの内側 = パックライン
- ゴール下 = ブラッドエリア
かんたんに意味を紹介します。
センターライン = ピックアップライン
センターラインでマークマンをつかまえろってことです。
戻りが遅いと速攻でシュートされて、ディフェンスができません。
フットワークとか、一生懸命ディフェンス練習したことがムダになります。
だからまずは早く戻って、センターラインでマークマンをとらえなさい、ってことです。

3ポイントの頭 = ヒートアップライン
ここから先は、心を燃やして熱くなれ!ってことです。
ボールマンにはここから先は、ワンアームでついて勝負だぞ!そんな意味ですね。
ボールマンを自由にさせるとパックラインディフェンスは崩壊ですから、熱い気持ちをここで作れというラインです。

3ポイントの内側 = パックライン
最初にお話ししたパックラインです。
ボールマンにはワンアームでついているかわりに、他の4人はパックラインの内側で小さく守ります。

ゴール下 = ブラッドエリア
制限区域の下半分。ここは何があってもボールを入れさせちゃいけないエリアです。
ブラッドとは「血」ですね。流血してでも止めろ!みたいな過激な名前です。
気持ちは伝わりますね〜。

まとめ
ボールにはついて、4人がカバー。絶対に抜かせない。これ、理論的には完ぺきです。
最近多くなったドリブルドライブに対抗する戦術として、パックラインが注目されていますよ、というお話しです。
最後までお読みくださり、感謝しています!
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ありがとうございました。それでは、また。
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